好塩基球

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好塩基球(こうえんききゅう)とは、白血球の中で、普通染色の塩基性色素により暗紫色に染まる大型の顆粒(好塩基性顆粒)をもつものをいい、直径10~15μm。一般に好塩基球はウサギを除き、その数は少ない。正常のヒトで白血球の0.5%含まれている。この顆粒は、メチレンブルートルイジンブルー英語版などの塩基性色素の本来の色調である青色ではなく暗紫色に染まり、これを異染体という。

顆粒の中には、ヒスタミンヘパリンヒアルロン酸などが含まれており、アレルギー反応の際このヒスタミンが放出され、アナフィラキシーショックじんましん気管支喘息などを引き起こすとされている。

また、IgE依存性の慢性アレルギー症状(抗原投与から3~4日をピークとする)において、炎症の誘導について中心的な役割を担っていると推定される[1]

その他、生体の免疫機能に関与していると考えられるが、はっきりとした存在意義は未だ研究途上である。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ 江川真由美,烏山一 (2012) 好塩基球研究のアップデート実験化学 30(6),905-911.