アブハジアの行政区画

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アブハジアの行政区画(アブハジアのぎょうせいくかく)では、南コーカサスにあり国際的にはジョージア国の自治共和国とされながらも事実上の独立状態にあるアブハジア共和国及び、ジョージア政府が主張するアブハジア自治共和国の行政区画について述べる。

アブハジア共和国による行政区画[編集]

アブハジア共和国の行政区画

アブハジア共和国では7つの地区(ラヨン)に分かれ、名称は中心都市の名前と同じようになっている。それぞれの地区はオチャムチラ、トゥワルチャル、ガル地区以外の北西4地区は1991年まで続いたソビエト連邦グルジア共和国時代や現在のジョージア政府が主張するアブハジア自治共和国と同じである。
なお、トゥワルチャル地区はアブハジア独立後の1995年にオチャムチラとガル地区から分割されて設立された。

人口統計はアブハジア政府による発表(国勢調査)によるものである[1]

# 地区名 中心都市 面積
(km²)
人口
(2003年)
人口
(2011年)
1 ガグラ地区英語版 ガグラ 722 37,002 40,217
2 グダウタ地区 グダウタ 1,640 34,869 36,775
3 スフミ地区 スフミ 1,523 43,716 62,914
4 グリリプシュ地区英語版 グリリプシュ英語版 1,835[2] 17,962[2] 18,032
5 オチャムチラ英語版 オチャムチラ英語版 24,629 24,868
6 トゥワルチャル地区英語版 トゥワルチャル 14,777 16,012
7 ガル地区英語版 ガル 29,287 30,356

ジョージア政府による行政区画(アブハジア自治共和国)[編集]

アブハジア自治共和国の行政区画
コドリ渓谷(ゼモ・アブハジア)の位置

アブハジア自治共和国は、6つの地区と2つの基礎自治体によって成り立つ[3]。しかし、アブハジア紛争によって自治共和国政府はアブハジアより亡命、現在もこの行政区画はジョージア政府が名目上設置したものにすぎない。

なお、グリリプシュ地区の東部にあるコドリ渓谷はアブハジア共和国軍の侵略を防ぎ、アブハジアで唯一ジョージア政府が実効支配していた。このコドリ渓谷は2006年にゼモ・アブハジアとして自治共和国政府が置かれた。だが、2008年の南オセチア紛争時にアブハジア軍がコドリ渓谷(ゼモ・アブハジア)を攻撃し、コドリ渓谷はアブハジア共和国領となった。

# 名称 中心都市 面積
(km²)
人口
(1989年[4])
人口
(2002年)
- スフミ市 - 119,150
- トゥクヴァルチェリ市 - 21,744
1 ガグラ地区英語版 ガグラ 772 77,079
2 グダウタ地区 グダウタ 1,640 57,534
3 スフミ地区 スフミ 1,523 39,516 43,716
4 グリリプシュ地区英語版 グリリプシュ英語版 1,835 54,962
4-2 コドリ渓谷英語版
(2006年以降はゼモ・アブハジア英語版
Kvemo Azhara 2,540 1,956
5 オチャムチラ地区英語版 オチャムチラ英語版 1,868 75,388
6 ガリ地区英語版 ガリ 1,003 79,688

脚注[編集]

  1. ^ アブハジアの国勢調査(ロシア語)
  2. ^ a b コドリ渓谷を除く(2008年まで)
  3. ^ Statoids.com/Districts of Georgia:なお、地区(District)を基礎自治体(Municipality)場合もある
  4. ^ GeoHive.com/Georgia