掛川恭子
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かけがわ やすこ 掛川 恭子 | |
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生誕 |
1936年1月13日 日本・東京都 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
津田塾大学 アルバータ大学 |
職業 | 翻訳家 |
掛川 恭子(かけがわ やすこ、1936年1月13日 - )は、日本の翻訳家。
来歴・人物
[編集]東京府生まれ。津田塾大学英文学科に入学し、在学中に乙骨淑子、奥田継夫、山下明生、八木田宜子らと同人誌「こだま」に参加。大学卒業後、カナダのアルバータ大学に学ぶ。主に英米の児童文学・絵本の翻訳にたずさわり、キャサリン・M・ペイトンの「フランバーズ屋敷の人びと」で大人の間でも評判になる。ついでL・M・モンゴメリの「赤毛のアン」シリーズ10冊を完訳した。
著書
[編集]- 『「赤毛のアン」の故郷へ いまよみがえる「アンの世界」』(講談社カルチャーブックス) 1991
翻訳
[編集]- 『せんとかたち』(ソルベイグ・ポールソン・ラッセル、福音館書店、福音館の科学シリーズ) 1969
- 『雪の上のあしあと』(ジーン・ジョージ、福音館書店、福音館の科学シリーズ) 1969
- 『からすが池の魔女』(E・G・スピア、岩波書店) 1969
- 『巨人グルースキャップ』(ケイ=ヒル、あかね書房、こども世界の民話 カナダ編) 1969
- 『クリスの小いぬ』(エリック・ホン・シュミット、あかね書房) 1970
- 『長かった週末』(ホーナー・アランデル、学習研究社) 1970
- 『ヤマネコは見ていた』(アルキ・ゼイ、岩波書店) 1970
- 『ナナボゾのぼうけん』(カナダ民話、ポプラ社、おはなし傑作絵本) 1970
- 『ワンプのほし』(ビル・ピート、あかね書房) 1971
- 『生きている氷河』(ワイラー、福音館書店) 1972
- 『若草物語』(ルイザ・メイ・オールコット、学習研究社) 1974、のち講談社文庫
- 『小さな魔法のほうき』(メアリー・スチュアート、あかね書房) 1975
- 『白鳥の夏』(ベッツイ・バイアーズ、冨山房) 1975
- 『バビロンまではなんマイル』(ポーラ・フォックス、冨山房) 1976
- 『ある野ウサギの物語』(B・B・リーパス、福音館書店) 1977 、のち改題『野うさぎの冒険』(岩波少年文庫)
- 『アルフはひとりぼっち』(コラ・アネット、あかね書房) 1977
- 『ぞうのはなはなぜ長い』(キップリング、講談社) 1978
- 『魔女のたまご』(マデライン・エドモンドソン、あかね書房) 1978
- 『川はながれる』(アン・ランド、岩波書店) 1978
- 『うたうカメレオン』(ほるぷ出版、世界むかし話(アフリカ)) 1979
- 『はちみつはちみつ』(ウィリアム・リプキンド、佑学社) 1980
- 『ジャマイカの太陽』(C・イブラード・パーマー、岩波少年文庫) 1980
- 『ピーター・ペニーのダンス』(ジャネット・クイン=ハーキン、ほるぷ出版) 1980
- 『クマとキングバード』(グリム童話、ほるぷ出版) 1981
- 『アンクル・サムの遺産』(E・ラスキン、あかね書房) 1981
- 『南アフリカの民話』(バーナ=アーダマ、偕成社) 1982
- 『初恋は夏のゆうべ』(アン・ファイン、講談社、セシール文庫) 1982
- 『ボブシーきょうだい探偵団 1』(ローラ・リー・ホープ、佑学社) 1983
- 『さよなら、金色のライオン』(スーザン・E・ヒントン、大和書房) 1983
- 『いたずらスニップ いねむりダンカン』(N・ベンチリー、あかね書房) 1984
- 『魔女集会通り26番地』(ディアナ=ウィン=ジョーンズ、偕成社) 1984
- 『ぼくとちいさなダッコッコ』(ウルフ・ニルソン、佑学社) 1984
