杉全直

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杉全 直(すぎまた ただし、1914年3月26日 - 1994年1月23日)は、東京都品川区出身の洋画家浦和画家東京芸術大学教授、多摩美術大学教授。

人物[編集]

洋画家であるが、東京美術学校系統のシュルレアリスムのグループで目立った活動をしていた「貌」に参加し、平面作品のみではなく、立体作品を中心に制作した時期もある。現代日本美術展、日本国際美術展などで優秀賞を受賞し、日本の抽象絵画をリードする一人となった[1]

経歴[編集]

1924年兵庫県姫路市に移住。その後、美術学校進学のためアトリエ村として画家が多く集まっていた埼玉県浦和市(現・さいたま市浦和区)へ移住し浦和画家にひとりに数えられる。1933年東京美術学校(現:東京芸術大学)油画科予科に入学。その後、本科に入科し、1938年に卒業。

1939年福沢一郎ら40名の前衛活動家と共にシュルレアリスム運動で知られる美術文化協会の創立同人となる。 戦後もシュルレアリスム的な作品を制作していたが、抽象表現主義的な作風へ移行。

1950年代から国内外を問わず、数多くの美術展に出品する。その後、多摩美術大学教授や東京芸術大学教授を務めた。1981年、第31回芸術選奨文部大臣賞を受賞。

1990年頃までは意欲的に制作に打ち込む。1994年、脳梗塞のため死去。

脚注[編集]

  1. ^ 『埼玉の画家たち』 さきたま出版会 2000年

関連項目[編集]