サバイバー (バンド)

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サバイバー
Survivor
Survivor band 2013.jpg
スウェーデン・セルヴェスボリ公演 (2013年6月)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イリノイ州 シカゴ
ジャンル ハードロック
AOR
ポップ・ロック
スタジアム・ロック
活動期間 1977年 - 1988年
1993年 - 現在
レーベル Scotti Brothers Records
Frontiers Records
公式サイト survivorband.com
メンバー キャメロン・バートン (Vo)
フランキー・サリバン (G)
ビリー・オゼロ (B)
ウォルター・トレンティノ (Key/G)
ライアン・サリバン (Ds)
旧メンバー デイヴ・ビックラー (Vo)
ジム・ピートリック (Key/G)
マーク・ドラウベイ (Ds)
ステファン・エリス (B)
ジミ・ジェイミソン (Vo)
ほか別記参照

サバイバーSurvivor)は、アメリカ合衆国出身のロックバンド

ロッキー3』の主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」の世界的ヒットで知られ、1980年代中期に隆盛を極めた。活動停止期間を挟んだ1990年代からの再開以降、過去作品からのリバイバルを主体に活動している。

略歴[編集]

全米1位から活動停止まで (1977年 - 1988年)[編集]

1977年シカゴで結成、1979年デビュー。ブラス・ロック・バンド、「アイズ・オヴ・マーチ」の元メンバー、ジム・ピートリック英語版(1950年イリノイ州生れ)が「チェイス」の元メンバーであったデニス・ジョンソンとゲイリー・スミスを誘って結成した[1]。他のメンバーもサバイバー結成以前から活動していた、バンド名の通りアメリカン・ロックの「生存者、生き残り(=サバイバー)」たちである[2]

作風は一作目から一貫してハスキーなヴォーカルが特徴のポップでメロディアスなハードロックである[3]。当初はセールスに恵まれなかったが、1982年シルベスター・スタローンの依頼により作曲したアメリカ映画ロッキー3』の主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」が全米で6週連続1位という大ヒットを記録した。同曲を収録したアルバム『アイ・オブ・ザ・タイガー』も最高位2位まで上った。1985年には映画『ロッキー4/炎の友情』の主題歌「バーニング・ハート」もヒットさせている。なお、この曲は、ボクシングの亀田興毅オリックス・バファローズ小松聖投手が自らの選手登場曲として使用している。

1983年に「アイ・オブ・ザ・タイガー」などのヒットを歌ったデイヴ・ビックラー(1953年ノースダコタ州生れ、元・ジェイムスタウン・マサカー、マライア)からジミ・ジェイミソン[4](1951年ミシシッピ州生れ、元・ターゲット、コブラ)へとボーカルが代わるが、バンドはこの後に黄金期を迎える。1980年代中期に「バーニング・ハート」を始め4曲のトップ10ヒットを放ち、ロン・ネヴィソンによるプロデュースの下でリリースしたアルバム"Vital Signs"、"When Seconds Count"の2作も好セールスを記録した。1980年代後半、音楽性がヘヴィな方向に変化しセールスが落ち込んでくると、実質的にジミ、フランキー・サリバン(1955年シカゴ生れ、ギター、元・マライア)、ジム・ピートリック(キーボード&ギター)のトリオとなり、ベース、ドラムスが流動的メンバーとなった。その後はバンド活動が停滞しメンバーのソロ活動が目立つようになった。特に1989年から1993年の間はバンドとしての活動は完全に休止し解散状態であった。

活動再開以降 (1993年 - 現在)[編集]

