小林エリカ
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小林 エリカ(こばやし エリカ、1978年1月24日 - )は、東京都出身の女性漫画家、作家、エスペランティスト。本名、小林えりか[1]。日本ペンクラブ会員。
父はシャーロキアン、エスペランティストとして知られる作家・医師の小林司。母もシャーロキアンの東山あかね。
子どもがいることを明かしている[2]。
経歴
[編集]- 2003年:カナダ・バンフセンターにアーティスト・イン・レジデンス(国際交流基金)
- 2006年:エストニアEAA、フランスCAMACにアーティスト・イン・レジデンス(野村国際文化財団)
- 2007年〜2008年:アジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でニューヨークに滞在
- 2010年:春よりkvinaメンバーと共に英語・日本語・エスペラント語三ヶ国語をモチーフにした本にまつわるプロジェクトLIBRO de KVINAを開始
- 2014年:小説『マダム・キュリーと朝食を』(「すばる」2014年4月号掲載)で第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補。
- 2020年:小説『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(集英社)で第7回 鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞
- 2022年:小説『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)で第44回日本シャーロック・ホームズ大賞奨励賞受賞
- 2023年:ACジャパン2023年度のプラン・インターナショナル・ジャパン支援キャンペーン「私に違う人生があることすら知らなかった。」でイラストを担当
- 2024年:小説『女の子たち風船爆弾をつくる』(文藝春秋)で第78回毎日出版文化賞受賞(文学・芸術部門)受賞
著書
[編集]- 『ネバーソープランド』(河出書房新社、2001)
- 『空爆の日に会いましょう』マガジンハウス、2002
- 『終わりとはじまり』マガジンハウス、2006
- 『この気持ちいったい何語だったらつうじるの?』 (よりみちパン!セ)(理論社 2009)
- 『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア 2011)
- 『忘れられないの』(青土社 2013)
- 『光の子ども 1』(リトルモア 2013)帯コメントは萩尾望都による
- 『マダム・キュリーと朝食を』(集英社 2014)第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補
- 『光の子ども 2』(リトルモア 2016)帯コメントは中村文則による
- 『彼女は鏡の中を覗きこむ』(集英社 2017)帯コメントは村田沙耶香による
- 『光の子ども3』(リトルモア 2019)
- 『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(集英社 2019)第7回 鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞
- 『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社、2021)第44回日本シャーロック・ホームズ大賞奨励賞受賞
- 『闇は光の母 (1) わたしは しなない おんなのこ』絵本(岩崎書店、2021)
- 『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』(筑摩書房、2024)
- 『女の子たち風船爆弾をつくる』(文藝春秋、2024)第78回毎日出版文化賞受賞(文学・芸術部門)受賞
翻訳作品
[編集]- フランス語 "Trinity, Trinity, Trinity" 翻訳 Mathilde Tamaé-Bouhon (Dalva éditions 2021)
- 英語 "Trinity, Trinity, Trinity" 翻訳 Brian Bergstrom(Astra House 2022)日米友好基金日本文学翻訳賞2022-2023受賞
- 英語 "SUNRISE- Radiant Stories-" 翻訳 Brian Bergstrom(Astra House 2023)
展示
[編集]- 『Your Dear Kitty, The Book of Memories』(Lloyd Hotel Amsterdam & CULTURAL EMBASSY, Amsterdam 2015)
- 『The Radiants』(BORTOLAMI GALLERY, New York 2015)
- 『ここに棲む』(アーツ前橋 2015)
- 『六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声』(森美術館 2016)
- 『Trinity』(軽井沢ニューアートミュージアム 2017)
- 『野鳥の森 1F』(Yutaka Kikutake Gallery 2019)
- 『更級日記考―女性たちの、想像の部屋』(市原湖畔美術館 2019)
- 『話しているのは誰? 現代美術に潜む文学』(国立新美術館 2019)
- 『His Last Bow』(Yamamoto Keiko Rochaix, London 2019)
- 『りんご前線 — Hirosaki Encounters』(弘前れんが倉庫美術館、青森 2021-2022)
- 『Omoshirogara』(The Museum DKM, Duisburg 2021-2022)
- 『「子どもと不条理:それでも世界は生きるに値する 第Ⅰ期『子どもと戦争』』(聖心女子大学 グローバルプラザ 2023)
脚本・舞台作品
[編集]- 「Radium Girls 2011 project UNDARK」Phew+小林エリカ 楽曲提供:Dieter Moebius が行なっている。
- 『女の子たち 紡ぐと織る/Girls, Spinning and Weaving』寺尾紗穂、青葉市子、脚本:小林エリカ(隅田川怒涛 2021)
- 『女の子たち 風船爆弾をつくる/Girls, Making Paper Balloon Bombs』寺尾紗穂、角銅真実、浮、古川麦 脚本:小林エリカ(王子ホール 2023)
脚注
[編集]- ^ https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/dissertation/y2001
- ^ “「理想の母の形に縛られたくない」 山崎ナオコーラさん×小林エリカさんが対談|好書好日”. 好書好日 (2020年1月7日). 2020年3月9日閲覧。
- ^ 早稲田塾