ベイ・シティ・ブルース

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ベイ・シティ・ブルース』は、宝塚歌劇団によって制作されたミュージカル作品。花組[1][2][3][4]公演。宝塚・東京における本公演と中日公演の形式名は「ミュージカル」[1][2][4]。宝塚・東京における本公演と中日公演は17場[1][2][5]。作・演出は小池修一郎[1][2][4]。宝塚・東京における本公演と中日公演の併演作品は『イッツ・ア・ラブ・ストーリー[6][2][4]

公演期間と公演場所[編集]

ストーリー[編集]

※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[7]参考。

1940年代後半のアメリカ合衆国・西海岸の大都市を舞台に展開するマフィア版「ハムレット」。大都市の陰の帝王の家に生まれた青年が経験する愛と葛藤の物語。これを当時のスイングジャズやブルースに乗せて描いている。

エルノシア一家の首領が暗殺され、息子のハーヴェイJr.は除隊して帰郷。父の葬儀で後妻のグロリア、幼馴染みのレオナード、その妹のオリヴィアと再会する。ハーヴェイはオリヴィアと恋に落ちるが、ある夜、父の亡霊が現れ、彼の運命を変える。

スタッフ[編集]

※氏名の後ろに「宝塚」「東京」「中日」の文字がなければ全劇場共通。

主な配役[編集]

宝塚・東京[編集]

※氏名の前に「宝塚」、「東京[2]」の文字がなければ両劇場共通。「()」は新人公演・配役(主な人物のみ)。

中日劇場[編集]

  • ハーヴェイJr. - 安寿ミラ[5][4]
  • オリヴィア - 森奈みはる[5][4]
  • レオナード - 真矢みき[5][4]
  • ホールデン - 愛華みれ[5][4]
  • クラーク - 海峡ひろき[5][4]
  • キング・ハーヴェイ - 磯野千尋[5][4]
  • ベリー - 未沙のえる[5]
  • グロリア - 美月亜優[5][4]
  • ダイアナ - 詩乃優花[4]
  • エレノア - 一原けい[5]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 80年史 1994, p. 360.
  2. ^ a b c d e f g h i j 80年史 1994, p. 362.
  3. ^ a b c d e f g h i j k 80年史 1994, p. 364.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 90年史 2004, p. 34.
  5. ^ a b c d e f g h i j 80年史 1994, p. 369.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 80年史 1994, p. 361.
  7. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 170.
  8. ^ 80年史 1994, pp. 360–361.

参考文献[編集]

  • 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5 
  • 編集:森照実春馬誉貴子相井美由紀山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 実況CD「TMPC188~189(収録日:1993年8月26日)」宝塚音楽出版

関連項目[編集]