髄外造血

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髄外造血(ずいがいぞうけつ)とは、本来骨髄で行われるべき造血が、肝臓脾臓といった骨髄外の臓器で行われる病態。骨髄造血細胞の再生が不十分なときの代償として出現する。

胎生期の造血[編集]

哺乳類においては、胎生初期には卵黄嚢で、次いで肝臓・脾臓で造血が行われる。しかし胎生後期には造血の場は骨髄へ移行し、出生時にはほぼ骨髄での造血のみとなっている。髄外造血は正常であれば行われない。(リンパ球にはリンパ節で産生されるものもある。)

髄外造血の成因[編集]

脚注[編集]

  • Ng CS, Wan S, Lee TW, Sihoe AD, Wan IY, Arifi AA, Yim AP (May 2002). “Video-assisted thoracic surgery for mediastinal extramedullary haematopoiesis”. Ann R Coll Surg Engl 84 (3): 161–3. PMC 2503808. PMID 12092864. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2503808/. 


外部リンク[編集]