川北大橋

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川北大橋
川北大橋
基本情報
日本の旗 日本
所在地 石川県能美郡川北町 - 石川県能美市
交差物件 手取川
用途 道路橋
路線名 石川県道22号金沢小松線
着工 1972年昭和47年)10月1日
開通 1975年(昭和50年)4月1日
構造諸元
形式 鋼製桁橋
全長 521 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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石川県道22号標識

川北大橋(かわきたおおはし)は、石川県能美郡川北町三反田から同県能美市三ツ口町に至る道路である。かつては石川県道路公社が管理する有料道路(川北大橋有料道路)となっていた[1]加賀産業開発道路の一部となっている[2]

概要[編集]

石川県内最大の一級河川である手取川を渡る川北大橋(521m)とその前後の区間からなる[3]。白山市漆島南交差点から能美市三ツ口町北交差点間にある川北大橋の部分は、普通車の通行料金が100円[2]のため「100円橋」とも呼ばれた。開通初年度(1975年度)は約22万台の交通量となっていたが、1994年度には約416万台まで増加していた(当初の約19倍)[6]

当初は2020年令和2年)7月5日に償還による無料化を予定していたが、北陸新幹線2014年度(平成26年度)開業に先駆けて能登有料道路能越自動車道(田鶴浜道路)とともに無料化が決定した[7][8]

歴史[編集]

通過する自治体[編集]

起点側から順に

接続する道路[編集]

料金[編集]

料金所[編集]

川北大橋料金所

料金[編集]

料金は無料化される前のもので、2004年(平成16年)3月20日の改定以降のものである[16]

歩行者自転車および原動機付自転車は無料。また、木津交差点から漆島南交差点の区間および三ツ口北交差点から三ツ口交差点の区間を利用した場合も無料である。

料金は川北大橋料金所にて現金回数券、「石川のみちカード」(かつて石川県道路公社が発行していた磁気プリペイドカード)のいずれかで支払う。「石川のみちカード」を利用した場合、裏面に印字されるマークは「\」であるが、これは能越自動車道田鶴浜道路の田鶴浜料金所で利用した場合と同じである。なお、ETCクレジットカード決済は無料化まで導入されることはなかった(かつて道路関係四公団が発行していたハイウェイカードも含む)。

開通当初から1989年度まで深夜帯(22時から翌日の6時まで)は無料となっていたが[10]1990年度から24時間制で徴収していた[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b ほっと石川 2013年春季号” (PDF). 石川県県民交流課広報広聴室. p. 10-11 (2013年3月21日). 2022年5月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 有料道路 2013, p. 57.
  3. ^ a b c d e f g h 川北町 1996, p. 834.
  4. ^ a b 『角川日本地名大辞典 17 石川県』(1981年7月8日、角川書店発行)296頁。
  5. ^ a b 有料道路 2013, p. 65.
  6. ^ a b 川北町 1996, p. 833.
  7. ^ ほっと石川 2012年秋季号” (PDF). 石川県県民交流課広報広聴室. p. 15 (2012年11月10日). 2022年5月8日閲覧。
  8. ^ 「石川県政特集[上]」『北國新聞2010年7月26日付朝刊。
  9. ^ 有料道路 2013, p. 59.
  10. ^ a b 有料道路 2013, p. 64.
  11. ^ 川北町 1996, p. 824.
  12. ^ 有料道路 2013, p. 66.
  13. ^ 『報道写真集 谷本正憲石川県知事28年』北國新聞社、2022年4月16日、29頁。ISBN 978-4-8330-2255-2 
  14. ^ 『平成23年4月8日 石川県公報 第12380号』 p8 平成23年4月8日 石川県道路公社公告第33号
  15. ^ 「里山海道スタート 無料で半島貫く」『北國新聞』朝刊、2013年4月1日、1面。
  16. ^ a b c d 有料道路 2013, p. 151.

参考文献[編集]

  • 『川北町史 第二巻 近現代編』川北町役場、1996年3月31日。 
  • 『石川の有料道路のあゆみ〜有料道路事業42年間の記録〜』石川県土木部道路建設課、2013年6月。 

関連項目[編集]

座標: 北緯36度27分39.2秒 東経136度34分34.8秒 / 北緯36.460889度 東経136.576333度 / 36.460889; 136.576333