ベラクルス (映画)
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ベラクルス | |
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Vera Cruz | |
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監督 | ロバート・アルドリッチ |
脚本 |
ローランド・キビー ジェームズ・R・ウェブ |
原作 | ボーデン・チェイス |
製作 | ジェームズ・ヒル |
出演者 |
ゲイリー・クーパー バート・ランカスター |
音楽 | ヒューゴー・フリードホーファー |
撮影 | アーネスト・ラズロ |
編集 | アラン・クロスランド・ジュニア(クレジット無し) |
配給 | ユナイテッド・アーティスツ |
公開 |
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上映時間 | 94分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $3,000,000 |
配給収入 |
1億7102万円[1] ![]() |
『ベラクルス』または『ヴェラクルス』[2](Vera Cruz)は、1954年にアメリカ合衆国で制作された映画。テクニカラーによるカラー作品。1866年、フランス干渉戦争中のメキシコを舞台とした西部劇である。
あらすじ[編集]
元軍人のベンとガンマンのジョーは、反発しあいながらも共同行動。侯爵アンリの仲介により、伯爵夫人マリーの護衛の仕事に就く。マリーは軍隊を雇うためと称して皇帝から300万ドルの金貨を受け取っていたが、実は着服するつもりであり、それを知ったベンとジョーの間で心理的な駆け引きが生じる。
反乱軍の奇襲を受けながらも一行は港町ベラクルスに到着。ジョーはマリーの気を引くことに成功。金貨を積み込んだ時点でフランスへ向かう船を奪う計画だ。ベンは一行に紛れ込んだ反乱軍の女性と恋仲となる。元来がストイックなベンは反乱軍に金貨を渡し、10万ドルの報酬で満足することに方針転換。
反乱軍はベラクルスの砦を猛攻。侯爵は戦死、ジョーと不仲の大尉も殺害され、政府軍はちりぢりとなる。
一度は金貨を載せた馬車の奪取に成功と見えたジョー。しかしベンとの一騎討ちで射殺された。
キャスト[編集]
- ベン・トレーン: ゲイリー・クーパー(吹替:黒沢良)
- ジョー・エリン: バート・ランカスター(吹替:久松保夫)
- マリー・デュバル伯爵夫人: デニーズ・ダーセル(吹替:来宮良子)
- アンリ・ド・ラボルデール侯爵: シーザー・ロメロ(吹替:大木民夫)
- ニナ: サラ・モンティエル
- ドネガン: アーネスト・ボーグナイン(吹替:相模武)
- ピッツバーグ: チャールズ・ブロンソン(吹替:大塚周夫)
- テックス: ジャック・イーラム
- ダネット大尉: ヘンリー・ブランドン
- ラミレス将軍: モリス・アンクラム(吹替:河村弘二)
- マクシミリアン皇帝: ジョージ・マクレディ(吹替:勝田久)
日本語吹替:初回放送1968年4月7日テレビ朝日 日曜洋画劇場
ノベライズ[編集]
1955年鱒書房より発売された『西部映画小説集1』に収録。作者は大坪砂男で、東京創元社より発売された『大坪砂男全集3 私刑』(ISBN 978-4-488-42513-5)にも収録された。
脚注[編集]
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)121頁
- ^ 日本初公開の際の日本語表記は『ベラクルス』であったが、後年DVD版が発売された際に『ヴェラクルス』に改められた。
関連項目[編集]
- ベラクルス - 作品名の由来となったメキシコの都市
外部リンク[編集]
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