クラウ・ソラス

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アイルランド1922-3年の「光の剣」普通切手。剣の上にアーチ状に"An Claiḋeaṁ Soluis"の文字が見える

クラウ・ソラス(クレイヴ・ソリッシュ)(未改正 近代アイルランド語: Claidheamh Soluis; 改正綴り:Claíomh Solais[1]; 異綴り:an cloidheamh solais[2]; IPA: /kɫiːv ˈsɔɫɪʃ/ )は、アイルランド語で「光の剣」あるいは「輝く剣」 (英訳:"Sword of Light", "Shining Sword")の意をもつ、アイルランド民話の魔法剣。手に持つ者に照明を与える道具だったり、巨人などの敵に特殊な効果を発揮する武器など、物語によって異なる描写がされている。また、スコットランド・ゲール語の口承民話にも多くの類例が見られる。[3]

民話の「光の剣」は、アイルランド神話英語版に登場する神殺しの武器の名残であるという考察が、トーマス・フランシス・オラヒリー英語版らの学者によってなされている。アイルランドの神話物語群では、これに相当するのがバロールを倒したルーの投擲武器であり、英雄譚では数多く例があるが、例えばクー・フーリンの槍ガエ・ボルグや剣クルージーンであるとされる[4][5]

「光の剣」の民話の中には、アーサー王伝説の「アーサーとゴルラゴン」に酷似した物語群があり、その粗筋を翻案されたものという考察がある[6]

概要[編集]

本項では、「光の剣(クレイヴ・ソリッシュ)」については、ゲール語圏で伝わっていた実際の民話の内容をとりあげる。

民話例の概要[編集]

「光の剣(クレイヴ・ソリッシュ)」が登場する民話の大多数は冒険譚である。敵対する剣の持ち主の「巨人」は、原話では「大男」(fermór)またはグルアガハ英語版と呼ばれる鬼のような存在や、カリアッハ英語版という山姥である[7][8]。これらは、ある秘密の方法でしか倒せない場合が多く、典型例では「光の剣」のみしか武器が通用しない[9]。また、ヒーローないし助っ人が、光の剣や隠れマントなどの器具を用いて、いとも簡単に倒してしまう場合もあるが、剣のみでは目的を達しえないこともしばしばある。巨人は、体のどこかにわずかだけ弱点の場所を持っており、そこ以外はどんなに傷つけても死なずにけろりと治ってしまうからである。また、その急所がじつは「体外にある魂」 (external soul)であって、どこかの秘密の場所に隠されていることがある。それが幾つかの種類の動物の体内(や容器)に、入れ子構造式に入っていることも典型的である(スコットランド民話 "The Young King of Esaidh Ruadh"[10][注 1]

光の剣の物語の多くに統合されているのは、「芸あるお供の者」[注 2][11]の手助けによる試練の克服譚である。主人公(ヒーロー)には果たさねばならない難業や試練が(典型的には三つ)課せられ、たいがいは何らかの助っ人の力を借りて、みごとこれを遂行する粗筋である。その助っ人は、ヒーローの妻またはいずれ夫婦となる女性(「モラハ」ほか)であったり、巨人の家政婦(「エリン国王の十三番目の息子」ほか)や不思議な動物たち(後述)、超常的(妖精的)な「赤い男[12]ほかなどのパターンがある[注 3]

民話例の多くには花嫁探求(bridal quest)の側面があり、これは民話ではとりわけ珍しいわけではないが、単純な白馬の騎士的物語とは違ったひねりがみられる。それは、ヒーローが賭け事に勝って富と秀麗の妻を得るものの、すぐさま敗北して妻と居暮らす権利を失い、(ゲシュをかけられ)光の剣と、とある「事報(知識)」するまで帰れないというあてどない探求に旅立たねばならない例である(「モラハ」や「ムスケリーの農夫の息子」ほか)。

その入手せねばならない「知識」とは、女性にまつわる「唯一の物語」の秘密である(典型例では)。このモチーフは題名(「光る剣と、女性にまつわる唯一の物語の原因の知得」、O'F本)にすらなっているが、これはキトリッジによれば元祖のアイルランド語物語に含まれていたテーマである[注 4][14]。同様にケネディ編「唯一の物語の完全なる説話」があるが、「女性の」という指定がないのはキトリッジ説からすれば欠落ということになる[注 5][注 6]。さらに類話の「モラハ」に至っては、「アンシュゲイリアフト(?)の死の報せ」に変わってしまっているが、これも「唯一の話」の転訛に過ぎない[16]

