播磨下里駅

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播磨下里駅
駅舎
はりましもさと
Harimashimosato
法華口 (1.9 km)
(1.8 km)
地図
所在地 兵庫県加西市王子町野中[1]
北緯34度53分11.62秒 東経134度50分23.98秒 / 北緯34.8865611度 東経134.8399944度 / 34.8865611; 134.8399944座標: 北緯34度53分11.62秒 東経134度50分23.98秒 / 北緯34.8865611度 東経134.8399944度 / 34.8865611; 134.8399944
所属事業者 北条鉄道
所属路線 北条線
キロ程 8.0 km(粟生起点)
電報略号 シモ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
乗降人員
-統計年度-
87人/日
-2018年-
開業年月日 1917年大正6年)8月14日[1]
備考 委託駅
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下里庵
所在地 兵庫県加西市王子町野中(播磨下里駅駅舎内)
本尊 弘法大師
創建年 2006年平成18年)
開山額田寺住職(播磨下里駅ボランティア駅長)
公式サイト 額田寺と下里庵
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播磨下里駅(はりましもさとえき)は、兵庫県加西市王子町野中にある北条鉄道北条線[1]

歴史[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]。北東寄りに木造の駅舎を持つ[1]。駅舎は1918年に建設されたものである[1]。この駅舎とプラットホームについて、文化審議会は2013年11月に登録有形文化財とする答申を文部科学大臣に答申した(他に法華口駅長駅も対象)[9]

基本的には無人駅だが、特定の日を寺院「下里庵」として駅事務室を開放しており、この日に限って管理を受託している住職がボランティア駅長として、乗車券の臨時委託発売を行う[1]2006年(平成18年)北条鉄道公募により、鉄道趣味のある僧侶がボランティア駅長として駅と寺院を合体した下里庵を開設し[10][2]勤行読経)・座談会などが月に2回開催される[11]

2012年(平成24年)8月、地方企業の無償労働奉仕と浄財(寄付)によって最新式多目的トイレと駅前駐車場が整備された。また、駅ホーム上に石庭が整備された[12][13][6]

利用状況[編集]

1日乗降人員推移[14]
年度 1日平均人数
2011年 70
2012年 80
2013年 80
2014年 73
2015年 80
2016年 79
2017年 89
2018年 87

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

北条鉄道
北条線
法華口駅 - 播磨下里駅 - 長駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、223頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、18-20頁。 
  3. ^ “日本国有鉄道公示第180号”. 官報. (1973年10月1日) 
  4. ^ 「通報 ●加古川線市場駅ほか8駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1973年10月1日、9面。
  5. ^ 「加古川線などの営近を実施 大鉄」『交通新聞』交通協力会、1973年10月2日、1面。
  6. ^ a b “北条鉄道播磨下里駅 石庭とトイレ新設 住民がボランティアと寄付 鉄道利用増へあす竣工式”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 25(北播). (2012年8月4日) 
  7. ^ a b 北条鉄道 沿革”. 北条鉄道. 2022年10月6日閲覧。
  8. ^ 北条鉄道播磨下里駅本屋及びプラットホーム”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2022年10月6日閲覧。
  9. ^ 加西・北条鉄道木造駅舎、有形文化財登録に喜びの声 - 神戸新聞2013年11月16日
  10. ^ 下里庵縁起”. 2013年7月27日閲覧。
  11. ^ 下里庵開扉日”. 額田寺と下里庵. 額田寺. 2022年12月1日閲覧。
  12. ^ 路面図・駅紹介”. 北条鉄道. 2015年12月17日閲覧。
  13. ^ 播磨下里駅におけるトイレと石庭完成について”. 北条鉄道. 2013年7月27日閲覧。[リンク切れ]
  14. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2020年9月11日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]