大谷本廟

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大谷本廟
Otani-hombyo 2.JPG
総門
所在地 京都府京都市東山区五条橋東六丁目514番地
位置 北緯34度59分36.74秒
東経135度46分40.08秒
宗旨 浄土真宗
宗派 浄土真宗本願寺派
寺格 本山飛地境内建物
本尊 阿弥陀如来
創建年 1272年(文永9年)
別称 西大谷
公式HP 本願寺(西本願寺) - ご参拝・法要ガイド「大谷本廟」
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明著堂
本廟会館
参道
参道にある池
北木石使用の石灯籠

大谷本廟(おおたにほんびょう)は、京都府京都市東山区にある浄土真宗本願寺派西本願寺)の宗祖親鸞墓所である。通称は、「西大谷[1]」。

大谷本廟は、「日野誕生院」・「角坊」(すみのぼう)とともに「宗教法人 本願寺」が所有する飛地境内建物である[2]

概要[編集]

大谷本廟は、1272年(文永9年)に東山大谷の地に建立された親鸞の廟堂である「大谷廟堂」(のちの本願寺〈大谷本願寺〉)に由来する。

江戸幕府は、西本願寺第十二世の准如時代の1603年慶長8年)に、知恩院の拡張造営に際して、大谷本願寺跡地の代替地として、宗祖親鸞が荼毘に付された「鳥辺野(とりべの)の南の辺、延仁寺」[3]と伝わる「御荼毘所」に隣接する現在地を与えた。

「大谷本廟」への納骨は、「祖壇納骨」・「無量寿堂納骨」(第一と第二)・「墓地納骨」の3種類の方法がある。

  • 祖壇納骨(そだんのうこつ)
    • 「明著堂」奥にある親鸞聖人の墓所近くの祖壇納骨所に納骨
  • 第一無量寿堂納骨(だいいち・むりょうじゅどうのうこつ)
    • 寺院名義・団体名義で納骨。専用の容器を用いて納骨
  • 第二無量寿堂納骨(だいに・むりょうじゅどうのうこつ)
    • 個人名義で納骨。専用の容器を用いて納骨
  • 墓地納骨
    • 焼骨のみ納めることができる
  • 大谷本廟での法要
    • 永代経・一座経・年回法要がある

境内[編集]

  • 総門
  • 仏殿:ここで読経が行われている(2010年4月現在)
  • 守真所;読経所
  • 明著堂(祖壇納骨所) - 宗祖親鸞の墓所 親鸞の墓所の側に納骨する「祖壇納骨」のための納骨所。祖壇納骨の場合は、合葬式で出骨・改葬はできない。
  • 本廟会館:本廟局 - 総合受付・売店・喫茶室・食堂・大広間・研修道場・地下駐車場などを設置する。
  • 第一無量寿堂 - 寺院・団体・個人名義の納骨所[4]に納骨する「無量寿堂納骨」のための施設。10階建。5階で本廟会館と接続、6階で第二無量寿堂・仏殿・読経所・明著堂と接続する。鉄筋コンクリート造。1969年3月竣工。
  • 第二無量寿堂 - 第一無量寿堂と同様に、「無量寿堂納骨」のための施設。7階建。7階に「礼拝堂」を併設し、仏前結婚式の挙式会場として可能である。鉄筋コンクリート造。1989年10月竣工。
  • 大谷墓地 - 寺院・団体・個人名義の墓地に納骨する「墓地納骨」のための墓地。
  • 本廟会館地下駐車場-お盆・お彼岸の時期は閉鎖される。
  • 第一無量寿堂と本廟会館は建物の劣化が進んでいるため平成22年度中に耐震補強工事及び劣化改修工事が実施される予定。工事期間中も参拝は通常通りできる(平成22年3月付け「法要のご案内」葉書に記載)
  • 円通橋

歴史[編集]

破却後は、井上願知なる人物によって祖墳が守護され「大谷道場」と称した。

  • 1532年(天文元年)、山科本願寺が破却される(天文の錯乱)。「大谷道場」も破却される。願知の子孫・祐願によって復興する。
  • 1571年(元亀2年)、石山合戦に際し、「大谷道場」が破却される。
  • 1589年(天正17年)、祐願の妻・妙祐と子息・祐誓、大谷道場の復興にあたって豊臣秀吉から地銭免除の朱印状を受ける。

1600年(慶長5年)、知恩院拡張造営に先立ち「大谷道場」の御堂は、教如の命によって祐誓が四条富小路に移し、「徳勝寺[5]」となる。

  • 1603年(慶長8年) 知恩院拡張造営に際し、祐誓の妹婿の善了の申し出により、親鸞荼毘の「延仁寺」の旧地と伝えられる鳥部山に代替地を拝領する。

鳥辺山の寺地拝領後、善了は「大谷道場」を改めて「勝久寺」を創建する。

旧地には知恩院塔頭「崇泰院」が建立される。知恩院の作事奉行の1人である勝誉道清によって、祖墳遺跡が残される。

  • 1639年(寛永16年) 「勝久寺」は西本願寺に属する。

その後、「勝久寺」は西本願寺の親鸞廟所として整備され、「大谷本廟」となる。

交通アクセス[編集]

近隣情報[編集]

その他[編集]

  • 境内には大賀一郎博士が蘇らせた古代蓮の花が咲いている。

脚注[編集]

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  1. ^ 西大谷…京都市東山区内に、真宗大谷派東本願寺)が親鸞の墓所としている「大谷祖廟」があり、便宜上本願寺派の墓所を「西大谷」・大谷派の墓所を「東大谷」と通称する。
  2. ^ 「宗教法人 本願寺」が所有する飛地境内建物…(出典)宗教法人「本願寺」寺法第5条第2項
  3. ^ 「鳥部野の南の辺、延仁寺」…大谷派は、親鸞の荼毘所を東山区今熊野にある「延仁寺」としている。
  4. ^ 第一・第二無量寿堂の納骨所…仏壇付きの納骨所。小型・普通・大型・特別の4種類の区画に分かれる。
  5. ^ 「徳勝寺」…現・「徳正寺」(真宗大谷派寺院)
  6. ^ 大谷本廟公式サイト>アクセス>循環バス

関連項目[編集]

外部リンク[編集]