キトリッジが「光の剣」の物語群の類話としたのはアーサー伝説の作品『アーサーとゴルラゴン』である。この一遍には「光の剣」は登場しないが、既述したように「女性にまつわる唯一の物語」というモチーフが共通する[注 7]。また、いずれの場合も、解明される「唯一の物語」というのは、ある男が悪妻によって魔法の杖で狼に変身させられ放逐されてしまったという、異形への変身譚である[20]

分析[編集]

キトリッジの分析によると、このアイルランドの類話群は当初より、つまりのその元祖(I本)[21]の段階で既に、いくつもの層の物語により形成されていた。まずその枠物語も、「女性にまつわる唯一の物語の原因」の説話と、「狼男譚」の合成である。これに「光の剣の探求」の説話が付着し、さらには長編にわたる「子供の守護」[注 8]のタイプの物語が導入されている[22]

この「子供の守護」の物語もまた合成で、「忠犬譚」 [注 9]と、キトリッジ「手と子供」と呼ぶ類話[注 10]。後者はすなわち「怪手が被害者を襲う」タイプ(モチーフ)であるが、古英詩『ベーオウルフ』の手や、渡辺綱が切り落とした一条橋の鬼の手の例でみられるように各地に拡散していることが指摘される[23]。そしてアイルランド語やゲール語の類話の場合には、これに「芸ある友の者(有能な同伴者たち)」[注 2]のタイプ(モチーフ)付加されているが、このタイプは民俗学者テーオドール・ベンファイ論の礎石であり、東洋にまでおよぶ世界中に類例がある[24]

光の剣の属性[編集]

ある民話ではフィアハ・オ・ドゥダ(?)(Fiacha O'Duda)が所有する光の剣は、ダイヤモンドをちりばめた柄("diamond-crested hilt")をもち、暗い色合いの鞘から抜身の刃が三インチほどのぞいただけで、窓なしの寝室が、直射日光を受けた部屋のように輝いていたといわれる。("The Story of the Sculloge's son from Muskerry"[25])。他にも地下の岩穴の暗がりを照らす("Tale of Connal"[26])、夜中に井戸の水汲みに来た使用人が光源として使う("Maol a Chliobain"[27])などの民話がある。

「エリン国王の十三番目の息子」 では、光の剣は、複数頭の竜 (アイルランド語: urfeist)の頭を刈り、体を割くまではできるが、怪物はいっとき退散するだけで、再生してもどってくる。結局、怪物を倒したのは口の中に投じた林檎であった。[28]

スコットランド民話のひとつでは、光の剣は、意地悪でメドゥーサ的な継母が浴びせる、人間を薪の束に変えてしまう視線を反射させるという利用法がされる("Mac Iain Direach")。

またある作品では、「[鞘から]抜きはらうたびにその閃光は世界を三度めぐり、どんなに軽い一撃でも、森羅万象のものも魔性のものとわずに殺してしまう」とも、「命にかぎりある人間(mortal man)なるぬ者が製作した」とも描写されるが、これは現代作者による潤色であろう(MacManus, "The Snow, the Crow, and the Blood"[29])。

参考までに、上の一例の話「雪とカラスと血と」(?)にごく粗筋が近いのが、ダグラス・ハイドが収集した「アイルランド王の息子」(Mac Riġ Eireann; The King of Ireland's Son)[30]という話であるが、そこでは王の息子らが得る「三つの刃の剣」("the sword of the three edges"; cloiḋeaṁ na tri faoḃar)は、「この剣でどこにでも一撃をくわえれば、たとえ鉄が前にはだかっても砂に達する(大地を切る)」[31]というものであった。

アイルランド語民話リスト[編集]

民話集の書籍については#参考文献 を参照。キトレッジの略号を太字で示した[注 11]:

  • "The Story of the Sculloge's son from Muskerry (Sceal Vhic Scoloige O' Muscridhe)" (Kennedy 1866, pp. 255-) K
    • 「マスケリーの農夫〔スクーログ〕の息子の物語」(?)(未訳?)
  • "Fios Fath an aon Sceil" (perfect narrative of the unique story) (Kennedy 1866, pp. 266-)
    • 「唯一の物語の完全なる説話」(?)(未訳?)
  • "Eachtra air an sgolóig agus air an ngruagach ruadh (Adventure of the Sgolog and the Red Gruagach)" (Ó Briain 1889, Gaelic Journal 4, pp. 7–9; 26–28; 35–37[注 12] J
    • 「スゴローグと赤いグルガッハの冒険」(?)
  • "The Weaver's Son and the Giant of the White Hill", (Curtin 1890, pp. 64-77)[33]
    • 「機織の息子と白い丘の巨人」 安達 正・先川 暢郎 訳『アイルランドの神話と民話』 (2004)(ただし光の剣ではなく「鋭利なる剣」(?)="sword of sharpness"である)
  • "The Thirteenth Son of the King of Erin", (Curtin 1890, pp. 157-174)
    • 「エリン国王の十三番目の息子」 安達 正・先川 暢郎 訳『アイルランドの神話と民話』 (2004)
  • "Morraha; Brian More, son of the high-king of Erin, from the Well of Enchantments of Binn Edin" (Larminie 1893, pp. 10-30; Jacobs 1894, pp. 80-96 (No.XXXIV))
    • 「モラハ」小辻 梅子 訳『ケルト妖精民話集』(1992)
  • "Simon and Margaret" (Larminie 1893, pp. 130-138)
    • 「サイモンとマーガレット」(?)(未訳?)
  • "Beauty of the World" (Larminie 1893, pp. 155-167)
    • 「絶世の美女」(?)(未訳?)
  • "The King who had Twelve Sons" (Larminie & 1893 196-210)
    • 「十二人の息子をもった王」(?)(未訳?)
  • "Cud, Cad, and Micad", (Curtin 1894, pp. 198–222).[注 13]
    • 「カド、キャド、とミキャド」(?)(未訳?)
  • "Coldfeet and Queen of Lonesome Island", (Curtin 1894, pp. 242–261)
    • 「冷え足と孤独の島の女王」(?)(未訳?)
  • "Art and Balor Beimnech", (Curtin 1894, pp. 312–334). C1
    • 「アルトとバロル・ベヴネッヘ」(?)(未訳?)
  • "Smallhead and the King's Sons"(Jacobs 1894, pp. 80-96 (No.XXXIX)[注 14]
    • 「うすのろと王子たち」小辻 梅子 訳『ケルト妖精民話集』(1992)
  • "The Shining Sword and the Knowledge of the Cause of the One Story about Women"(O'Foharta 1897, pp. 477-92(ZCP誌1掲載話)
    • 「光る剣と、女性まつわる唯一の物語の原因の知得」(?)(未訳?)
  • "The Snow, Crow, and the Blood", (MacManus 1900, pp. 151-174)
    • 「雪とカラスと血と」(?)(未訳?)
  • (untitled) (tale of Finn's three sons by the Queen of Italy collected at Glenties in Donegal), (Andrews 1919, pp. 91-)[ドニゴール 州グレンティーズで採集された、フィンとイタリア女王との三人息子の物語(未訳?)]
  • "An Claidheamh Soluis" (Ó Ceocháin 1927 編訳 Béaloideas誌第I巻第i号, pp.277-282)

スコットランド=ゲール語民話リスト[編集]

光の剣に言及する、スコットランドの西ハイランド地方で採集された民話集の刊行(Campbell 1860, vol. I&II, Popular Tales of the West Highlands)は、そのようなアイルランドの民話が刊行しだされた時期より早いと言える。スコットランド版では、「白き光のグレイブ」("White Glave of Light"; スコットランド・ゲール語: an claidheamh geal soluis )として登場する例もある。

  • "The Young King of Esaidh Ruadh" (Campbell 1860, pp. 1-, vol. I, No.1;) c
    • 「エセ・ルエー(アサロー)の若王」(?)(未訳?)
  • "Widow's Son" (Campbell 1860, pp. 47-, vol. I, No.2, 2nd variant; )
    • 「未亡人の息子」(?)(未訳?)
  • "Tale of Conal Crovi" (Campbell 1860, pp. 125-, vol. I, No.6; )
    • 「コナル・クロヴィの物語」(?)(未訳?)
  • "Tale of Connal" (Campbell 1860, pp. 143-, vol. I, No.7; )
    • 「コナルの物語」(?)(未訳?)
  • "Maol a Chliobain" (Campbell 1860, pp. 251-, vol. I, No.17; )
    • 「マル・ア・クリバン」(?)(未訳?)
  • "The Widow and her Daughters" (Campbell 1860, pp. 41-, vol. II, No.41, 2nd variant;)
    • 「未亡人と娘たち」(?)(未訳?)
  • "Mac Iain Direach" (Campbell 1860, pp. 328-, vol. II, No.46; )
    • 「マク・イアン・ディレフ」(?)(未訳?)
  • "An Sionnach, the Fox" (Campbell 1860, pp. 353-, vol. I, No.46, 4th variant; )
    • 「狐のアン・シンナハ」(?)(未訳?)
  • "Buachaillechd Chruachain (The Herding of Cruachan)" (MacInnes 1890, pp. 95–125, No. IV ) m
    • 「クルーハンの群追い」(?)(未訳?)
  • "The History of Kitty Ill-Pretts", Jeannie Durie, Fife" (Bruford & Macdonald 1994, p. 185-190, No. 21 )
    • 「キティの働き」三宅忠明 訳『スコットランドの民話』(1975)

