ラッセルクサリヘビ

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ラッセルクサリヘビ
ラッセルクサリヘビ
ラッセルクサリヘビ Daboia russelii
保全状況評価[1][2]
ワシントン条約附属書III(インド
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
: クサリヘビ科 Viperidae
亜科 : クサリヘビ亜科 Viperinae
: Daboia
: ラッセルクサリヘビ D. russelii
学名
Daboia russelii
(Shaw & Nodder, 1797)[3]
シノニム

Coluber Russelii Shaw & Nodder, 1797
Vipera elegans Daudin, 1903
Daboia elegans Gray, 1842
Daboia pulchella Gray, 1842
Vipera russelli Smith, 1943

和名
ラッセルクサリヘビ
英名
Russell's viper[3]

ラッセルクサリヘビDaboia russelii)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科Daboia属に分類されるヘビ。Daboia属の模式種[3]

分布[編集]

インド、パキスタンスリランカネパールバングラデシュ[3]

模式標本の産地(基準産地・タイプ産地・模式産地)は、コロマンデル海岸(インド)[3]


生息範囲は広いものの、その生息密度にはかなりの差がある。パキスタン東部及びインド北西部のパンジャブ地方、そこから西海岸に沿ってインド南部までの丘陵地帯、インド東部及びバングラデシュ西部のベンガル地方、スリランカ、そしてミャンマーでは生息密度が高く大きな被害が出ている。逆にミャンマー以外の東南アジアや中国、台湾では生息数に乏しく被害も希である。[4][5][要検証]

形態[編集]

全長は平均で120センチメートルで、最大で166センチメートルの記録がある。体色は褐色、黄褐色など変異が大きい。胴体には暗色の鎖状の斑紋が入る。

頭部は三角形で、尾は短い。

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本種の毒は強烈で、人間にとっても致命的。毒性は出血毒および神経毒で咬まれると強烈な痛みでもがき苦しむことになる。 また、出血毒の作用から、助かっても後遺症が残る場合が多く、手足の切断に至るケースも少なくない。そのため、現地ではもっとも恐れられているヘビの一つ。

分類[編集]

以前はDaboia属は本種のみで構成されていた(ラッセルクサリヘビ属)。2001年にミトコンドリアDNAのシトクロムbと16S rRNA分子系統推定からMacrovipera mauritanicaM. desertiM. mauritanicaに含む説もある)・パレスチナクサリヘビVipera palaestinaeが本種と単系統群を形成するという解析結果が得られ、これらの種をDaboia属に含む説が提唱された[6]。 2007年にミトコンドリアDNAシトクロムbなどの分子系統推定から亜種D. r. siamensisとされていたベンガル湾以東の個体群(インドネシア、カンボジア、タイ、中華人民共和国、台湾、ミャンマー)を、遺伝的距離が大きいとして独立種D. siamensisに分割する説が提唱された[7]

生態[編集]

比較的開けた土地に生息する。中でも草原を好み、餌のネズミを追って人家近くや農地にも入り込む。夜行性だが、涼しい場合は日中でも活動する。動きは緩怠だが、突発的に素早く動くこともできる。危険を感じると体を膨らませ、噴気音をあげて威嚇する。

小型哺乳類、小型鳥類などを食べる。若い個体はトカゲなども食べる。そのため人との関わりが多く、咬まれる被害も多い。

繁殖様式は胎生。1回に20 - 63頭の幼蛇を産む。

人間との関係[編集]

1984年にインドの個体群がワシントン条約附属書IIIに掲載された[2]

インドでは四大毒蛇として恐れられている。ちなみに他の三種は、カーペットバイパーインドコブラアマガサヘビである。

画像[編集]

出典[編集]

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  1. ^ Appendices I, II and III<https://cites.org/eng>(Accessed 05/01/2018)
  2. ^ a b UNEP (2018). Daboia russelii. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. (Accessed 05/01/2018)
  3. ^ a b c d e Daboia russelii. Uetz, P. & Jirí Hošek (eds.), The Reptile Database, http://www.reptile-database.org, accessed 15 Oct 2017.
  4. ^ Greene, WH. (1974). Snakes of the World. New York: Grosset & Dunlap Inc.. pp. 160. ISBN 0-448-11856-4.. 
  5. ^ Greene, WH. (2002). Book of Indian Reptiles and Amphibians. USA: Oxford University Press.. pp. 252. ISBN 0-19-566099-4.. 
  6. ^ Peter Lenk, Svetlana Kalyabina, Michael Wink, Ulrich Joger, "Evolutionary relationships among the true vipers (Reptilia, Viperidae) inferred from mitochondrial DNA sequences," Molecular Phylogenetics and Evolution, Volume 19, Issue 1, 2001, Pages 94-104.
  7. ^ Roger S. Thorpe, Catharine E. Pook, Anita Malhotra, "Phylogeography of the Russell's viper (Daboia russelii) complex in relation to variation in the colour pattern and symptoms of envenoming," The Herpetological Journal, Volume 17, Number 4, 2007, Pages 209-218.
  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、146頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、138頁。

関連項目[編集]