ターハル・ベン・ジェルーン

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ターハル・ベン・ジェルーン
Tahar Ben Jelloun
Tahar Ben Jelloun par Claude Truong-Ngoc sept 2013.jpg
ターハル・ベン・ジェルーン (2013)
誕生 (1944-12-01) 1944年12月1日(75歳)
モロッコの旗 モロッコフェズ
職業 詩人小説家画家
言語 フランス語
国籍 モロッコの旗 モロッコ
最終学歴 ムハンマド5世大学フランス語版
代表作 『聖なる夜』
主な受賞歴 ゴンクール賞(1987)
国際IMPACダブリン文学賞(2004)
レジオンドヌール勲章オフィシエ
芸術文化勲章コマンドゥール
国家功労勲章フランス語版コマンドゥール
エーリヒ・マリア・レマルク平和賞ドイツ語版
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ターハル・ベン・ジェルーン(Tahar Ben Jelloun、アラビア語: الطاهر بن جلونal-ṭāhar bin ǧallūn, 1944年12月1日 – )はモロッコ出身の詩人小説家

略歴[編集]

モロッコのフェズに生まれる[1]マドラサコーランの教えに基づくアラビア語の学校、イスラム学校)に通い、6歳でアラビア語・フランス語のバイリンガルの小学校に入学[1]。1955年に一家はジブラルタル海峡に面した港町タンジェに越し、ベン・ジェルーンは同地の小学校に転入し、初等教育修了証書を取得[1][2]

1956年、リセ・イブン・アル=ハティーブ(Lycée Ibn Al Khatib)、次いでリセ・ルニョーフランス語版に学び、1963年にバカロレアを取得。ラバトムハンマド5世大学フランス語版哲学を収める[1][2]

1965年にモロッコの主要都市で学生・生徒のストライキが起こり、弾圧される。翌1966年にストライキの首謀とされた95人の学生の一人として逮捕され、1968年に釈放[1]

テトゥアン、次いでカサブランカのリセで教鞭を執った後、1970年10月に渡仏[1][3]

執筆活動に専念し、次々と作品を発表した後、素描・絵画を始め、2010年から油彩に取りかかる。2013年にローマで最初の個展を開く[1]

受賞・栄誉[編集]

文学賞[編集]

栄誉[編集]

著書[編集]

  • Harrouda (1973)
  • La Réclusion solitaire (1976)
  • Moha le fou, Moha le sage (『気狂いモハ、賢人モハ』) (1978)
  • La Prière de l'absent (『不在者の祈り』) (1981)
  • Hospitalité française (『歓迎されない人々 ― フランスのアラブ人』) (1984)
  • L'Enfant de sable (The Sand Child, 『砂の子ども』) (1985)
  • La Nuit sacrée (The Sacred Night, 『聖なる夜』) (1987)
  • Jour de silence à Tanger (1990)
  • Les Yeux baissés (1991)
  • La Remontée des cendres (The Rising of the Ashes) (1991)
  • Éloge de l'amitié (1994)
  • L'Homme rompu (1994)
  • Le premier amour est toujours le dernier (『最初の愛はいつも最後の愛』) (1995)
  • Les Raisins de la galère (1996)
  • L'Auberge des pauvres (1997)
  • Le Racisme expliqué à ma fille (Racism Explained to My Daughter, 『娘に語る人種差別』) (1998)
  • Cette aveuglante absence de lumière (This Blinding Absence of Light, 『あやまちの夜』) (2001)
  • L'Islam expliqué aux enfants(『子どもたちと話すイスラームってなに?』) (2002)
  • La Belle au bois dormant (2004)
  • Le Dernier Ami (2004)
  • Partir (『出てゆく』) (2006)
  • Yemma (2007)
  • Beckett et Genet, un thé à Tanger (2010)
  • Jean Genet, menteur sublime(『嘘つきジュネ』)(2010)
  • Par le feu (『火によって』) (2011)
  • L’Étincelle — Révolte dans les pays arabes(『アラブの春は終わらない』)(2011)
  • Que la blessure se ferme (2011)
  • Le Bonheur conjugal (2012)
  • Au seuil du paradis (2012)
  • L'Ablation (2014)
  • Mes contes de Perrault (2014)
  • Qui est Daech? (2015) - エドガール・モランレジス・ドゥブレミシェル・オンフレ、オリヴィエ・ヴェヴェール、ジャン=クリストフ・リュファンジル・ケペル共著
  • Contes Coraniques (2015)
  • De l'Islam qui fait peur (2015)
  • Le Mariage de plaisir (2016)
  • Le Terrorisme expliqué à nos enfants (2016)
  • Un pays sur les nerfs, éditions de l'aube (2017)
  • La Punition (2018)
  • L'Insomnie (2019)

邦訳[編集]

  • 『歓迎されない人々 - フランスのアラブ人』高橋治男、相磯佳正共訳、晶文社、1994年
  • 『砂の子ども』菊地有子訳、紀伊国屋書店、1996年
  • 『気狂いモハ、賢人モハ』澤田直訳、現代企画室(越境の文学/文学の越境)、1996年
  • 『聖なる夜』菊地有子訳、紀伊国屋書店、1996年
  • 『不在者の祈り』石川清子訳、国書刊行会(文学の冒険)1998年
  • 『娘に語る人種差別』松葉祥一訳、青土社、1998年、新版 2017年
  • 『最初の愛はいつも最後の愛』堀内ゆかり訳、紀伊国屋書店、1999年
  • 『あやまちの夜』菊地有子訳、紀伊国屋書店、2000年
  • 『子どもたちと話すイスラームってなに?』藤田真利子訳、現代企画室、2002年
  • 『出てゆく』香川由利子訳、早川書房、2009年
  • アラブの春は終わらない』齋藤可津子訳、河出書房新社、2011年
  • 『火によって』岡真理訳、以文社、2012年
  • 『嘘つきジュネ』岑村傑訳、インスクリプト、2018年

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g TAHAR BEN JELLOUN - ÉLÉMENTS DE BIOGRAPHIE” (フランス語). Académie Goncourt. 2020年6月27日閲覧。
  2. ^ a b Blaise De Chabalier (2012年10月3日). “Le Bonheur conjugal de Tahar Ben Jelloun” (フランス語). Le Figaro.fr. 2020年6月27日閲覧。
  3. ^ TAHAR BEN JELLOUN” (フランス語). Tanger. Institut français, Maroc. 2020年6月27日閲覧。
  4. ^ Culture ; Cabinet et services rattachés au Ministre ; Cabinet ; Bureau Cabinet (1962-2000)” (フランス語). Archives de France - Ministère de la Culture. 2020年6月27日閲覧。
  5. ^ Décoration de M. Tahar BEN JELLOUN” (フランス語). Présidence de la République (2008年). 2020年6月27日閲覧。
  6. ^ Les Membres” (フランス語). Académie Goncourt. 2020年6月27日閲覧。
  7. ^ Tahar Ben Jelloun reçoit le Prix de la Paix” (フランス語). Libération.fr (2011年6月21日). 2020年6月27日閲覧。
  8. ^ a b CONFERENCE - L´écrivain Tahar Ben Jelloun à l'IFP le 22 juin” (フランス語). lepetitjournal.com. Le Petit Journal. 2020年6月27日閲覧。

外部リンク[編集]