中塚芳生

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中塚 芳生(なかつか よしなり、本名:明石 芳生、1964年4月11日 - )は、日本シンガーソングライターCHAGE and ASKA長渕剛を手がけたギタリストの古川健次[1]に師事。

経歴[編集]

大阪府出身。1984年、第27回ヤマハポピュラーソングコンテスト関西四国大会(ヤマハ音楽振興会主催)で「世紀末の酒場にて」が優秀曲賞、そして同全国大会に出場。この大会の模様はキャニオン・レコードよりライブ・アルバムとして発売。第29回ポプコン関西四国大会にて入賞。1989年インド楽器などを導入したアコースティックユニット、ナムチェバザールを結成。ライブハウスでの活動を始める。バンドブームの真っ只中、三宅裕司のいかすバンド天国(通称いか天)に出演して完奏、いか天完全完奏版(IKA-9004)でビデオ化。

劇団惑星ピスタチオの「白血球ライダー」に生演奏、音楽担当で参加。これは上岡演劇祭参加作品として各賞を独占。音楽部門では唯一、ナムチェバザールが入賞。ナムチェバザールは他にもヴィジュアル系バンドGargoyleとの競演や、ラジオ番組での活躍など精力的。

前出の惑星ピスタチオとの共同企画「大音劇」、他にも詩人「もりたむぎほ」、彫刻家「橘宣行」とのコラボレーションや前出のピスタチオから女優「平和堂ミラノ」をゲストボーカルとして迎えるなど多彩な活動が話題を呼んだ。CDをインディーズで「サイバーサイコフォークダンス」※と日本クラウンから「ナムチェバザール」。を発売。その先進性が話題となるがメンバー間での生活観の違いにより1994年に活動停止。

同時期、ライブハウスYANTA鹿鳴館のホールプロデューサーに就任。関西インディーズシーンの仕掛人として活動。在籍中のバンドにはBY-SEXUALシャ乱QBonnie Duck!?Luis-Mary山根康広L'Arc〜en〜Cielなどがいる。在籍中に、Folk Song Recordを発足。現T.M.Revolutionの前身で、西川貴教が在籍していたヴィジュアル系バンドLuis-Maryをプロデュース。シングル盤「レイニーブルー」とアルバム「ESCAPE~鏡の中で」をリリース、そのポップさと共に注目され話題を呼ぶ。

山根康広のデビュー直前のメーカー内プロモーション盤にプロデュースとバックボーカルにて参加。山根のメジャー・デビューの直接の切っ掛けとなる。

その後、約5年間は活動を休止、1998年Nam-Namと名乗り再びインターネットを中心に活動を再開。著作権放棄を打ち出し、ネット配信音楽の先駆者として注目された「もえかす」のボーカリストとして活動後、ソロでのライブ/ユニット「歳時記」での活動、2013年に和歌山県紀の川市に移住。旧知のウインズ平阪との縁で和歌山ご当地ソング「わか歌」の創作を開始、世界遺産の丹生都比売神社、高野山を歌った「丹生都比売の災厄」を配信リリース。和歌山放送ラジオへの出演、地元紀の川市を歌った「桃源郷へ」の発表など新しいフィールドでの活動を展開している。2016年個人ユニット「アカシナム」開始。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ https://twitter.com/furukenfranky”. X (formerly Twitter). 2023年10月28日閲覧。

外部リンク[編集]