中鉢正美

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中鉢 正美(ちゅうばち まさよし、1920年12月30日 - 2013年7月11日)は、日本経済学者経済心理学研究者、慶應義塾大学名誉教授。

「生活」をキーワードに、心理学生態学の視点を加えて人間の経済行動を学際的に研究し、「生活構造論」の方法を確立する傍ら、行政の各種諮問委員として幅広くフィールドワークを行い、日本の社会政策社会保障の充実に寄与した。元(財)地域開発研究所所長。第4回今和次郎賞受賞[1]

経歴[編集]

(「回想・林試の森」(1995)P.203~205より作成)

著書[編集]

単著[編集]

  • 『家庭生活の構造―生活構造論序説』好学社 1953
  • 『生活構造論』好学社 1956
  • 『現代日本の生活体系』ミネルヴァ書房 1975
  • 『新版・生活構造論/回想 林試の森』1995年 私家版・非売品

共編著[編集]

  • 『家庭経済論』(家庭科学全書)籠山京共著 国土社 1950
  • 家族周期と生活研究 児童養育費調査報告書』至誠堂 1970
  • 『家計調査と生活研究』(生活古典叢書)光生館 1971
  • 『家族周期と生活構造 児童養育費調査報告書』(社会保障研究所研究叢書)至誠堂 1971
  • 『老齢保障論』黒住章松本浩太郎共編 有斐閣双書、1975
  • 『高齢化社会の家族周期 老齢者世帯生活調査・中高年者生活総合調査』(社会保障研究所研究叢書)至誠堂 1976(今和次郎賞)
  • 『家族周期と世代間扶養 老齢者世帯生活調査・中高年者生活総合調査 2』(社会保障研究所研究叢書)至誠堂 1978
  • 『生活学の方法』編著 ドメス出版 1986
  • 『生活史』(編著)放送大学教育振興会 1986年

 

監訳[編集]

  • フィリップ・ハンソン『ソ連の消費水準-西側諸国との比較』金田良治訳 ミネルヴァ書房 1977

記念論集[編集]

  • 『近代日本の生活研究-庶民生活を刻みとめた人々』生活研究同人会・編著(中鉢正美教授還暦記念)光生館(本人の執筆部分なし・年譜付き)

人物・挿話[編集]

趣味は、動物生態・能面鑑賞。

カトリック目黒教会(聖アンセルモ教会)の教会員であり、自身の洗礼名もアンセルモアンセルムス)。

経済学者として活動する傍ら生物学(貝類研究)の記事も執筆している[14]

関連項目[編集]

出典・脚注[編集]

  1. ^ 今和次郎賞受賞一覧”. 日本生活学会. 2012年9月2日閲覧。
  2. ^ a b c 「林試の森」P.191
  3. ^ 「林試の森」P.131
  4. ^ a b c 「新版・生活構造論」P.203
  5. ^ 「林試の森」P.203
  6. ^ 「非技術の世界」三枝博音著作集 月報7 1973年3月
  7. ^ 歴史公論」1983年7月号
  8. ^ a b c d e f g h 「新版・生活構造論」P.204
  9. ^ 「《歴代本部校および代表幹事・事務局一覧》」社会政策学会
  10. ^ 「30年のあゆみ」(財)地域開発研究所1995年
  11. ^ 「新版・生活構造論」P.205
  12. ^ 「近代日本の生活研究」付属年表
  13. ^ 中鉢正美氏死去(慶應大名誉教授) 時事ドットコム 2013年7月12日
  14. ^ 日本貝類学会誌「ちりぼたん」1961年12月号(タマキビの曲芸)及び1962年3月号(イボニシの貪食)など


先代:
平田冨太郎
社会政策学会代表幹事
1966年 - 1968年
次代:
舟橋尚道