アストンマーティン・One-77

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アストンマーティン・One-77
フロント
Aston Martin One-77 01.jpg
リア
Aston Martin One-77 rear.jpg
インテリア
Interior of Aston Martin One77.jpg
販売期間 2010年-2011年
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン 7.3L V12
駆動方式 FR
最高出力 559kW (760PS)
最大トルク 750N・m (76.5kgf・m)
変速機 6速AMT
サスペンション ダブルウィッシュボーン式
車両重量 約1,500kg
-自動車のスペック表-

One-77は、イギリスの自動車メーカー、アストンマーティンが台数限定で製造・販売したスーパーカーである。

サイドビュー

概要[編集]

2008年モンディアル・ド・ロトモビルで77台限定のアストンマーティンのフラッグシップモデル、「One-77」の開発が発表され、ほとんどがベールに覆われたモックアップモデルが展示された。翌2009年3月のサロン・アンテルナショナル・ド・ロトにはOne-77のシャシナンバー1が出展され、同年4月に行われたコンクールデレガンスではインテリアおよびパワートレインが完成された市販モデルが公開された[1]

2010年9月にはアストンマーティンより生産段階に入ったことが発表され、デリバリーは2011年初頭ごろに開始された[2]。2012年4月末に全77台が完売した[3]

ドバイでは、警察車両として使用されている[4]

メカニズム[編集]

エンジンはDB9DBS V12およびV12ヴァンテージに搭載される6Lエンジンをベースとし、コスワースと共同開発された7.3L V型12気筒自然吸気エンジンが搭載される。ドライサンプ方式が採られており、他のV12エンジン搭載のアストンマーティンモデルよりもエンジン搭載位置を100mm低くしている。また、エンジン搭載位置は前車軸よりも257mm後方となっており、フロントミッドシップレイアウトとなる。開発当初は700hp(710PS)の最高出力とベースとなるエンジンから10%の小型化が目標とされたが、最高出力は目標値を上回る750hp(760PS)となり、エンジンのサイズは25%小型化された[5]。また、このエンジンのスペックは市販車用NAエンジンとしては最高となる[6]。トランスミッションには新開発の6速AMT (Automated Manual Transmission) が採用され、パドルシフトで手動変速が行われる。

シャシマルチマチック (MTC: Multimatic) との共同開発のカーボンモノコック構造をとっており、アルミニウムパネルが組み合わせられている。

サスペンションは前後ともばねショックアブソーバーを水平に配したダブルウィッシュボーン式のインボードサスペンションが採用される。ショックアブソーバーには調節可能なDSSV (Dynamic Suspension Spool Valve) システムが採用される[5]

タイヤはピレリによって専用開発されたフロント: 255/35 ZR20、リア: 335/30 ZR20のPゼロコルサタイヤが装着され、ブレーキにはカーボンセラミックブレーキが採用される[5]

0-96km/h加速は3.5秒、最高速は322km/hと公称され、2009年12月に行われた開発テストでは最高速354.86km/hを記録している[7]

脚注[編集]

関連項目[編集]