金光不二夫
金光不二夫(かねみつ ふじお、1927年3月5日[1]―2000年2月19日)は、日本のロシア語翻訳家。
東京出身。1953年東京外国語大学ロシア語科卒。東京経済大学講師。自然科学系の翻訳を多くした。妻もロシア語学者の金光節(セツ)。
共編著
翻訳
- オパーリン『生命について』新堀友行共訳 蒼樹社 1955
- グレーェフ『人間の起源』新堀友行共訳 岩崎書店 岩崎新書 1956
- M.ワシリエフ『宇宙船の旅 空飛ぶ実験室』共立出版 1957
- 『ソビエトの人工衛星・宇宙旅行』岸田純之助、袋一平共編訳 三一書房 1957
- A.シュテルンフェルト『人工衛星』1958 岩波新書
- M.ワシリエフ,S.グウシチェフ『二十一世紀からの報告 ソ連の科学は予言する』光文社 1959
- S.ピサーレフ『勇敢なマンコの冒険 青銅時代のあけぼの』理論社 1960
- チマコフ、カンデリ編『現代の医学物語』理論社 1962 みんな科学者
- ゲー・ベー・アンフィロフ『人工太陽』誠文堂新光社 1962 自然と科学
- ニコラエフ,ポポビッチ『星の海にふたりきりで 宇宙グループ飛行71時間』訳編 朝日新聞社 1962
- エム・ワシリエフ、カ・スタニュコビッチ『宇宙と新しい物理学』東京図書 1963 科学普及新書
- A.I.オパーリン,V.G.フェセンコフ『宇宙と生命 宇宙に生物は存在するか』理論社 1963 宇宙世紀セミナー
- V.ボリソフ,O.ゴルロフ『人間の宇宙生活 宇宙医学の成果と課題』理論社 1963 宇宙世紀セミナー
- 『宇宙空間の開発 米ソの記録と展望』岸田純之助共訳編 築地書館 1965
- エリ・クバルキン、イェ・レヴィーチン『エレクトロニクス物語』訳編 東京図書 1965 科学普及新書
- ヴァヴィロフ『目と太陽 光と太陽と視覚について』東京図書 1966 科学普及新書
- イ・エス・シクロフスキー『宇宙人!応答せよ』訳編 東京図書 1968 科学普及新書
- クルシャンツエフ『宇宙飛行あんない』訳編 理論社 1969 おもしろいこども宇宙記
- ヴェ・エヌ・コマロフ『おもしろい宇宙論』訳編 東京図書 1969 科学普及新書
- ユ・ゲ・レシェトフ『人類の起原』法政大学出版局 1969 りぶらりあ選書
- ヴェ・エル・ケレル『世界を変える物理法則』東京図書 1969 科学普及新書
- ヴェ・カサトキン『二進法の秘密 =電子計算機のABC=』東京図書 1969 科学普及新書
- ワシリエフ『人間は宇宙へ飛び出す』訳編 東京図書 1969 科学普及新書
- クルシャンツエフ『星空をたずねよう』訳編 理論社 1969 おもしろいこども宇宙記
- クルシャンツエフ『火星人のついせき』訳編 理論社 1970 おもしろいこども宇宙記
- クルシャンツエフ『月世界のたんけん』訳編 理論社 1970 おもしろいこども宇宙記
- エム・ワシリエフ,カ・スタニュコヴィチ『重力と相対性理論』訳編 東京図書 1970 科学普及新書
- ヴェ・イ・マニコ『ミクロの世界の謎』訳編 東京図書 1970 科学普及新書
- ベ・リャプノフ『地球とその未来』訳編 東京図書 1971 科学普及新書
- グベルマン『ブラックボックスの秘密 脳と思考について』訳編 東京図書 1971 科学普及新書
- メドヴェジェフ『ルイセンコ学説の興亡 個人崇拝と生物学』河出書房新社 1971
- I.ザヤンチコフスキー『自然界の知恵-天敵 自然を守る動物の不思議』白揚社 1972
- ジョレス・A.メドヴェジェフ『ソビエト科学と自由』タイムライフインターナショナル 1972 タイム ライフ ブックス
- リチネツキー『生物たちの超能力 バイオニクスへの道』東京図書 1973
- ア・ア・クージン『マルクスと技術論』馬場政孝共訳 大月書店 1973
- マイヤ・ベサラプ『ランダウの生涯 ノーベル賞科学者の知と愛』東京図書 1973
- カピッツア『科学・人間・組織』みすず書房 1974
- ラドゥンスカヤ『逆説の勝利 レザーの開発と可能性』東京図書 1974
- シュハルヂン編『現代科学技術革命論』山崎俊雄共訳 大月書店 1974
- L.A.ゴルドン,M.N.エゴロワ『独立インドの労働者階級 翻訳資料』アジア経済研究所 1975
- L.I.ポノマリョフ『面白い量子力学』白揚社 1976
- レザーノフ『消えた大陸 甦るアトランティスの謎』東京図書 1976
- メゼンツェフ『自然の中に奇跡はあるか』藤川健治共訳編 社会思想社・現代教養文庫 1976
- ザヤンチコフスキー『動物たちの超感覚 その感覚と行動の秘密』東京図書 1976
- マラホフ『おもしろい古生物の世界』東京図書 1977