左ジミ・ジェイミソン(Vo) 右フランキー・サリバン(G) 2013年

1993年にデイヴが復帰するも新作アルバムのリリースはなく、ベストアルバムに新曲を収録した程度であった。1999年にはジミ・ジェイミソンズ・サバイバーの名でアルバム"Empires"が発表されたが、これはサバイバーの名を使ってツアーを続けていたジミの2作目のソロ作品であった。サバイバー本体(結成時からの一貫したメンバーであるフランキー・サリバン)からジミに対してバンド名の使用を巡り訴訟が起こされていたが、同作発表後フランキーがサバイバー名義の所有権を得たことで決着が付き、アルバムもジミのソロ名義に変更された。結成メンバーのジム・ピートリックも1996年にバンドを離れ、2000年代はソロ・プロジェクトのプライド・オブ・ライオンズに専念した。

2006年、18年振りとなるオリジナルアルバム『Reach』を発表。同作ではジミ・ジェイミソンがボーカルを務め、フランキー・サリバンがギターとプロデュースを担当し、ジム・ピートリックが作曲でのみ参加した。同年、ジミ・ジェイミソンは脱退し、後任としてロビン・マッコーリーが加入。2008年、ジミ・ジェイミソンがジム・ピートリックと組んで3作目となるソロアルバム"Crossroads Moment"を発表、こちらも、もう1つのサバイバー復活作品として好評価を得た(ただし、サバイバーの名義は上記の経緯から1999年以降フランキー・サリバンが所有権を取得しているため、彼が参加しないプロジェクト・ユニットが使用することはできない)。2012年のツアーから、再度、ヴォーカリストにジミ・ジェイミソンが復帰、さらに2013年からはデイヴとのツインボーカル体制になっていた。

2014年8月31日、ジミ・ジェイミソンが心臓発作のためテネシー州メンフィスにある自宅で死去[5]。翌2015年に21歳の新人、キャメロン・バートンが後を継いだ[6]

メンバー[編集]

現ラインナップ[編集]

  • キャメロン・バートン Cameron Barton – ボーカル (2015– )
  • フランキー・サリバン Frankie Sullivan – リードギター (1978–1988, 1993– )
  • ビリー・オゼロ Billy Ozzello – ベース (1995–1996, 1999–2003, 2006– )
  • ウォルター・トレンティノ Walter Tolentino – キーボード/リズムギター (2011– )
  • ライアン・サリバン Ryan Sullivan – ドラムス (2014– )

旧メンバー[編集]

  • デイヴ・ビックラー Dave Bickler – ボーカル (1978–1983, 1993–2000, 2013-2016)
  • ジム・ピートリック Jim Peterik – キーボード/リズムギター (1978–1988, 1993–1996)
  • デニス・ジョンソン Dennis Keith Johnson – ベース (1978–1981)
  • ゲイリー・スミス Gary Smith – ドラムス (1978–1981)
  • マーク・ドラウベイ Marc Droubay – ドラムス (1981–1987, 1996–2014)
  • ステファン・エリス Stephan Ellis – ベース (1981–1987, 1996–1999)
  • ジミ・ジェイミソン Jimi Jamison – ボーカル (1984–1988, 2000–2006, 2011-2014) RIP.2014
  • ビル・サイニア Bill Syniar – ベース (1988, 1993-1994)
  • ミッキー・カレー Mickey Curry – ドラムス (1988)
  • カイル・ウッドリング Kyle Woodring – ドラムス (1988, 1993–1996) RIP.2009
  • クレム・ヘイズ Klem Hayes – ベース (1994-1995)
  • ランディ・レイリー Randy Riley – ベース (1995, 2003–2005)
  • クリス・グローヴ Chris Grove – キーボード/リズムギター (1996–2008)
  • ゴードン・パトリアカ Gordon Patriarca – ベース (1999)
  • バリー・ダナウェイ Barry Dunaway – ベース (2005–2006)
  • ロビン・マッコーリー Robin McAuley – ボーカル (2006–2011)
  • マイケル・ヤング Michael Young – キーボード/リズムギター (2008–2010)
  • ミッチェル・シグマン Mitchell Sigman – キーボード/リズムギター (2010–2011)

