マーキュリー・トレーサー

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マーキュリー・トレーサー
97-99 Mercury Tracer sedan.jpg
乗車定員 5人
駆動方式 FF
先代 マーキュリー・リンクス
-自動車のスペック表-

マーキュリー・トレーサー(Mercury Tracer)はフォード・モーターがかつて生産していたマーキュリーディビジョン向けのセダン型、ハッチバック型及びステーションワゴン型の自動車である。

概要[編集]

マーキュリーにおける最小クラスの車としてデビューし、2代目より北米版フォード・エスコート姉妹車となる。マーキュリーディビジョンより販売されるために他のマーキュリー車と同様、内外装の装備がエスコートよりも豪華となっている。また全ての世代においてマツダ・ファミリア(フォード・レーザー)を元に開発されている。

歴史[編集]

初代(1988年-1989年)[編集]

初代・3ドアハッチバック

1988年、旧式化したマーキュリー・リンクスに代わるマーキュリーディビジョンの最小クラスを受け持つ車として発表された。ボディ形状は3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、5ドアワゴンが用意された。ベースとなったのはBF系マツダ・ファミリアであり、デザインはファミリアの姉妹車であり、日本アジアオセアニア環太平洋地域で既に発売されていたフォード・レーザーとほぼ変わらない。またエンジンも直列4気筒 1.6 L のマツダ製B6型を搭載していた。

製造期間は2年と短いが、これはベースとなったファミリアが1989年にフルモデルチェンジを実施したことにより、モデルレンジの整理を行ったためである。

2代目(1991年-1996年)[編集]

2代目・4ドアセダン
2代目・ステーションワゴン

1991年、1年のブランクを置いてモデルチェンジを実施。同時にトレーサーは前身であるリンクス同様にフォード・エスコートと姉妹車の関係となった。ベースとなったのはBG系ファミリアで、デザインはやはりフォード・レーザーとほぼ同じである。ボディ形状は4ドアセダンとステーションワゴンで、エスコートには存在した3ドアハッチバック(クーペ)と5ドアハッチバックは用意されなかった。

3代目(1997年-1999年)[編集]

3代目・4ドアセダン
3代目・ステーションワゴン

1997年フォード・エスコートと同時にモデルチェンジ。ただしプラットフォームBH系ファミリアのものは用いられず旧型のプラットフォームを改良したものを用いており、実質的に先代のスキンチェンジ(ワゴンは大幅なマイナーチェンジ)版である。ボディ形状は先代同様4ドアセダンと5ドアステーションワゴンワゴン。セダンのデザインは今までのレーザーを元にしたものから、独自の丸みを帯びたものとなった。ワゴンは先代のボディをそのまま用い、フロントマスクをセダンと共通のデザインに変更している。

エスコートに用意されたハイパワーエンジンが用意されないなど、大きな魅力に乏しいトレーサーは販売不振により1999年に生産を終了し、モデル消滅となった。


関連項目[編集]