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ペンチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Knipex 03 01 200

ペンチとは主に物をつかみ、線材を切るための工具。あごの先端部には多くは滑り止めの「歯」があり、向かい合う。あごの中間部が丸物をつかむ形状になっているタイプもある。奥には電線などを切るための刃を備える。棒状の部品がふたつ組まれた(ハサミに似た)構造で、あごを短く、柄を長く取ったテコの作用により大きな力を出すことができる。

ペンチ、ニッパー、やっとこ、喰切など、同種の構造を持つもの全般を英語ではpliers(プライヤーズ、常に複数形)と呼び、日本で言うペンチは英語で Lineman's pliers やcombination pliers などと呼ぶ(いくつかの呼び名がある)。日本では「プライヤ」という呼称はSlip joint pliers やWater pump pliers など一部のプライヤーでのみ使われている(なぜか日本ではSlip joint pliers のことをコンビネーションプライヤーと呼ぶが、上記の通りcombination pliers は本来ペンチの事であるため、誤って伝わったものと思われる)。

概要

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先端の裏側

ペンチは顎の先が物をつかむ役割で、単純に挟む、引っ張るなどの作業から、針金などを曲げる、ねじるなどの作業も行う[1]。また奥には切れ刃が付いており、銅線・針金などの切断も行う[1][2]。このほか細かい作業では材料の固定にも用いられる[2]

電気工事の用途では電工ペンチとも呼ばれる。英語では、Lineman's pliers架線工事士用プライヤ)または Side-Cutting pliers と呼ぶ。

日本産業規格は、プライヤを

に分類して規格化されている。

JISについては、1951年6月にフジ矢が、ペンチの指定工場(認可番号No.651)となったのが最初である。

主要メーカ

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脚注

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  1. 1 2 雇用・能力開発機構『三訂 木工工作法』2007年、52頁
  2. 1 2 雇用・能力開発機構 職業能力開発総合大学校 能力開発研究センター『造園用手工具・機械及び作業法』2011年、34頁

参考文献

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  • ベストカー編 編『工具の達人』三推社〈別冊ベストカー. 赤バッジシリーズ〉、2007年。ISBN 978-4-06-179890-8 
  • 青山元男『DIY工具選びと使い方 : たよりになる工具が満載!』ナツメ社、2008年。ISBN 978-4-8163-4586-9 
  • 『デザインの現場』増刊号編集部編 編『Tools now 道具大全 : 手作り、クラフト、DIY。』美術出版社〈新しい画材ガイド〉、1997年。ISBN 4-568-50194-6 

関連項目

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