中国遠洋運輸集団

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中国遠洋運輸(集団)公司
China Ocean Shipping (Group) Company
COSCO北京本社
COSCO北京本社
種類 国有企業
略称 COSCO、中遠集団
本社所在地 中華人民共和国の旗 中国
北京市復興門内大街158号
設立 1961年4月27日
業種 海運業
事業内容 海運業
代表者 魏家福
外部リンク http://www.cosco.com/
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コスコ・バンクーバー

中国遠洋運輸(集団)公司(ちゅうごくえんよううんゆしゅうだんこうし、英文名称China Ocean Shipping (Group) Company簡体字中国远洋运输(集团)公司)は、中華人民共和国の国有企業。中国国内最大手の海運会社グループであり、COSCO(コスコ)や中远集团の略称で知られる。2014年のコンテナ輸送量は772,304TEU、船舶数は161隻でともに世界5位[1]日本川崎汽船台湾陽明海運 (Yangming韓国韓進海運 (Hanjin Shippingとともに、CKYHアライアンスを構成している。

概説[編集]

1961年発足した中国初の開運会社を源流に持つ中国遠洋運輸集団と、1997年に設立した中国海運集団という中国の海運1位と2位の国有企業が合併し、2016年2年に正式発足した[2]。世界の海運業界において再編機運と寡占化の傾向の高まる中、中国政府が主導して合併が成立した[2]。船舶数は約1100隻で世界第1位であり(うちコンテナ船は300隻)、船舶の輸送能力を示す船腹量は150万TEU(20フィートコンテナ換算)であり世界第4位である[2]。世界の海運シェアは7.4パーセントで世界第4位であり、ギリシャやベルギーなど世界中で46以上の埠頭を管理する[2]。資産規模は6100億元である[2]

体質改善とリストラ[編集]

2016年春、同集団は、傘下の上場4社の事業再編に着手した[2]。上場中核企業である中国遠洋(COSCO)はコンテナ船事業に、中遠太平洋は港湾運営に、中海発展は液化天然ガス(LGP)などの運輸に、中海集装箱運輸は海運金融サービスにと、4社をそれぞれ専業化した[2]。その一方でリストラも進める予定である。グループ全体で約11万8000人いる従業員の削減も検討するとともに、中国遠洋では老朽化した船舶の廃船を加速化する予定である[2]。同集団が体質改善とリストラを進める背景には、習近平が掲げる「海のシルクロード(一帯一路)」構想がある構想がある[2]。中国からヨーロッパまで海路で結んで独自の経済圏を作るという国家戦略であり、貨物船から埠頭までを海にかかわる事業を幅広く抱える同集団はその先導役を担う[2]

主なグループ企業[編集]


日本法人[編集]

コスコ・コンテナラインズジャパン株式会社
COSCO CONTAINER LINES JAPAN CO.,LTD.
本社のある霞が関コモンゲート
本社のある霞が関コモンゲート
種類 株式会社
略称 COSCO
本社所在地 日本の旗 日本
105-0013
東京都千代田区霞が関3-2-1
霞が関コモンゲート西館 33階
設立 2004年12月1日
業種 海運業
事業内容 海上運送業、船舶代理店業
代表者 代表取締役社長:章文欽
資本金 4,000万円
(中遠集装箱運輸有限公司100%出資)
外部リンク http://www.cosco.co.jp/Default.aspx
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従来、日本総代理店としてコスコ・ジャパン株式会社が担当してきた業務を、2004年12月に設立された新会社「コスコ・コンテナラインズジャパン」に移管。2005年1月1日より、新会社での業務を開始した。

関係子会社[編集]

  • コスコトウホウシッピング株式会社
    • 1994年設立。
    • コンテナ船を除く各種船舶(バルカー、タンカー、重量物船、半潜水式船、自動車専用船、一般貨物船など)の代理店業務を担当。
  • コスコ・ロジスティックスジャパン株式会社
    • 2005年7月設立。
    • 輸出入混載業務、輸出入複合一貫輸送などを担当。

協力会社[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ Alphaliner - TOP 100 Operated fleets”. Alphaliner. 2014年1月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 日本経済新聞(2016年4月5日)朝刊第9面「中国遠洋海運、波乱の船出」

外部リンク[編集]