デューク・エレガント-ドクター・ジョン、エリントンを歌う-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
デューク・エレガント-ドクター・ジョン、エリントンを歌う-
ドクター・ジョントリビュート・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク RPMサウンド・スタジオ
ジャンル R&Bジャズブルース、ニューオーリンズ・ファンク
時間
レーベル パーロフォン/ブルーノート
プロデュース マック・レベナック&ザ・ロウワー・911
専門評論家によるレビュー
ドクター・ジョン アルバム 年表
アナザー・ゾーン
(1998年)
デューク・エレガント-ドクター・ジョン、エリントンを歌う-
(1999年)
クリオール・ムーン
(2001年)
テンプレートを表示

デューク・エレガント-ドクター・ジョン、エリントンを歌う-[1]』(原題:Duke Elegant)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ドクター・ジョン1999年に発表したアルバム。母国アメリカでは2000年に発売された。デューク・エリントン生誕100周年を記念したトリビュート・アルバムとして制作された[2][3][4]

背景[編集]

ドクター・ジョンは選曲に当たり、広く知られていないエリントン・ナンバーを取り上げようと考え、エリントンの作品を研究した[3][5]。とりわけ「フレイミング・スウォード」を知った時は、金鉱を掘り当てたような気持になったという[3]。しかし、最終的には「彼はたくさんの曲を書いてきたから、簡単なことだと思った。でも、あまり聴かれていない曲は3曲しか見つけられなかったから、それらを収録した」とのことで[5]、「サテン・ドール」、「ムード・インディゴ」、「キャラバン」等のスタンダード・ナンバーも収録された。

評価[編集]

ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは3位を記録した[6]。ニューオーリンズの音楽雑誌『オフビート』では2000年の「最優秀アルバム」及び「最優秀R&B/ファンク・アルバム」に選出された[7]

ケネス・ベイズはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ドクター・ジョンは、エリントンの曲を恐ろしくファンキーな基盤に乗せてみせ、驚くほどの相性の良さを示した」と評している[2]。また、『ピープル』誌2000年2月14日号のレビューでは「昨年のデューク・エリントン生誕100周年を記念したトリビュート・アルバムは山ほど出たが、どれ一つとして、この作曲家が生み出したサテンの如く滑らかなジャズを、汗臭いリズム・アンド・ブルースに再編してみせてくれなかった。しかし、ニューオーリンズR&Bの熟達者マック・"ドクター・ジョン"・レベナックは、エリントンの王道の曲にさえ巧みにファンクを盛り込んだ」と評されている[4]

収録曲[編集]

10.は日本盤ボーナス・トラック。4. 11. 12. 13.はインストゥルメンタル

  1. オン・ザ・ロング・サイド・オブ・ザ・レイルロード・トラックス - "On the Wrong Side of the Railroad Tracks" (John Latouche, Duke Ellington) - 5:42
  2. アイム・ゴナ・ゴー・フィッシング - "I'm Gonna Go Fishin'" (D. Ellington, Peggy Lee) - 5:04
  3. スイングしなけりゃ意味ないね - "It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)" (D. Ellington, Irving Mills) - 5:31
  4. パーティド - "Perdido" (Ervin M. Drake, Hans Longsfolder, Juan Tizol) - 5:49
  5. ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア - "Don't Get Around Much Anymore" (Bob Russell, D. Ellington) - 3:37
  6. ソリチュード - "Solitude" (D. Ellington, Eddie DeLango, I. Mills) - 5:05
  7. サテン・ドール - "Satin Doll" (Billy Strayhorn, Johnny Mercer, D. Ellington) - 4:46
  8. ムード・インディゴ - "Mood Indigo" (I. Mills, D. Ellington, Barnard Bigard) - 6:55
  9. ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー - "Do Nothin' 'Til You Hear from Me" (B. Russell, D. Ellington) - 5:30
  10. アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト - "I'm Beginning to See the Light" (Harry James, Johnny Hodges, Don George, D. Ellington) - 3:13
  11. 昔はよかったね - "Thing's Ain't What They Used to Be" (Mercer Ellington) - 6:25
  12. キャラバン - "Caravan" (J. Tizol, I. Mills, D. Ellington) - 6:24
  13. フレイミング・スウォード - "Flaming Sword" (D. Ellington) - 5:45

参加ミュージシャン[編集]

脚注・出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 日本盤CD (TOCP-65367)帯及びライナーノーツの表記に準拠。
  2. ^ a b Bays, Kenneth. “Duke Elegant - Dr. John”. AllMusic. 2015年12月11日閲覧。
  3. ^ a b c Carter, Kevin L. (2000年2月11日). “'Fonky' Pianist Dr. John's Tribute To Ellington”. Philly.com. Philadelphia Media Network. 2015年12月11日閲覧。
  4. ^ a b Picks and Pans Review: Duke Elegant”. People. Time Inc. (2000年2月14日). 2015年12月11日閲覧。
  5. ^ a b CD英文ライナーノーツ(ドクター・ジョン)
  6. ^ Dr. John | Awards | AllMusic
  7. ^ Best of the Beat Award Winners: Complete List”. Offbeat Magazine. 2015年12月11日閲覧。