捜査官X

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
捜査官X
タイトル表記
繁体字 武俠
簡体字 武侠
ピン音 Wŭ xiá
粤語ピン音 mou5 haap6
英題 Dragon
各種情報
監督 ピーター・チャン
脚本 オーブリー・ラム
製作 ピーター・チャン
ジョジョ・ホイ
出演者 ドニー・イェン
金城武
タン・ウェイ
ジミー・ウォング
クララ・ウェイ
リー・シャオラン
音楽 チャン・クォンウィン
ピーター・カム
チャッチャイ・ポンプラパーパン
主題歌 「迷走江湖」
作詞作曲: ドウ・ウェイ
歌: ドウ・ウェイ
撮影 ジェイク・ポロック
ライ・イウファイ
アクション指導 ドニー・イェン(アクション監督)
谷垣健治、イム・ワー
衣装 ドラ・ン
美術 イー・チュンマン、スン・リウ
製作会社 我們製作有限公司
星美伝媒集団有限公司
鼎盛文化産業投資有限公司
幸福藍海影視文化集団有限責任公司
雲南電影制片廠
配給 我們発行有限公司
香港の旗立基電影発行
アメリカ合衆国の旗ワインスタイン・カンパニー
日本の旗 ブロード・メディア・スタジオ
公開 中華人民共和国の旗 2011年7月4日
中華民国の旗2011年7月22日
香港の旗 2011年7月28日
日本の旗 2012年4月21日
アメリカ合衆国の旗 2012年11月30日
その他アジア各国で公開
上映時間 115分
製作国 香港の旗 香港中華人民共和国の旗 中国
言語 普通話四川語
テンプレートを表示

捜査官X』(そうさかんX、原題:武侠、英題:Dragon)は、2011年に公開された香港・中国合作映画。

概要[編集]

邦題『捜査官X』の「X」は金城武が演じる徐百九(シュウ・バイジュウ)の姓である徐の中国語ピン音読みxú からきているという。劇中で金城武が喋っているのは中国四川省の方言である四川語で、二枚目人気俳優の口から出る意外ななまりが中華圏公開時に大きな話題を呼んだ。なお、ドニー・イェンと教主の妻が駆け抜ける屋根の撮影にはワイヤーや安全装置は一切使用されていない。教主の妻は、過去に女性クンフースターとして一世を風靡したクララ・ウェイベティ・ウェイ)。そして教主は、かつてアジアで「天皇巨星」と呼ばれたクンフー映画の大スタージミー・ウォングが演じている。

アクション監督もつとめたドニー・イェンを補佐するスタントコーディネーター谷垣健治とイム・ワー。日本人スタントマンも参加した。

第64回カンヌ国際映画祭特別招待作品。第16回釜山国際映画祭特別招待作品。第7回大阪アジアン映画祭クロージング作品。第55回サンフランシスコ国際映画祭特別招待作品。第2回フランス中国映画祭上映作品。第28回LAアジア太平洋映画祭特別招待作品。第67回エディンバラ国際映画祭特別招待作品。第16回ファンタジア国際映画祭特別招待作品。第11回NYアジアン映画祭特別上映作品。

アメリカTIME誌では、公開館が少なかったにもかかわらず2012年度"TOP10 BEST MOVIES"の8位に選ばれている [1]

あらすじ[編集]

1917年初夏の中国雲南省の小さな村で奇妙な事件が発生する。両替商に押し入った2人組の強盗が謎の死を遂げる。捜査官シュウは強盗の1人が指名手配中の凶悪犯イェンだったことに驚く。一介の紙職人ジンシーの必死の抵抗で強盗犯たちは自滅したという。イェンの両目が充血していたことから、殺しのプロだと気づいたシュウはジンシーへの尋問を開始する。妻アユー、幼い2人の子どもと慎ましく暮らすジンシーは好人物だと誰もが口を揃える。ようやく、故郷の荊州で殺人を犯して10年の刑に服した後、この村に流れ着いた、という告白を引き出す。蠅も寄り付かない強さを試すために背後から鎌を振り下ろすが、抵抗されない。

荊州でジンシーの過去を探っていた同僚からジンシーが凶悪な暗殺集団「七十二地刹(ちさつ)」のナンバー2ではないかという情報が入る。上司は手を引けというが、シュウは逮捕状を手に村へ急ぐ。村に「七十二地刹」の一味が押し寄せ、ジンシーを試す。彼は「七十二地刹」の教主の息子タンロンだったのだ。家族の前で母子の厳しい戦いが始まる…。

「七十二地刹」が襲ってくるが、シュウがツボで死んだふりをさせて逆襲。左腕を切り[2]、恩は返したといって絶縁。教主との激しい戦いが始まる…。

出演[編集]

役名、俳優、日本語吹替の順に表記。

スタッフ[編集]

  • 監督:ピーター・チャン
  • 製作:ピーター・チャン、ジョジョ・ホイ
  • 脚本:オーブリー・ラム
  • 撮影:ジェイク・ポロック、ライ・イウファイ
  • 美術:イー・チュンマン、スン・リウ
  • 衣裳:ドラ・ン
  • 音楽:チャン・クォンウィン、ピーター・カム、チャッチャイ・ポンプラパーパン
  • 主題歌:「迷走江湖」
    作詞作曲: ドウ・ウェイ
    歌: ドウ・ウェイ
  • アクション監督ドニー・イェン
  • スタントコーディネーター:谷垣健治イム・ワー
  • アシスタント・スタントコーディネーター:トニー・タン(譚鎮渡)、チョン・ビンチェン(張炳全)
  • スタント:大内貴仁、佐久間一禎、稲留正樹、他

主な受賞[編集]

第48回台湾金馬奨
第6回アジア・フィルム・アワード
  • 最佳撮影賞、最佳美術指導賞、最佳原創音楽賞
第31回香港電影金像奨
  • 最佳撮影賞、最佳原創電影音楽賞
第1回幕后英雄盛典(第1回HAMILTON BEHIND THE CAMERA AWARDS)
  • 最佳動作指導賞(ドニー・イェン)、最佳美術指導賞

ソフトウェア[編集]

  • 日本では2012年10月12日に、TSUTAYAにて独占レンタル開始。2012年11月2日にDVDならびにBlu-rayがハピネットより発売。セル版の特典にはメイキング映像や、大槻ケンヂと本作にて出演ならびアクション指導を務めた谷垣健治のオーディオ・コメンタリーがついている。
  • 香港盤ならび韓国盤には普通話、広東語(ドニー・イェン、金城武、タンウェイ本人の声)音声トラックが収録されている。

脚注[編集]

  1. ^ TIME Top 10 Everything of 2012/Top 10 Best Movies 8.Dragon”. TIME. 2014年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月4日閲覧。
  2. ^ この映画で教主を演じ、『片腕ドラゴン』(1972年)と『片腕カンフー対空とぶギロチン』(1975年)監督・主演へのジミー・ウォングへのオマージュとなっている。

外部リンク[編集]