性犯罪者GPS監視

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性犯罪者GPS監視(せいはんざいしゃGPSかんし)とは、性犯罪を犯した前歴者を、GPSを利用して監視することをいう。

Bracelet électronique

現在特定の前歴者にGPSの取り付けを義務付ける制度がある国はアメリカ合衆国(半分以上の州)、大韓民国イギリスフランスドイツカナダスウェーデンなどで実施されており[1]、日本、台湾オーストラリアブラジルでも導入が検討されている。

韓国での状況[編集]

韓国では2007年に、位置追跡電子装置装着法が成立した。法案はハンナラ党議員による議員立法であり、当初は人権侵害だとの反対が強かったが、2006年に起きた、執行猶予中の性犯罪者によって小学生が性的暴行を受け殺された事件が法案成立を後押しした。

当初の対象者は、13才未満の児童に対する性暴力犯罪者だったが、2010年の改正で殺人や未成年者(19歳未満)誘拐にまで拡大している。監視は24時間体制で、禁止地域や禁止地域近くの緩衝地域に対象者が入ると、警察が対象者に電話する。緊急事態と判断される場合には警察が急行する。もっとも、韓国はGPS監視だけに注力しているわけではなく、被害者保護や性暴力を起こさせないための教育にも力を入れている。

2010年10月12日までの2年間で、装置を付けた810人のうち同種再犯者は4名にとどまっていたが、2011年には14人と急増した。原因は「GPS装着者が急増したため」(法務部)としている。

足輪の機能[編集]

  • 端末と充電器がセットになっている
  • 足首のブレスレットが外れたり切断されたりすると同じく通報される。
  • プールのロッカーの鍵付きリストバンドに似ていて重さは80グラム。完全防水機能付きで入浴も問題ない。
  • 短いズボンを履くと一目でわかるため夏の暑い日でも靴下の下に付けたり長ズボンを履いたりする[2]

アメリカでの状況[編集]

全州で性犯罪者はミーガン法に基づき顔写真と個人情報をネットで公開される。特に常習性が見られる犯罪者はジェシカ法英語版によりGPSの装着が義務付けられる。80年代アメリカの刑務所が過剰収用になった際に施行されたジェシカ法は、90年代以降GPSを利用した追跡が採用され、以後欧米を中心に子供を狙う性犯罪者を監視する目的で導入された。

日本での状況[編集]

日本では宮城県条例制定を目指している。これに対し、仙台弁護士会は新たな刑罰を課すに等しいとして、反対声明を発表している。

GPS監視を扱った作品[編集]

  • 『Scope[3]』 - 性犯罪の出所者にGPSのチップが体に埋め込まれ、位置情報がネット上で公開される近未来を描いた作品。
  • 悪魔を見た』 - 2011年の韓国映画。婚約者の男性を殺された敏腕捜査官スヒョンは、殺人鬼ギョンチョルを見つけ出し半殺しに。しかし殺害はせず、小型マイク付きのGPSを知られないように取り付ける。ギョンチョルが性犯罪を起こそうとする度に寸止めで嬲りものにする…という作品。
  • ホワイトカラー』-2009年から2014年にかけて放送されたアメリカUSAネットワーク)のテレビドラマ。収監中の天才詐欺師ニール・キャフリーは恋人のため脱獄を果たすが、間もなく知能犯専門チームのFBI捜査官ピーター・バークに捕まる。4年の刑期延長に対し、ニールはピーターに捜査に協力する代わりに自由にして欲しいと取引を持ちかける。ピーターは取引を承諾し、ニールは知的犯罪捜査のコンサルタントになる代わり制限付きの自由を与えられる。 ニールはピーターと協力し、自身の経歴を生かした助言や、時に培ったテクニックを駆使してニューヨークに蔓延する知的犯罪を解決していく一方で、彼自身の問題を解決していく。

脚注[編集]

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  1. ^ “性犯罪仮釈放者にGPS 法務省検討 被害者期待 保護観察官「信頼に影響」”. 読売新聞夕刊: p. 15. (2009年6月1日) 
  2. ^ “[性暴力を問う]海外からの報告(4)前歴者にGPS付き足輪(連載)”. 読売新聞大阪: p. 38. (2010年10月18日) 
  3. ^ 公式サイト

参考文献[編集]

関連項目[編集]