アイ・シャル・ビー・リリースト

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アイ・シャル・ビー・リリースト
ザ・バンドシングル
初出アルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ロサンゼルス[2]
ジャンル ルーツ・ロック
時間
レーベル キャピトル・レコード
作詞・作曲 ボブ・ディラン
プロデュース ジョン・サイモン
ザ・バンド シングル 年表
ザ・ウェイト
b/w
アイ・シャル・ビー・リリースト
(1968年)
クリプル・クリーク
b/w
オールド・ディキシー・ダウン
(1969年)
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アイ・シャル・ビー・リリースト
ボブ・ディラン楽曲
収録アルバム ブートレッグ・シリーズ第1〜3集
リリース 1991年3月
録音 1967年秋
ジャンル ロックフォーク
時間 3:56
レーベル コロムビア
作詞者 ボブ・ディラン
作曲者 ボブ・ディラン
"シーズ・ユア・ラヴァー・ナウ"
(12)
アイ・シャル・ビー・リリースト
(13)
"サンタフェ"
(14)

アイ・シャル・ビー・リリースト」(I Shall Be Released)は、ボブ・ディランが作詞作曲した楽曲。ザ・バンドのバージョンが最もよく知られ、以後多くのミュージシャンにカバーされた。

ザ・バンドのバージョン[編集]

後述するようにザ・バンドは1967年6月から10月にかけてボブ・ディランとともにウッドストックで多くの楽曲の録音を行い、その際「アイ・シャル・ビー・リリースト」も録音された。翌1968年、ザ・バンドはファースト・アルバム用に本作品をレコーディング。同年7月1日発売の『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』に収録された。また、8月8日にシングルカットされた「ザ・ウェイト」のB面に収録された[1]

リチャード・マニュエルのファルセットを効果的に使ったボーカルが名唱とされ、むしろザ・バンドの代表作としてのイメージを強めることになった。1974年のディランとバンドのツアー・ライブ『偉大なる復活』でもザ・バンドのみで歌唱演奏したバージョンが収録されている。

1976年のザ・バンドの解散ライブ『ラスト・ワルツ』のバージョンは、ディランとマニュエルのリード・ボーカルに、参加者全員のコーラスが加わってフィナーレを飾った。

ボブ・ディランのバージョン[編集]

オリジナル・バージョンは、ディランが交通事故で重傷を負って休養していた1967年ニューヨーク州アルスター郡のウッドストックの「ビッグ・ピンク」と呼ばれる家の地下室で、後に『地下室 (ザ・ベースメント・テープス)』に収録された諸作とともに、ザ・ホークス(後のザ・バンド)の伴奏によってレコーディングされた。だがこのバージョンは長らく海賊版でしか聴くことができず、1991年の『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』でようやく公式にリリースされた。

ディランの公式バージョンの中で最も早くリリースされたのは、1971年の『グレーテスト・ヒット第2集 (アルバム)』に収録されたものである。同年9月に行われたハッピー・トラウムとのセッションで録音された。アコースティックギターによる弾き語りで、全三連のうち第一連が歌われていない。日本ではシングルカットされた。

その後、『武道館』や『ローリング・サンダー・レヴュー』などのライブ盤にも収録されている。

その他のバージョン[編集]

ジョーン・バエズは1968年、ディランの曲を集めた『Any Day Now (Songs of Bob Dylan)』での中でカヴァーした。このアルバム・タイトルも同曲から借用したものである。コンサートで歌うことも多く、1975年のローリング・サンダー・レヴューではディランとデュエットで歌っている(『ローリング・サンダー・レヴュー』収録)。

その他、ピーター・ポール&マリージョー・コッカーベット・ミドラーザ・ホリーズニーナ・シモンリッキー・ネルソンヤングブラッズクリッシー・ハインドポール・ウェラーなどがカヴァーしている。

日本ではザ・ディランIIが「男らしいってわかるかい」という邦題の日本語詞をつけたカヴァーで話題になった。友部正人岡林信康忌野清志郎も意訳した日本語詞によるカヴァーを発表している。

脚注[編集]

  1. ^ a b 45cat - Jaime Robbie Robertson, Rick Danko, Richard Manuel, Garth Hudson, Levon Helm - Music From The Big Pink - Capitol - USA
  2. ^ Hoskyns, Barney (1993). Across The Great Divide: The Band and America. Viking. pp. 156-159. ISBN 0-670-841447.