- メゼンツェフ『生物界の奇跡 奇跡の百科』東京図書 1977
- エリ・デ・ランダウ、ユ・ベ・ルメル,ア・イ・ジューコフ『相対性理論入門 増補新版』鳥居一雄、広重徹共訳 東京図書 1977
- A.オレイニコフ『地球時計』1977 講談社現代新書
- A.カザンツェフ 他『宇宙人と古代人の謎』訳編 文一総合出版 1978 自然界の驚異シリーズ
- プラトノフ『おもしろい心理学 夢、テレパシー、錯覚』東京図書 1978
- A.コンドラトフ 他『古代文明のパラドクス』訳編 文一総合出版 1978 自然界の驚異シリーズ
- V.メゼンツェフ 他『テレパシーの科学』訳編 文一総合出版 1978 自然界の驚異シリーズ
- クリチェフスキー、ペトリャノフ『熱力学の話 温度からエントロピーへ』東京図書 1978
- ロシキン他『マンモスと恐竜の世紀』訳編 文一総合出版 1978 自然界の驚異シリーズ
- ロマンツェフ『おもしろい生化学』東京図書 1979
- ペレリマン『おもしろい物理』東京図書 1979
- ペレリマン『おもしろい身近な物理』東京図書 1979 ペレリマンの科学の家
- V.I.ルィドニク『百万人の量子力学』文一総合出版 1979
- ペレリマン『おもしろい計算術』正続 東京図書 1980
- ペレリマン『おもしろい図形の話』正続 東京図書 1980
- セルゲーエフ『おもしろい生理学』東京図書 1980
- ペレリマン『おもしろい物理の教室』東京図書 1980
- L.クピリヤノヴィッチ『バイオリズム その原理と応用』1980 講談社現代新書
- ルーチニク『おもしろい遺伝学ABC』東京図書 1981
- ルーチニク『おもしろい親と子の遺伝学 ぼくはなぜパパに似ているか』東京図書 1981
- リチネツキー『おもしろい生物工学』東京図書 1981
- ゲ.ウ.リンドベルグ『現世淡水魚類相の起源 第四紀の大規模海面変動仮説』新堀友行共訳 東海大学出版会 1981
- ヴェレシチャーギン『マンモスはなぜ絶滅したか』東海大学出版会 1981 東海科学選書
- タラセンコ,ルシャーノワ『身近な遺伝学』東京図書 1981
- グベルマン『身近な大脳生理学』東京図書 1981
- アキムシキン『おもしろいからだの生理学』東京図書 1982
- シヴァリョフ『おもしろい心臓の生理学』阿部光伸共訳 東京図書 1982
- アキムシキン『おもしろい生物学ABC』東京図書 1982
- セルゲーエフ『おもしろい生物の超能力』東京図書 1982
- L.I.クピリヤノヴィッチ『記憶力をよくする』1982 講談社現代新書
- ルッターヨハン『中学生のIQテスト』岩片靖共訳 東京図書 1983
- I.B.リティネツキー『天災を予知する生物学』文一総合出版 1983 自然界の驚異シリーズ
- I.I.アキムシキン『失われた古生物たち』文一総合出版 1985 自然界の驚異シリーズ
- A.P.ドゥブロフ,V.N.プーシキン『超心理と現代自然科学』講談社 1985
- A.コンドラトフ『ノアの大洪水 神話か事実か』社会思想社・現代教養文庫 1985
- S.N.ビビコフ『マンモスの骨でつくった楽器 旧石器人の生活と芸術』新堀友行共訳 築地書館 1985
- P.ブラソフ『X線のはなし』進藤加奈子共訳 共立出版 1986
- ソ連科学アカデミー編『世界技術史 太古から産業革命まで』共訳 大月書店 1986
- M.L.リネツキー『暗示の話 心と体のコントロール』山田泰彦共訳 文一総合出版 1987 自然界の驚異シリーズ
- ペレリマン『幾何のはなし』東京図書 1987 ペレリマンの科学の家
- ペレリマン『数のはなし』東京図書 1987 ペレリマンの科学の家
- ウラジーミル・グーバレフ『石棺 チェルノブイリの黙示録』リベルタ出版 1987
- ペレリマン『物理のはなし』東京図書 1987 ペレリマンの科学の家
- ヨシフ・ハリフマン『マルハナバチの謎 ハリフマンの昆虫ウオッチング・社会性昆虫記』金光節共訳 理論社 1989
- 『サハロフ回想録』木村晃三共訳 読売新聞社 1990 のち中公文庫
- ボリス・セルゲーエフ『脳のはなし』東京図書 1990
- ユ・イ・セミョーノフ『人間社会の起源』新堀友行共訳 築地書館 1991
- ヴェレシチャーギン『古生物学者の回想 マンモス象を追って60年』新堀友行共訳 東海大学出版会 1993
- A.コンドラトフ『ベーリング大陸の謎 極北のコロンブスたち』新堀友行共訳 社会思想社・現代教養文庫 1994
参考
- 『おもしろい図形の話』訳者紹介
- 読売新聞訃報
脚注
- ^ 『著作権台帳』