- 『ぼくのイヌ』(ナネット・ニューマン、国土社) 1985
- 『おばあちゃんとわたし』(シャーロット・ゾロトウ、あかね書房) 1986
- 『車の上にゾウがいる!? ジェレミー・ジェームズのおはなし』(デービッド・H・ウィルソン、佑学社) 1986
- 『ねことカナリア』(マイケル・フォアマン、佑学社) 1986
- 『バーティーとなかよしゆうれい』(キャサリン・セフトン、国土社) 1987
- 『ゆうれいがでた!』(デービッド・H・ウィルソン、佑学社) 1988
- 『せかいいちゆうめいなフレッド』(ポージー・シモンズ、佑学社) 1988
- 『ねことまほうのたこ』(ヘレン・クーパー、岩波書店) 1988
- 『ミラーストーン・ふしぎな鏡』(マイケル・パリン、岩波書店) 1989
- 『ルル ゆきのひのぼうけん』(ポージー・シモンズ、佑学社) 1989
- 『きのうのぼくにさようなら』(ポーラ・フォックス、あかね書房) 1989
- 「完訳 赤毛のアンシリーズ」 1 - 10(ルーシー・モード・モンゴメリー、講談社) 1990 - 1991、のち講談社文庫
- 『おばあちゃんのすてきなおくりもの』(カーラ・スティーブンズ、のら書店) 1990
- 『Anne 赤毛のアンの贈り物』(モンゴメリー、山本容子画、講談社) 1991
- 『ヘスターとまじょ』(バイロン・バートン、佑学社) 1991
- 『ふたりの星』(ロイス=ローリー 卜部千恵子共訳 講談社) 1992
- 『ほね、ほね、きょうりゅうのほね』(バイロン・バートン、佑学社) 1992
- 『ウィロビー館のオオカミ』(ジョーン=エイキン、講談社青い鳥文庫) 1992
- 『ベントリー・ビーバーのものがたり』(マージョリー・W・シャーマット、のら書店) 1993
- 『エミリー』(マイケル・ビダード、ほるぷ出版) 1993
- 『魔女たちのハロウィーン』(エドリアン・アダムス、佑学社) 1993
- 『とってもふしぎなクリスマス』(ルース・ソーヤー、ほるぷ出版) 1994
- 『おじいちゃんのカメラ』(パトリシア・マクラクラン、偕成社) 1994
- 『もりのキャンプ』(ロザモンド・ドーアー、講談社) 1994
- 『潮風のおくりもの』(パトリシア・マクラクラン、偕成社) 1995
- 『続・若草物語』(オルコット、講談社文庫) 1995
- 『ザ・ギバー 記憶を伝える者』(ロイス・ローリー、講談社) 1995
- 『ひもってすごい!』(ジュディ・ヒンドリー、岩波書店) 1996
- 『キャサリンとライオン』(クレア・ジャレット、小峰書店) 1996
- 『113びきのねこのてがみ』(113びきのねこ&ビル・アドラー、偕成社) 1996
- 『みずうみにきえた村』(ジェーン・ヨーレン、ほるぷ出版) 1996
- 『はいっちゃだめ!』(マイケル・ローゼン、岩波書店) 1997
- 『マディーのダンス』(クレア・ジャレット、小峰書店) 1999
- 『古城の幽霊ボガート』(スーザン・クーパー、岩波書店) 1999
- 『ネス湖の怪獣とボガート』(クーパー、岩波書店) 1999
- 『コーラルの海』(サイモン・パトック、小峰書店) 2000
- 『満月をまって』(メアリー・リン・レイ、あすなろ出版) 2000
- 『クリスマス人形のねがい』(ルーマー・ゴッデン、岩波書店) 2001
- 『ちいさな赤いとうだい』(ヒルデガード・H・スウィフト、BL出版) 2004
- 『天からのおくりもの イザベルとふしぎな枝』(ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン、BL出版) 2004
- 『ちいさなくし』(M・ポプルトン、佐野洋子絵、福音館書店) 2005
- 『灯台守のバーディ』(デボラ・ホプキンソン、BL出版) 2006
キャサリン・M・ペイトン
[編集]- 『愛の旅だち フランバーズ屋敷の人びと 1』(キャサリン・M・ペイトン、岩波書店) 1973 のち岩波少年文庫
