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山崎有恒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山崎 有恒
人物情報
生誕 東京都
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学文学部
同大学院博士課程
学問
研究分野 歴史学
研究機関 東京大学
立命館大学
学位 文学修士
学会 明治維新史学会
日本史研究会
史学会など
脚注
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山崎 有恒(やまざき ゆうこう、1964年9月4日 - )は、日本の歴史学者YouTuber立命館大学文学部教授、専攻は日本近代史治水史競馬史)。

略歴

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1964年東京都世田谷区生まれ。

1988年に東京大学文学部日本史学科卒業。

1994年大学院博士課程単位取得満期退学し、同年に東京大学文学部助手となる[1]

後に、プリンストン大学にも一年間研究のため、留学。

1995年に立命館大学専任講師、助教授(2007年より准教授)を経て2019年現在は教授。

2018年4月17日の「林修の今でしょ!講座3時間スペシャル」で地上波番組に初出演した。「明治の偉人」について峰島喜代らを紹介した。 番組の中で、この番組のMCで東進ハイスクールの現代文講師の林修と東京大学時代の同級生であることが明かされた。(林の方が1年長く大学に在学したため、卒業した年は山崎の方が早かった。)

2019年は台湾に研究のため留学していた。

2020年4月9日より、新型コロナウイルス対策のため大学が休講になったことを受けユーチューブ上で授業動画を公開する「ゆうこうちゃんねる」を開設し、YouTuberとしての活動を開始。チャンネルでは授業関係の動画のみならず、専門の近代史以外にも日本史上の様々な出来事について紹介している。

人物

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趣味は競馬観戦など多数。好きな食べ物はマルセイバターサンドなど甘いもの全般。

好きな歴史上の人物は松方正義と公言していたが(金本位制という国民に痛みを伴う政治家がやりたがらない政策を自分一代で推し進めたことが理由であると本人は述べている。)、高校時代に城山三郎の「男子の本懐」と出会ってからは濱口雄幸だと公言している。

著書

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編著

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  • 伊集院兼寛関係文書』芙蓉書房出版、1996年。ISBN 978-4829501702 
  • 西園寺公望関係文書』松香堂書店、2012年。ISBN 978-4879746665 

論文

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  • 「『公議』抽出機構の形成と崩壊 公議所集議院」 伊藤隆編『日本近代史の再構築』(山川出版社,1993年)
  • 「官業払い下げをめぐる工部省の政策展開とその波紋--明治初期の官僚と政商」 『史学雑誌』102巻/ 9号, 1607-1630頁 [1993.09]
  • 「明治初年の洋学者と議会制度導入」 『日本歴史』554号, 79-95頁[1994.7]
  • 愛国社第2回全国大会をめぐる情報戦争」 『日本歴史』558号, 93-100頁[1994.11]
  • 初期議会の治水問題」 『立命館史學』[1995]
  • 近代国家への胎動と飛翔」 『季刊河川レビュー』24巻/2号, 14-27頁[1995.秋季]
  • 明治期利根川治水をめぐる千葉県の政治状況」 『立命館文學』542号, 736-757頁[1995.12]
  • 内務省の河川政策」 高村直助編『道と川の近代』(山川出版社,1996年)
  • 「戦後五十年と歴史学」 歴史学研究会編『戦後50年をどう見るか』(青木書店,1995年)
  • 「明治末期の治水問題-臨時治水調査会を中心に-」 櫻井良樹編『地域政治と近代日本』(日本経済評論社,1998年)
  • 「日本近代化の再検討」 『日本歴史研究』[2000.4]
  • 「立命館大学所蔵歴史資料について」 『立命館大学百年史紀要』[2001.3]
  • 「日本近代化手法をめぐる相克―内務省と工部省」 鈴木淳編『工部省とその時代』(山川出版社,2002年)
  • 満鉄付属地行政権の法的性格―関東軍の競馬場戦略を中心に」 浅野豊美松田利彦編『植民地帝国日本の法的展開』(信山社出版,2004年)
  • 「もう一つの首都圏と娯楽―植民地競馬場を中心に」 奥須磨子羽田博昭編『都市と娯楽 (首都圏史叢書)』(日本経済評論社,2004年)
  • 「明治初年の公議所・集議院―議員の意識と行動」 鳥海靖他編『日本立憲政治の形成と変質』(吉川弘文館,2005年)
  • 「転換期としての大正時代」 『歴史都市防災論文集』1号, 63-66頁[2007.06]
  • 「植民地への国際移動 ―満州・朝鮮の生活空間分析―」 『立命館言語文化研究』20巻/ 4号, 102-103頁[2009.03]
  • 「植民地空間満州における日本人と多民族―競馬場の存在を素材として」 『立命館言語文化研究』21巻/ 4号, 135-147頁[2010.03]
  • 「明治維新の研究動向-公議という歴史用語をめぐって-」 『日本史学会研究発表会論文集(韓国日本史学会)』[2011.06]

脚注

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出典

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外部リンク

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