プラホヴァ県
![]() 紋章 ![]() プラホヴァ県の位置 | |
地域 | 南地域 |
---|---|
歴史的な地域 | ムンテニア |
県都 | プロイェシュティ |
面積 | 4,716km² |
人口 | 829,945人(2002年) |
人口密度 | 176人/km² |
ISO 3166-2 | RO-PH |
プラホヴァ県 (プラホヴァけん、Judeţul Prahova)は、ルーマニア・ムンテニア地方の県。県都はプロイェシュティ。東はブザウ県、西はドゥンボヴィツァ県、北はブラショフ県、南はヤロミツァ県とイルフォヴ県と接している。
統計[編集]
2002年の調査では、県人口は829,945人、人口密度は176/平方キロメートルである。ルーマニアで最も人口の多い県であり、人口密度も高い。しかし、2006年の調査で人口・人口密度ともヤシ県がプラホヴァ県を抜いた。
年 | 県人口[2] |
---|---|
1948 | 557,776 |
1956 | 623,817 |
1966 | 701,057 |
1977 | 817,168 |
1992 | 874,349 |
2002 | 829,945 |
プラホヴァ県は工業の発展のため人口が流入している。
地理[編集]
県面積は4,716平方キロメートルである。 土地の起伏は、山地、丘陵、平野の3つにおよそ均等に分けられる。北部は東カルパチア山脈の南の終わりとなるカルパツィ・デ・クルブラ山地(en:Carpaţii de curbură)である。ブチェジ山地は南カルパチア山脈の東の終わりとなる。この2つの山地は、プラホヴァ谷で分けられている。県南部は平野で、ルーマニア平原の北西部にあたる。主要河川はプラホヴァ川である。山地から多くの河川(ドフタナ川やテレアジェン川)を集めてプラホヴァ谷を流れていく。
経済[編集]
プラホヴァ県は、長きに渡ってルーマニアの原油生産・精製が行われてきた。工業化が非常に進み、115,000人以上の人が工業に従事する。国内の工業生産の8%以上を担うとされる。国際企業との合弁会社が数社稼働しており、コカコーラ、ユニリーバ、インベブ、ミシュラン、Timkenなどが進出している。
県の主要産業は以下のとおりである。
農業も発展している。県南部は主に広域農業で、丘陵地帯はワイン生産と果樹栽培に適している。国内の農業生産の3%をプラホヴァ県が占めるとされている。
観光[編集]
プラホヴァ谷は国内でも高い可能性のある観光地の一つであり、ルーマニアでも良質の観光設備を持つ。
- プラホヴァ谷
- シナヤ(en:Sinaia) - シナヤ修道院(en:Sinaia Monastery)、ルーマニア王カロル1世が建設した夏の離宮、ペレシュ城がある
- ブシュテニ(en:Buşteni)
- アズガ(en:Azuga)
- ブチェジ山地(en:Bucegi Mountains)
- テレアジェン川谷
- ヴァレニイ・デ・ムンテ(en:Vălenii de Munte)
- ケイア(en:Cheia)
- スラニク(en:Slănic)
- プロイェシュティ
- クンピナ(en:Câmpina)
行政区画[編集]
県は2つの都市、12の町、89の小自治体からなる。
主な市町[編集]
参照[編集]
- ^ National Institute of Statistics, "Populaţia după etnie" Archived 2009年8月16日, at the Wayback Machine.
- ^ National Institute of Statistics, "Populaţia la recensămintele din anii 1948, 1956, 1966, 1977, 1992 şi 2002"