交響曲第6番 (ドヴォルザーク)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

交響曲第6番ニ長調は、アントニン・ドヴォルザーク1880年に作曲した交響曲。作曲を依頼したハンス・リヒターに献呈された。作品番号は60。ドヴォルザークの交響曲としては最初に出版されたため、当初は交響曲第1番とされていた。ドヴォルザークの他の交響曲同様、しばしばブラームスの影響が指摘される。

編成[編集]

フルート2、ピッコロ(持ち替え)、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ1、ティンパニ弦五部

演奏時間[編集]

約45分(第1楽章の繰り返しを含む)。

構成[編集]

第1楽章 Allegro non tanto
ニ長調。ブラームスの交響曲第2番の影響が見られる。
第2楽章 Adagio
ベートーヴェンの交響曲第9番の影響が見られる。
第3楽章 Scherzo: Furiant (Presto)
フリアント。初演の際、アンコールとして繰り返された。
第4楽章 Finale: Allegro con spirito
ブラームスの交響曲第2番の影響が見られる。

初演と演奏史[編集]

初演は1881年3月25日プラハアドルフ・チェフの指揮の下、行われた。翌1882年にはライプツィヒロンドンで、1883年にはウィーンで演奏された。このうちロンドンでの演奏はリヒターとロンドン・フィルハーモニック協会によるものである。リヒターは依頼当初、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏を計画していたが、実現することはなかった。ドヴォルザークの死後しばらくは演奏機会に恵まれなかったが、1950年代以降、クーベリックケルテスドホナーニノイマンスウィトナービエロフラーヴェクチョン・ミョンフンらによって、いくらか取り上げられるようになった。

外部リンク[編集]