朱色5号

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朱色5号
慣用色名称「柿色」
 
16進表記 #CA4F3C
RGB (202, 79, 60)
マンセル値 8.3R 5/11.1
出典 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」
朱色5号を地色としたキハ35系
朱色5号を帯色として使用した489系電車

朱色5号(しゅいろ5ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた名称の1つである。

概要[編集]

それまで気動車に使用されていた朱色4号よりも少し明るい色で、「柿色」とも呼ばれる。

1975年大宮工場相模線キハ10系に試験採用したのが最初である。これは塗装工程の簡略化を狙ったもので、首都圏の線区から始まったことから首都圏色という通称で呼ばれていた。その後1978年の塗装規程変更により、本色は首都圏以外にも波及し、事実上の一般形気動車標準色として使用された。一般型気動車はもとより、既に格下げ使用が主体となっていたキハ55系の一部にも波及した。また、このころに登場したキハ40系では、製造当初から本色が採用された。

登場時期が国鉄末期と重なったこともあり、十分な車体洗浄がなされなかったことや、この色自体が褪せやすかったこともあり、乗客や趣味者の間での評判は決して良くなかった[1]。卑称として「タラコ」とも呼ばれ、退色が進んだものは「焼きタラコ」と揶揄されることもあった。国鉄分割民営化を目前にした1985年頃から、ローカル線のイメージアップのため、一般型気動車でも線区ごと・地域ごとのカラーリングが採用されることになり[2]、特にJR発足後は急速に使用例が減少した。本色を一般型気動車の標準色して使用し続けたのは、西日本旅客鉄道(JR西日本)米子支社のみとなった。他のJR各社では2000年代以降リバイバルカラーとして登場することが多く、国鉄時代に存在しなかった車両に塗られた事例もある。

一方JR西日本では2009年12月から、経費節減の一環として塗装工程の簡略化を図るため、米子支社以外の支社でも気動車の標準色として再び朱色5号の単色化が進められている[3][4]。そのため、国鉄時代に存在しなかったキハ120形200番台も本塗装に変更されている。

使用車両[編集]

近似色[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 同時期に塗装簡略化を狙って登場した塗色には京成電鉄新赤電色東武鉄道セイジクリーム大阪市営地下鉄50系などのアッシュグリーンがあるが、朱色5号同様評判は良いとは言えなかった。また、2009年からJR西日本で実施している電車の単色化も、本色登場の経緯になぞらえ「末期色」と呼ばれている。
  2. ^ この地域カラーリングの嚆矢は、奇しくも本色が最初に採用された相模線であった。
  3. ^ ローカル線“一色二鳥”ご当地カラー JR西、塗装の経費削減MSN産経ニュース[リンク切れ]
  4. ^ JR西日本・プレスリリース[リンク切れ]
  5. ^ キハ110-121が首都圏色に railf.jp 鉄道ニュース、2015年3月7日

関連項目[編集]