ピアノソナタ第22番 (ベートーヴェン)

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの作曲したピアノソナタ第22番ヘ長調Op.541804年に作られた。この曲は小規模で2楽章制を取り、ソナタでありながらソナタ形式の楽章を持たず、ヴァルトシュタイン熱情の2つの巨大な作品に挟まれているため、存在感が薄く、詳しい作曲の動機も分かっていない。

曲の構成[編集]

第1楽章 In Tempo d'un Menuetto
メヌエット風の主題と、3連符の激しいオクターブ連打による副主題が交替で現れる。
第2楽章 Allegretto
3部形式。低音に提示される湧き上がるようなモティーフが、終始主題労作的に展開される。展開部は転調を繰り返し、切迫し、色彩的でありドラマティックである。再現部やコーダは主音のトレモロが保持され、クライマックスを築く。

このソナタの一般的な人気は薄いが、ロベルト・シューマンが高く評価したといわれている。