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

オリジナル

  • 1979年 サバイバー - Survivor(全米169位)
  • 1981年 予戒 - Premonition(全米82位)
  • 1982年 アイ・オブ・ザ・タイガー - Eye Of The Tiger(全米2位)
  • 1983年 制覇への野望 - Caught In The Game(全米82位)
  • 1984年 バイタル・サインズ - Vital Signs(全米16位)
  • 1986年 ホエン・セカンズ・カウント - When Seconds Count(全米49位)
  • 1988年 今夜は眠れない - Too Hot Too Sleep(全米187位)
  • 2006年 リーチ - Reach

ライブ

コンピレーション[編集]

  • 1986年 The Best Collection of Survivor(日本編集、11曲)
  • 1989年 The Best of Survivor(日本編集、12曲)
  • 1989年 Greatest Hits 1(日本発売は1990年、10曲)
  • 1993年 Greatest Hits 2(13曲)
  • 1999年 The Finest Selection~The Search is Not Over Yet(日本編集、18曲)
  • 2001年 Fire In Your Eyes~Greatest Hits(18曲)
  • 2004年 Ultimate Survivor(日本発売は2005年、18曲)
  • 2006年 The Best of Survivor(14曲)
  • 2009年 Eye Of The Tiger~Best Of Survivor(日本編集、19曲)

シングル[編集]

  • 1980年
    • Somewhere in America(全米70位:USホット100最高位。以下同じ)
    • Rebel Girl (全米103位)
  • 1981年
    • Poor Man's Son(全米33位)
  • 1982年
    • Summer Nights(全米62位)
    • Eye of the Tiger(全米1位、全英1位)
    • Ever Since the World Began(1989年『ロックアップ』サウンドトラックとしてリメイク再録)
    • American Heartbeat(全米17位)
    • The One That Really Matters(全米74位)
  • 1983年
    • Caught in the Game(全米77位)
  • 1984年
    • The Moment of Truth(『ベスト・キッド』サウンドトラック、全米63位)
    • I Can't Hold Back(全米13位)
  • 1985年
    • High on You(全米8位)
    • The Search Is Over(全米4位)
    • First Night(全米53位)
    • Burning Heart(全米2位、全英5位)
  • 1986年
    • Is This Love(全米9位)
  • 1987年
    • How Much Love(全米51位)
    • Man Against the World(全米86位)
  • 1988年
    • Didn't Know it Was Love (邦題:愛とは知らなくて、全米61位)
  • 1989年
    • Across the Miles(全米74位)

日本公演[編集]

1月9日 日本武道館、10日 大阪サンケイホール、11日 福岡市民会館、13日 名古屋市公会堂

脚注[編集]

  1. ^ ジムは、チェイスのファーストアルバム「追跡」に『ボーイズ・アンド・ガールズ Boys and Girls Together』を提供し、ラストアルバム「復活」にはボーカルで参加している
  2. ^ サバイバーというバンド名には、チェイスの他のメンバーが1974年に飛行機事故で他界した際、当時チェイスに参加していたジムはバスで移動、デニスとゲイリーは不参加という別行動を取っていたため難を逃れた「生存者」を意味するという説、またその中でも特にジム・ピートリック1人がニックネーム的にsurvivorと呼ばれていたとする説もある。
  3. ^ ただし、サバイバーの"Reach"・ジミのソロ"Crossroads Moment"いずれも日米各々ともに同じレーベル(アメリカ:FRONTIERS RECORDS、日本:キングレコード)から発売されているが、ジャンルの細分類はハードロックではなく「メロディアスロック」とされている。
  4. ^ ジミをジム、ジェイミソンをジャミソンと表記したメディアも見られる。
  5. ^ サバイバーのリード・シンガー、ジミ・ジェイミソンが死去 amass.jp 2014年9月2日
  6. ^ サバイバーに21歳の新ヴォーカル、キャメロン・バートンが加入 - amass

外部リンク[編集]