ポモナ (カリフォルニア州)

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ポモナ
City of Pomona
位置
カリフォルニア州におけるロサンゼルス郡(左図)およびポモナの位置の位置図
カリフォルニア州におけるロサンゼルス郡(左図)およびポモナの位置
座標 : 北緯34度3分39秒 西経117度45分21秒 / 北緯34.06083度 西経117.75583度 / 34.06083; -117.75583
歴史
1888年1月6日
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州
  ロサンゼルス郡
ポモナ
City of Pomona
市長 エリオット・ロスマン
地理
面積  
  域 59.2km2(22.8mi2
    陸上   59.2km2(22.8mi2
    水面   0.0km2(0.0mi2
      水面面積比率     0.0%
標高 259m(850ft
人口
人口 (2010年現在)
  域 149,058人
    人口密度   2500人/km2(6500人/mi2
その他
等時帯 太平洋標準時UTC-8
夏時間 太平洋夏時間UTC-7
公式ウェブサイト : City of Pomona

ポモナ: Pomona)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州の南部ロサンゼルス郡に属する都市である。ロサンゼルス郡内では人口でロサンゼルスロングビーチグレンデールサンタクラリタに次いで第5の都市である。2000年国勢調査での人口は149,473人だったが、2010年時点では149,058人と僅かに減少している[1]

ポモナにはカリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校と健康科学ウェスタン大学がある。ポモナ・カレッジは隣接するクレアモント市内にある。

市内にはロサンゼルス郡祭を開催するフェアプレックスがあり、またパワーエイド・ウィンタナショナルズ・ドラッグレース競技会や南カリフォルニア自動車クラブNHRAファイナルを開催するNHRAポモナ・レースウェイがある。

1980年代以降、ポモナで最も新しい地区であるフィリップスランチは急速に成長しており、中心街とダイアモンドバー市の間の丘陵に住宅が今も建設されている。今日のフィリップスランチはほとんど住宅で占められている。ポモナ北部は住宅が追加され、街路景観が修復されて中産階級化が進んでいる。

ポモナ市の位置はインランド・エンパイアサンガブリエル・バレーの間にあたる。

歴史[編集]

1910年の絵葉書、ポモナ・バレーの景色と遠くにボールディ山が見える

ポモナという名前は古代ローマ神話の果実の女神に因んで名付けられた。市名の命名コンテストで園芸家ソロモン・ゲーツが応募した「ポモナ」が最後まで残った。ポモナ市となった所は1830年代にスペイン人がまず入植し、イギリス系アメリカ人が到着したのは1868年だった[2]。1880年代までに鉄道が開通し、コーアチェラ・バレーの水が有ることで、柑橘類を育てる地域の西の中心になった。1888年1月6日に正式に市制を布いた[2]。2005年、ポモナ市民はグアテマラ人の血を引く女性ノーマ・トーレスを市長に選んだ。これはグアテマラ本国以外では初のことだった。

地理[編集]

ポモナはポモナ・バレーのロサンゼルス市郊外にあり、北緯34度3分39秒 西経117度45分21秒 / 北緯34.06083度 西経117.75583度 / 34.06083; -117.75583に位置する[3]アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は22.8平方マイル (59.2 km2)であり、すべて陸地である。

ロサンゼルスからは約27マイル (43 km) 東、サンタアナの25マイル (40 km) 北、リバーサイドの31マイル (50 km) 西、サンバーナーディーノの37マイル (59 km) 西にある。

ポモナ市の周りは、北西にサンディマス、北にラヴェルヌとクレアモント、東にモントクレアとチノ、南にチノヒルズとダイアモンドバー、南西にウォルナット、サウスサンノゼヒルズ、インダストリーの各自治体がある。ロサンゼルス郡とサンバーナディーノ郡の郡境はポモナ市の南と東の市境にほぼ一致している。

ロサンゼルス郡祭、2008年

見どころ[編集]

