サトゥ・マーレ県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Judeţul Satu Mare

紋章

サトゥ・マーレ県の位置
地域 北西地域
歴史的な地域 トランシルヴァニア
県都 サトゥ・マーレ
面積 4,418km²
人口 367,281人(2002年)
人口密度 83人/km²
ISO 3166-2 RO-SM

サトゥ・マーレ県 (サトゥ・マーレけん、ルーマニア語:Judeţul Satu Mare,ハンガリー語:Szatmár megye)は、ルーマニアトランシルヴァニア地方の県。県都はサトゥ・マーレ。東部はマラムレシュ県、西部はハンガリーサボルチ・サトマール・ベレグ県、北部はウクライナザカルパッチャ州、南部はビホル県サラージュ県とに接している。少数民族であるハンガリー系が人口の35.2%を占める。

統計[編集]

2002年の調査では、県人口は367,281人。人口密度は1平方キロメートルに約83人 [1][2]

ハンガリーとの国境が近いことから、ハンガリー系が県内の広範囲に暮らしている。

県人口 ルーマニア人 ハンガリー系 ドイツ系
1880[3] 194,326 76,668 95,681 13,449
1890 216,158 85,663 114,836 14,030
1900 245,855 93,591 138,086 12,165
1910 267,310 92,264 166,369 6,709
1920 262,937 124,476 81,242 34,982
1948 [4] 312,672
1956 337,531 180,930 145,880 3,588
1966 359,393
1977 393,840
1992 400,789
2002 367,281

地理[編集]

サトゥ・マーレ県は総面積が4,418平方キロメートルである。東カルパチア山脈を構成するオアシュ山脈(Oaş)が北側に連なる。この山地面積は総面積の17%になる。均衡は面積の20%を占める丘陵と平野から成り立つ。県西部はパンノニア平原の東部となる。県内には、ソメシュ川(Someş、ハンガリー語ではサモス川 Szamos)、トゥル川(Tur)、クラスナ川が流れる。サトゥ・マーレ県は、かつてのマラムレシュ(Maramureş)地方と、クリシャナ地方(Crişana)の一部とにまたがっている。

経済[編集]

サトゥ・マーレ県は、ハンガリー、ウクライナの国境に接することから産業・農業への外国投資が集まっている。県内の主要産業は以下の通りである。

  • 織物産業
  • 機械部品、自動車部品
  • 食品加工業
  • 林業および家具製造

観光[編集]

行政区画[編集]

県は2つの都市、3つの町、56の小自治体からなる。

主な都市[編集]

ギャラリー[編集]

参照[編集]