- 『雲のはて フランバーズ屋敷の人びと 2』(ペイトン、岩波書店) 1973、のち少年文庫
- 『めぐりくる夏 フランバーズ屋敷の人びと 3』(ペイトン、岩波書店) 1973、のち少年文庫
- 『バラの構図』(K・M・ペイトン、岩波書店) 1974、のち少年文庫
- 『愛ふたたび フランバーズ屋敷の人びと』(K・M・ペイトン、岩波少年文庫) 1986
- 『運命の馬ダークリング』(ペイトン、岩波書店) 1994
イルズ=マーグレット・ボーゲル
[編集]- 『ふたりのひみつ』(I・ボーゲル、あかね書房) 1977
- 『おばあちゃんがいるから』(イルズ=マーグレット・ボーゲル、岩波書店) 1980
- 『さよならわたしのおにいちゃん』(I・ボーゲル、あかね書房) 1982
「小さな魔女ドリー」
[編集]- 『ドリーと悪魔のわるだくみ』(P・クームス、あかね書房、小さな魔女ドリー 1) 1979
- 『ドリーとこわいゆめモンスター』(P・クームス、あかね書房、小さな魔女ドリー2) 1980
- 『ドリーとにせものドリー』(P・クームス、あかね書房、小さな魔女ドリー3) 1980
- 『ドリーと魔法のくすり』(P・クームス、あかね書房、小さな魔女ドリー4) 1980
- 『ドリーとたからもの発見機』(P・クームス、あかね書房、小さな魔女ドリー5) 1980
- 『ドリーとゆうれいやしき』(P・クームス、あかね書房、小さな魔女ドリー6) 1981
「はらぺこオオカミ」
[編集]- 『ポリーとはらぺこオオカミ』(キャサリン・ストー、岩波書店) 1979
- 『はらぺこオオカミがんばる』(キャサリン・ストー、岩波書店) 1979
- 『まだまだはらぺこオオカミ』(キャサリン・ストー、岩波書店) 1994
「バンブルムース先生」
[編集]- 『バンブルムース先生とゆかいななかま』(ハンス・アンドレウス、佑学社) 1981
- 『バンブルムース先生、自動車を買う』(ハンス・アンドレウス、佑学社) 1981
- 『バンブルムース先生、1等賞をとる』(ハンス・アンドレウス、佑学社) 1982
ヴァージニア・ハミルトン
[編集]- 『わたしはアリラ』(ヴァジニア・ハミルトン、岩波書店) 1985
- 『ジュニア・ブラウンの惑星』(ヴァジニア・ハミルトン、岩波書店) 1988
- 『キャミーの八月』(ヴァジニア・ハミルトン、講談社) 1994
- 『雪あらしの町』(ヴァジニア・ハミルトン、岩波書店) 1996
バーバラ・クーニー
[編集]- 『ルピナスさん 小さなおばあさんのお話』(バーバラ・クーニー、ほるぷ出版) 1987
- 『ぼくの島』(バーバラ・クーニー、ほるぷ出版) 1990
- 『おおきななみ ブルックリン物語』(バーバラ・クーニー、ほるぷ出版) 1991
- 『おちびのネル ファースト・レディーになった女の子』(クーニー、ほるぷ出版) 1997
「わたしのひみつノート」
[編集]- 『愛って、なあに?』(ロイス=ロウリー、偕成社、わたしのひみつノート) 1988
- 『おとなりさんは魔女かしら』(ロイス=ロウリー、偕成社、わたしのひみつノート2) 1989
- 『ただいまアルバイト募集中』(ロイス=ロウリー、偕成社、わたしのひみつノート3) 1989
- 『ないしょのペット日記』(ロイス=ロウリー、偕成社、わたしのひみつノート4) 1989
ビジョー・ル・トール
[編集]- 『ことりのいえ』(ビジョー・ル・トール、河合楽器製作所・出版事業部) 1995
- 『ぼくのはたけ』(ビジョー・ル・トール、河合楽器製作所・出版事業部) 1995
- 『みんなのうし』(ビジョー・ル・トール、河合楽器製作所・出版事業部) 1996
サーラ・ファネッリ
[編集]- 『オオカミだぁ!』(サーラ・ファネッリ、岩波書店) 1998
- 『イヌのすべて』(ファネッリ、岩波書店) 1998
- 『さあ、ゆめのじかんです』(ファネッリ、岩波書店) 1999
脚注
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