遠藤乾

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遠藤 乾(えんどう けん、1966年3月27日 - )は、日本政治学者北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院教授。専門は政治学。特に国際政治EU安全保障研究[1]

来歴[2][編集]

東京都出身。桐蔭学園高等学校卒業、北海道大学法学部卒業後、ベルギールーヴァン・カトリック大学修士課程、欧州委員会未来工房専門調査員を経て、オックスフォード大学で政治学博士号取得。

その後、在イタリア欧州大学院大学ジャン・モネ研究員、米ハーバード法科大学院エミール・ノエル研究員、在台湾国立政治大学客員教授、東京大学法学部非常勤講師、京都大学法学部非常勤講師、仏パリ政治学院客員教授、欧州大学院大学フェルナン・ブローデル上級研究員などを歴任。

読売新聞』コラム、『毎日新聞』時評フォーラム、『外交フォーラム』書評欄で連載していたほか、NHKテレビ朝日TBSなどのテレビ・ラジオ番組でゲスト・コメンテータとしてしばしば登場し、三角山FMにて「遠藤乾のフライデースピーカーズ」のパーソナリティを務める。

2014年、『統合の終焉―EUの実像と論理』で第15回読売・吉野作造賞受賞。

2015年より、外務省政策評価委員。2016年より、朝日新聞論壇委員。

著作[編集]

単著[編集]

  • The Presidency of the European Commission under Jacques Delors: The Politics of Shared Leadership (Macmillan, 1999).
  • 『統合の終焉――EUの実像と論理』(岩波書店、2013年)
  • 『欧州複合危機――苦悶するEU、揺れる世界』(中央公論新社、2016年)

共同編集代表[編集]

シリーズ「日本の安全保障」(岩波書店, 2014―15年)https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/028751+/top.html  

  •  第1巻 安全保障とは何か(遠藤誠治・遠藤乾編、2014年)
  •  第2巻 日米安保と自衛隊(遠藤誠治編、2015年)
  •  第3巻 立憲的ダイナミズム(水島朝穂編、2015年)
  •  第4巻 沖縄が問う日本の安全保障(島袋純・阿部浩己編、2015年)
  •  第5巻 チャイナ・リスク(川島真編、2015年)
  •  第6巻 朝鮮半島と東アジア(木宮正史編、2015年)
  •  第7巻 技術・環境・エネルギーの連動リスク(鈴木一人編、2015年)
  •  第8巻 グローバル・コモンズ(遠藤乾編、2015年)

共著[編集]

編著[編集]

  • 『グローバル・ガバナンスの最前線――現在と過去のあいだ』(東信堂, 2008年)
  • 『ヨーロッパ統合史』(名古屋大学出版会, 2008年)
  • 『原典ヨーロッパ統合史――史料と解説』(名古屋大学出版会, 2008年)
  • 『グローバル・ガバナンスの歴史と思想』(有斐閣, 2010年)
  • 『歐洲統合史』(國立編譯館主譯、王文萱譯)(台北、五南圖書出版、2010年)
  • 『ヨーロッパ統合史(増補版)』(名古屋大学出版会, 2014年)
  • 『グローバル・コモンズ』(岩波書店, 2015年)

共編著[編集]

  • 山口二郎・山崎幹根)『グローバル化時代の地方ガバナンス』(岩波書店, 2003年)
  • 城山英明石田勇治)『紛争現場からの平和構築――国際刑事司法の役割と課題』(東信堂, 2007年)
  • (板橋拓己)『複数のヨーロッパ――欧州統合史のフロンティア』(北海道大学出版会, 2011年)
  • 鈴木一人)『EUの規制力』(日本経済評論社, 2012年)
  • 遠藤誠治)『安全保障とは何か』(岩波書店, 2014年)

共訳書[編集]

  • (佐藤崇子・井口保宏・宮井健志)『軽いシティズンシップ――市民、外国人、リベラリズムのゆくえ』(岩波書店、2013年)

主要論文[編集]

雑誌論文[編集]

  • “La Presidenza della Commissione Europea. Vincoli e Risorse.” Rivista Italiana di Scienza Politica, XXV/3, Dicembre 1995
  • 「さまよえるヨーロッパ統合:デモクラシーとテクノクラシーの狭間」『世界』642号、1997年11月
  • 「重層化する政治空間:ポスト通貨統合の秩序像」『世界』658号、1999年2月
  • “Subsidiarity and Its Enemies: To What Extent Is Sovereignty Contested in the Mixed Commonwealth of Europe?” EUI Working Paper RSC 2001/24, July 2001
  • 「感染症はいかにして国際政治の問題足りうるか」『科学』(岩波書店)、75巻1号、2005年1月
  • 「ISAF参加の是非をめぐり議論の本位を定る事」『世界』772号、2007年12月
  • 「冷戦後二〇年―ユートピア殺しを超えて」『外交フォーラム』(「ベルリンの壁崩壊から20年」特集号)2009年12月号
  • “Towards a Transnational Intimate Sphere?―'Care Deficit' and Global Householding in East Asia―,” Hokkaido Law Review, 62/6, 2012
  • 「ユーロ危機の深層―対岸の火事を超えて」『アステイオン』76号、2012年5月
  • 「グローバル化2・0―TPP賛否両極論を排す」『中央公論』128巻、2013年3月。
  • 「統合と分断の同時深化こそ欧州の「新常態」」 (ギリシャ対EU特集)『中央公論』129(4)号、2015年4月、144-151頁。
  • 「EUの歴史と将来―ヨーロッパはどこに向かうのか」『国際問題』641号、2015年5月、5-15頁。
  • 「危機を生きる ─ ギリシャの国民投票後のEU」『學士會会報』No.914、2015年9月、26-33頁。

単行本所収論文[編集]

  • 「ヨーロッパ統合のリーダーシップ――ジャック・ドロールの権力と行動」佐々木隆生中村研一編『ヨーロッパ統合の脱神話化――ポスト・マーストリヒトの政治経済学』(ミネルヴァ書房、1994年)
  • “The Security Foundations of Economic Integration: A Comparison between East Asia and Western Europe,” Christopher Dent and David Huang eds., Northeast Asian Regionalism: Learning from the European Experience (London: RoutledgeCurzon, 2002)
  • 「主権とヨーロッパ統合──主権の絶対性・一体不可分性・永遠性を中心に」大芝亮古城佳子石田淳編『日本の国際政治学(2)国境なき国際政治』(有斐閣, 2009年)-->
  • 「ヨーロッパ統合に向けて―起点としての第一次世界大戦」『現代の起点・第一次世界大戦 4 遺産』岩波書店、2014年。

連載[編集]

出演番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^  人となりについては、http://www.kuleuven.be/ci/0previous/03.pdf Profile Article: ‘Leuven, Oxford, and Sapporo: East is East, West is West?’ Campuskrant International, Katholieke Universiteit Leuven, April 2000;「「旧約聖書」との出会い―信仰、カトリシズム、国際政治」『外交フォーラム』246(2009年1月)号、103頁;「私のユートピア」『J-Mail No.8』(北海道大学法学研究科高等法政センターNewsletter)2002年春号 http://www.juris.hokudai.ac.jp/~academia/newsletter/no8/#essay 参照 
  2. ^ http://pr.fc2.com/kenendo/

関連項目[編集]

外部リンク[編集]