マックス・ポンマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マックス・ポンマー
Max Pommer
生誕 (1936-02-09) 1936年2月9日(88歳)
出身地 ドイツ国 ライプツィヒ
学歴 フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒ
ライプツィヒ大学
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者

マックス・ポンマー(Max Pommer, 1936年2月9日 - )はドイツライプツィヒ生まれの指揮者[1]

経歴[編集]

国立メンデルスゾーン音楽院ライプツィヒ大学ピアノ指揮音楽学を学び、ヘルマン・アーベントロートヘルベルト・フォン・カラヤンに師事。1978年ライプツィヒ・新バッハ合奏団を組織し(1987年まで芸術監督)、バロック作品を演奏して広く知られるところとなった[2]

1987年から1991年までライプツィヒ放送交響楽団首席指揮者[2]1990年から2003年までザールラント音楽大学指揮科教授[2]2001年から2011年までハンブルク・カメラータ音楽監督を務める。 ザルツブルク音楽祭シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に出演。スコットランド室内管弦楽団セントポール室内管弦楽団モーツァルテウム管弦楽団南西ドイツ放送交響楽団などに客演。

レパートリー[編集]

レパートリーは、バロックから現代音楽まで幅広くバラエティに富んでいる。レコーディングでは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのほか、アルノルト・シェーンベルククルト・ヴァイルエイノユハニ・ラウタヴァーラハンス・アイスラーパウル・デッサウなどの作品を録音している[3]
特にバッハでは、ライプツィヒ新バッハ合奏団との「ブランデンブルク協奏曲」などの名盤がドイツ・シャルプラッテン賞を受賞。また、ドイツ音楽だけではなく、クロード・ドビュッシーらフランスの作曲家も研究している[4]

日本での活動[編集]

日本での指揮活動[編集]

日本では、名古屋フィルハーモニー交響楽団群馬交響楽団大阪フィルハーモニー交響楽団京都市交響楽団山形交響楽団日本フィルハーモニー交響楽団オーケストラ・アンサンブル金沢日本センチュリー交響楽団新日本フィルハーモニー交響楽団広島交響楽団神奈川フィルハーモニー管弦楽団などに客演。 2015年4月から2018年3月まで札幌交響楽団の首席指揮者を務める[5]

2015年に新日本フィルハーモニー交響楽団と、2017年には札幌交響楽団と、バッハ管弦楽組曲全曲を演奏した[6]

札幌交響楽団とのCD[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 「第9シンフォニーの夕べ」指揮者変更のお知らせ”. 2017年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月16日閲覧。
  2. ^ a b c “ポンマー,マックス”. 世界の指揮者名鑑866,P213 (株式会社音楽之友社). (2010年1月1日発行)
  3. ^ AMATAI”. 2014年5月31日閲覧。
  4. ^ 『北海道新聞』2014年5月31日
  5. ^ 札幌交響楽団60年史デジタルアーカイブ 2022, p. MEMBER>歴代メンバー>指揮者.
  6. ^ 札幌交響楽団60年史デジタルアーカイブ 2022, p. CONCERT.
  7. ^ 札幌交響楽団60年史デジタルアーカイブ 2022, p. DISCOGRAPHY.

参考文献[編集]