  • フェアプレックス、毎年ロサンゼルス郡祭が開催される - ポモナ・レースウェイ
  • ロサンゼルス・スタジアム - インダストリー市内
  • モノトクレア・プラザ - モントクレア市内のショッピングセンター
  • レイジングウォーターズ - 水上公園
  • ランチョサンタアナ植物庭園 - クレアモント市内
  • イグナシオ・パロマレス・アドベ、ロサンゼルス郡の登録歴史史跡 - ポモナ市内
  • ラ・カーサ・プリメーラ・デ・ランチョサンノゼ、ロサンゼルス郡の登録歴史史跡 - ポモナ市内
  • ポモナ・エンビジョンズ・ザ・フューチャー、ポモナ芸術地区の壁画
  • ザ・グラス・ハウス
  • ポモナ・フォックス劇場 - アメリカ合衆国国家歴史登録財

人口動態[編集]

人口推移
年度 人口 変動率
1890 3,634
1900 5,526 52.1%
1910 10,207 84.7%
1920 13,505 32.3%
1930 20,804 54.0%
1940 23,539 13.1%
1950 35,405 50.4%
1960 67,157 89.7%
1970 87,384 30.1%
1980 92,742 6.1%
1990 131,723 42.0%
2000 149,473 13.5%
2010 149,058 −0.3%

以下は2000年の人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 149,473人
  • 世帯数: 37,855世帯
  • 家族数: 29,791家族
  • 人口密度: 2,526.8/人/km2(6,544.3人/mi2
  • 住居数: 39,598軒
  • 住居密度: 669.4軒/km2(1,733.7軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 34.6%
  • 18-24歳: 13.0%
  • 25-44歳: 30.5%
  • 45-64歳: 15.5%
  • 65歳以上: 6.4%
  • 年齢の中央値: 26歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 102.4
    • 18歳以上: 101.1

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 49.8%
  • 結婚・同居している夫婦: 54.7%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 16.3%
  • 非家族世帯: 21.3%
  • 単身世帯: 15.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 5.5%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 3.82人
    • 家族: 4.22人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 40,021 米ドル
    • 家族: 40,852米ドル
    • 性別
      • 男性: 30,195米ドル
      • 女性: 26,135米ドル
  • 人口1人あたり収入: 13,336米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 21.6%
    • 対家族数: 17.1%
    • 18歳未満: 27.4%
    • 65歳以上: 11.7%

2000年時点で第一言語としてスペイン語を話す者は住民の55.47%であり、英語は37.51%、中国語0.84%となっている[4]

経済[編集]

アムトラックのポモナ駅

ポモナの包括的年間財務報告書2008年版によれば、市内の大きな雇用主トップ20は以下の通りである[5]

順位 雇用主 従業員数 構成比率
1 ポモナ統合教育学区 3,406 5.1%
2 ポモナ・バレー病院 3,080 4.6%
3 カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校 2,640 3.9%
4 ランターマン・開発センター 1,780 2.6%
5 ポモナ市 927 1.4%
6 カーサコリーナ・リハビリテーションセンター 600 0.9%
7 ヴェライゾン 596 0.9%
8 ロイド・マテリアル・サプライ 536 0.8%
9 ロサンゼルス郡社会サービス部 378 0.6%
10 ヘイワード・インダストリーズ 377 0.6%
11 ファースト・トランシット 311 0.5%
12 インランドバレー・ケア・アンド・リハビリテテーション 301 0.4%
13 ロイヤル・キャビネッツ 300 0.4%
14 パイオニア電機 280 0.4%
15 ウォルマート・ストア 240 0.4%
16 バーティス 235 0.3%
17 ハミルトン・サンドストランド 210 0.3%
18 アンホイザー・ブッシュ 197 0.3%
19 シェラトン・スイーツ・フェアプレックス 190 0.3%
20 ホームデポ 184 0.3%

政治[編集]

ポモナ市役所、1969年建築、設計はウェルトン・ベケットとB・H・アンダーソン
ポモナ市委員会室

市政府[編集]