神話的解釈[編集]

神話の剣[編集]

T・F・オラヒリー英語版の説によれば、古代神話の神の武器の名残であるのが、中世の数々の英雄譚の不思議な力の武器であり、民話のなかの「光の剣」であるという。オラヒリー説で類例とされるなかには、例えばクーフーリンの輝く剣クルージーンが挙げられる[34]

オラヒリーの体系的な説明では、原始の神の武器は燃えて輝く「雷霆」の武器であり、槍のような投擲武器として表現されることが多かった。これが中世の物語になると、神の役割は英雄に置き換わり、槍より剣を手にとることが多くなったという。その著名な例ではフェルグス・マクロイ英語版の剣カラドボルグや、マク・ケヒトの槍である。ただカラドボルグには光るとは明記されていない。(知名度は下がるが)「光る剣」の物語実例として前述のクーフーリンの剣クルージーンが挙げられる[35]

20世紀初頭の論文などをみるとアーサー王物語漁夫王のもたらす「聖杯の剣」は、アイルランドの海神マナナーンの剣[注 15]に対応し、民話の「光の剣」に同じであるなどという言及も散見される[36]

大衆文化のなかのクラウ・ソラス[編集]

近年の大衆文化のなかでは、「光の剣」は、トゥアハ・デ・ダナーンの四至宝のひとつであるヌアザ(ヌアダ)の剣と同一視されることが多い。ただしアイルランドの古来の文学(中世の写本に残る作品)では、ヌアダの剣はとくに光の剣とはされておらず、これは拡張解釈である。日本のファンタジー系書籍では、いわゆる「クラウ・ソラス」なる剣が、輝く剣(抜刀すると周囲の目を眩ます)、呪文が刻まれる剣、神族の都のひとつフィンジアスからもたらされた不敗の剣、[37]、隠れた敵も探し出し、ひとりでに倒す自動追尾機能のある剣[38]などと紹介されているが、これはあらゆるケルト神話・民話・妖精物語に登場する剣の属性を寄せ集めたモンタージュといえる。この詳しい考察は、#大衆文化の節で取り上げる。

参照[編集]

脚注[編集]

