大谷麻知子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおたに まちこ
大谷 麻知子
生年月日 (1957-09-27) 1957年9月27日(66歳)
職業 ポルノ女優
ジャンル ピンク映画
テンプレートを表示

大谷 麻知子(おおたに まちこ、1957年昭和32年)9月27日 - )は、日本ポルノ女優

日活ロマンポルノアイドル路線の先駆けとして活躍した。

来歴・人物[編集]

スレンダーなボディとあどけない表情で若年層の心を掴み、中高年客が中心であった日活専門映画館に多くの若者を呼んだ。同時期に週刊プレイボーイ平凡パンチ等青年誌にも登場した。

大谷は、出演作品6本中5本が高校生役を演じ、この役ははまり役であった。

1979年にはスクリーンを離れた。わずか半年の活躍期間であった。

出演作品[編集]

  • 課外授業 熟れはじめ(1978年6月24日、日活
  • 女高生 天使のはらわた(同7月22日、日活)
  • 高校エマニエル 濡れた土曜日(同10月7日、日活)
  • ピンクサロン好色五人女(同11月3日、日活)
  • 九月の空(同12月2日、松竹
  • 女生徒(1979年1月20日、日活)

代表作解説[編集]

女高生 天使のはらわた[編集]

劇画石井隆プレイコミック誌に発表し注目された『天使のはらわた』の映画化。セリフを極力抑え、大谷が持つ独特のオーラを引立てた演出で大ヒットする。半年後には第2弾が発表され、合計6作が製作される。(大谷の出演は第1作のみ)

日活は、天使のはらわたシリーズを看板作品と位置づけ、売出し中の女優と実力派男優を組合せ、いずれもヒットした。

作品一覧

ピンクサロン 好色五人女[編集]

井原西鶴の作品『好色五人女』を現代風にアレンジした作品。ピンクサロンで知り合った5人の青春物語である。ベテラン女優4人に囲まれた大谷の演技が注目されたが、最年少らしく体当たりの活躍であった。作品の評価も高く1978年度キネマ旬報で20位にランクした。

配役

出典[編集]

  • ロマンポルノの時代(光文社新書) 寺脇研
  • 日活ロマンポルノ全史(講談社) 松島利行
  • 『映画年鑑』時事映画通信社 1978、1979 年版
  • 映画の友』78 年度 2,4,7.号、 79 年度 2 号

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]