ポモナ市の最近の包括的年間財務報告書に拠れば、市の歳入は2億2,030万ドル、歳出は2億2,550万ドル、総資産8億1,830万ドル、総負債5億2,000万ドル、現金と投資額8,060万ドルである[5]

郡政府[編集]

ロサンゼルス郡健康サービス部がポモナ市にあるポモナ健康センターを運営している[6]

州と連邦政府[編集]

カリフォルニア州議会上院では第32選挙区に属する。また下院では第61選挙区に属する。連邦議会下院では州第38選挙区に属している。クック投票動向指数では民主党+20である[7]。2008年時点では全て民主党議員が代表を務めている。

教育[編集]

ダイアモンドランチ高校

ポモナ市とその周辺地域の大半はポモナ統合教育学区が公共教育を管轄し、ポモナ市の北部はクレアモント統合教育学区に入っている[8]

ホールト・ブールバードにはセントジョセフ小学校とポモナ・カトリック高校という2つの私立学校がある。芸術・実業学校はモンテレー・アベニューにあるチャーター高校である。ビレッジ・アカデミー高校も東ホールト・ブールバードと東エンド・アベニューにある。技術を中心にする高校である。

カレッジと大学[編集]

カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校
  • カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校は10番と58番のフリーウェイ交差点の南西にある。この大学は市の西部隅にあった朝食用シリアルの大立者W・K・ケロッグの牧場に建設された。キャンパスの大半は市域に入っていない。学生数21,000人、キャンパス面積は1,437エーカー (5.7 km²) あり、カリフォルニア州立大学システムの中では2番目に土地が広い。土木工学と建築工学[9]で知られており、大変洗練され、全国的な評価も高い[10]
  • 健康科学ウェスタン大学(元太平洋整骨療法医学カレッジ)はタウン・アベニュー近くハイウェイ10の南にある。カリフォルニア州では最大級の健康科学大学であり、整骨療法、獣医学、理学療法、医師助手、薬学、看護学の学位を与えており、2010年時点では歯科学、眼科学および足病学も加えられた。
  • ポモナ・カレッジは1887年にポモナ市内に設立されたが、1889年に隣接するクレアモント市内に移転した。
  • デブリー大学は民営営利高等教育機関であり、デブリー社が運営している[11]

メディア[編集]

ポモナ地域の主要日刊紙は「ロサンゼルス・タイムズ」である。「ラ・オピニオン」は主要スペイン語新聞である。他に次のような様々な地域新聞、週刊紙および雑誌がある。

  • クレアモント・クーリエ
  • インランド・バレー・デイリー・ブレティン
  • サンガブリエル・バレー・トリビューンウェストコビーナの事務所で印刷

著名な住人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ State & County QuickFacts”. US Census Bureau. 2011年12月24日閲覧。
  2. ^ a b William D. Halsey, ed (1976). “Pomona”. Collier's Encyclopedia. 19. Macmillan Educational Corporation. p. 232. 
  3. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12), http://www.census.gov/geo/www/gazetteer/gazette.html 2011年4月23日閲覧。 
  4. ^ Data Center Results - Huntington Park, California]”. Modern Language Association. 2009年12月25日閲覧。
  5. ^ a b City of Pomona CAFR Retrieved 2009-08-14
  6. ^ "Pomona Health Center." Los Angeles County Department of Health Services. Retrieved on March 27, 2010.
  7. ^ Will Gerrymandered Districts Stem the Wave of Voter Unrest?”. Campaign Legal Center Blog. 2008年2月10日閲覧。
  8. ^ http://www.cusd.claremont.edu/stu/images/boundary_main.gif
  9. ^ “The Top U.S. Architecture Schools”. Architect Magazine - online version. http://www.architectmagazine.com/industry-news.asp?sectionID=1006&articleID=602885 2008年9月15日閲覧。 
  10. ^ “Cal Poly Pomona Rankings”. Visitor & Information Centers at Cal Poly Pomona. http://www.dsa.csupomona.edu/visitors/rankings.asp 2008年8月27日閲覧。 
  11. ^ http://www.pom.devry.edu/

外部リンク[編集]