注釈
  1. ^ 「機織の息子と白い丘の巨人」では主人公は秘密の卵を得たのち、これを巨人の腕下の黒子に命中させて倒す。また、単に卵をつぶせば巨人が死ぬ例が、"The Young King of Esaidh Ruadh"である。この卵はアアルネ=トンプソンの民話分類(AT分類)の AT 302 「卵に入っている鬼(オーガ)(悪魔(デヴィル))の心臓。」"The ogre's (devil's) heart in the egg"、トンプソンの分類 E 711.1. に該当する)
  2. ^ a b Skilful companions
  3. ^ 「芸あるお供の者」のケースでは、動物の数が三種類であるパターンがみられる。O'F本では、鷹・カワウソ・キツネであり、「機織の息子と白い丘の巨人」では大きな牡羊・鮭・鷲の変わり姿をもつ義兄である[13]
  4. ^ 類話であるラテン語の『アーサーとゴルラゴン』(G)にも「女性にまつわる秘密」があるため、これとアイルランド語物語(I)は分岐する前の原話yにもそもそも含まれていたという結論。
  5. ^ ケネディ編の題名は、O'Foharta編と共通する部分なので同じ訳でしかるべきだが、ケネディのほうが誤訳だという[15]
  6. ^ さらにÓ Ceocháin 1928, 編An Claiḋeaṁ Soluis: agus Fios-fáṫa-'n-aoin-scéilがあり、同 p. 281 には"Fios-fáh-an-oyn-scéil (the knowledge of the motive of the unique(?) tale (唯一の話の動機の知得)"と英訳される。
  7. ^ このモチーフは、よりよく知られた例では『ガウェイン卿とラグネルの結婚』にみられる[17]
  8. ^ Defence of the Child
  9. ^ Faithful Dog
  10. ^ The Hand and the Child
  11. ^ 「光の剣」が確認できるのは8つの類話のうち(1) K, (2) J, (3) L, (4) C1, (6) O'F, (7) Hで、 (5) C2=Curtin 1894, pp. 356– や (7) S には「光の剣」への言及が無い。
  12. ^ アイルランド語のテキストのみ。ジェレマイア・カーティン(Curtin)編"Sculloge's son from Muskerry"の異話[32]
  13. ^ 異本のアイルランド語稿本"Cod, Cead agus Mícead は、An Seaḃac (1932), "Ḋá Scéal ó Ḋuiḃneaċaiḃ", Béaloideas Iml. 3, pp. 381–400 に所収。ちなみにCurtinが採集したと同じ話し手も探し当てられていて、そのアイルランド語稿本がSeán Mac Giollarnáthによって記録されたと付記されている。
  14. ^ これはCurtinが刊行本に収録せず、『New York Sun』の紙面上に「Hero Tales of Ireland」の記事名で発表した物語から取られている。
  15. ^ フラガラッハ
出典
  1. ^ Mackillop 1998の"reformed" と "unreformed ModIr."
  2. ^ EIHM (O'Rahilly 1946, p. 68; Kennedy 1866
  3. ^ Campbell 1860, p. 24, vol. I, "The sword of light is common in Gaelic stories;.." etc.
  4. ^ G.M. (1946年9月号) 「(書評)O'Rahilly 1946(EIHM)」Studies, an Irish Quarterly Review, vol. 35, no. 139, pp. 420-422 JSTOR p.421 : "the Divine Hero overcomes his father the Otherworld-god with that god's own weapon, the thunderbolt, known variously in story-telling by names such as the Gaí Bulga (Cú Chulainn's weapon), the Caladbolg (Arthur's Escalibur), or the Claidheamh Soluis of our halfpenny postage-stamps.(神的英雄は、他界に君臨する父神を神自身の武器で倒す、これは雷霆であり、物語によってはそれはクーフーリンの槍ガエ・ボルガとなり、カラドボルグ(アーサーの剣エクスカリバー[の原型のひとつ]))となり、アイルランドの]1/2ペンス切手の「光の剣」となってあらわれる)"
  5. ^ Puhvel 1972, pp. 210, 214-215
  6. ^ Ó hÓgáin (1991), p. 206.
  7. ^ Puhvel 1972, p. 214 : "These are the 'swords of light' or 'glaives of light', usually in the possession of some giant or supernatural 'hag'(これらは「光の剣」であり、超自然的な巨人や山姥に所有される)".
  8. ^ スコットランド民話では上の同源語がもちいられる。
  9. ^ Macalister, R.A.S. (2014) [1935], Ancient Ireland: A Study in the Lessons of Archaeology and History, Routledge, p. 75, https://books.google.co.jp/books?id=eBEcBQAAQBAJ&pg=PT69  (original printing: London, Methuen & Co., Ltd., 1935 :"The 'sword of light'.. which made the giants of the fairytales invincible.. is always defeated in the end; the hero, the little man, always succeeds in stealing.. and cutting of its lawful owner's head(「光の剣」のためにおとぎ話の巨人は無敵であるが、最終的にはこれを盗み出す小さき英雄によって必ず敗北を喫し、[英雄]は[巨人の]首を刎ねるのである)".
  10. ^ Campbell 1860, pp. 1-, vol. I
  11. ^ Kittredge (1903), pp. 224-227.
  12. ^ MacManus 1900, pp. 151-174,"The Snow, Crow, and the Blood"
  13. ^ ジェレマイア・カーティン, 安達正 & 先川暢郎 2004
  14. ^ Kittredge 1903, pp. 217-8、元祖のアイルランド語物語I(再現)の要約。
  15. ^ Kittredge 1903, p. 218, note 2
  16. ^ Kittredge 1903, 163, 218n: Anshgayliacht は「転訛(corruption)」があり、明らかにアイルランド語: scél「物語」の語が含まれている
  17. ^ Day, Mildred Leake (2005), Latin Arthurian Literature, Brewer, p. 42, https://books.google.com/books?id=rkXXjG3t66gC&pg=PA43 
  18. ^ Campbell 1860, pp. 353-, vol. I
  19. ^ Campbell 1860, pp. 41-, vol. II
  20. ^ 人間が動物に変じられているという要素は、が活躍するスコットランド民話 "An Sionnach, the Fox"[18])にも見られる(ここで光の剣は "White Glave of Light, スコットランド・ゲール語: an claidheamh geal soluis))。また、ある民話では、女主人公を手助けする猫が、のちに人間の王女の姿に舞い戻る ("The Widow and her Daughters"[19]
  21. ^ Kittredge (1903), p. 166.
  22. ^ Kittredge (1903), pp. 166, 168, 214.
  23. ^ Kittredge 1903, p. 228, note1で、F. Y. Powell "Beowulf and Watanabe-no-Tsuna" (Essays, pp. 395–6)を引用している。
  24. ^ Kittredge 1903, pp. 222–230 and seq.
  25. ^ Kennedy 1866, pp. 255-
  26. ^ Campbell 1860, pp. 143-, vol. I, No.7
  27. ^ Campbell 1860, pp. 251-, vol. I, No.17
  28. ^ 異本 "The King who had Twelve Sons" でも、竜(アイルランド語: piast)は、光の剣が登場する前に馬に倒される)
  29. ^ MacManus 1900, p. 163, "whose flash traveled thrice round the world every time it was drawn, and whose lightest stroke killed any being, natural or enchanted."
  30. ^ Hyde, Douglas (1890) (Internet Archive), Beside the Fire, London: David Nutt, http://www.archive.org/details/besidefirecollec00hyde , pp.18-47. 語り部は Seáġan O Cuineagáin (John Cunningham) というロスコモン州の Baile-an-phuill (Ballinphil)という村の村民。Mackillop 1998事典の"King of Ireland's Son"にも要約と民話モチーフ解説がある
  31. ^ Hyde 1890(前述)""whatever place you will strike a blow with that sword, it will go to the sand (i.e., cut to the earth) though it were iron before it.""
  32. ^ Duncan, Leland L. (1894) "Review of The Gaelic Journal Vol. IV \", Folklore 5 (2), pp. 155–157
  33. ^ 光の剣ではなく "sword of sharpness"が登場する。 A.C.L. Brown, "Bleeding Lance", PMLA 25, p. 20 に言及される。
  34. ^ O'Rahilly 1946, EIHM, p. 68, "Cúchulainn possessed not only the spear of Bulga, but also a sword, known as in Cruaidín Catutchenn, which shone at night like a torch. In folk tales the lightning-sword has survived as "the sword of light" (an cloidheamh solais), possessed by a giant and won from him by a hero.(クルージーンは、槍ガエ・ボルガのみでなく、クルージーン・カドドヒェンという夜には松明のように輝く剣を所持していた。民話では、雷の剣は、≪光の剣(クラウ・ソラス)≫として名残をとどめている)"
  35. ^ Puhvel (1972), p. 214.
  36. ^ Nitze, Wm. A. (1909), “The Fisher King in the Grail Romances”, PMLA 24 (3): 406, http://www.jstor.org/stable/456840 
  37. ^ 健部伸明と怪兵隊『虚空の神々』 :ヌアザは「クラウ・ソラス(Claimh Solais - 炎の剣、光の剣)」と呼ばれる輝く剣を身につけていました。クラウ・ソラスは呪文が刻んである魔剣で、一度鞘から抜かれたら、その一撃から逃れられる者はいない不敗の剣であるとも伝えられています。そしてまた、北方にある神秘島のフィンジアス(Findias)市からもたらされた、エリン四至宝のうちの一つでした。」(p.58)
  38. ^ 佐藤俊之 2007, p. 66(PHP), p.66

参考文献[編集]

事典
  • Mackillop, James (1998), Dictionary of Celtic Mytholgy, Oxford University Press, ISBN 0192801201 
  • 健部伸明; 怪兵隊 『虚空の神々』6巻 新紀元社〈Truth In Fantasy〉、1990年ISBN 4-915146-24-3 
  • 佐藤俊之; 造事務所 『伝説の「武器・防具」がよくわかる本』 PHP 文庫、2007年ISBN 9784569669182 
アイルランド語・スコットランド=ゲール語の原話(および訳付き資料)
英訳民話のみ・要約のみ
(創作)
(批評・研究)