西田有志

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西田 有志
Yūji Nishida
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2000-01-30) 2000年1月30日(24歳)
出身地 三重県の旗三重県いなべ市
ラテン文字 Yūji Nishida
身長 186cm
体重 87kg
血液型 O
選手情報
所属 ジェイテクトSTINGS
背番号 14
愛称 ユウジ
ポジション OP
指高 240cm
利き手
スパイク 350cm
ブロック 330cm
獲得メダル
 日本
アジア選手権
2019 男子バレーボール
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西田 有志(にしだ ゆうじ、2000年1月30日 - )は、日本の男子バレーボール選手。ポジションはオポジット

人物・来歴

バレーボールを始めたのは、幼稚園児の頃からで「兄・姉がやっていたから」だと云う[1][2]

いなべ市立大安中学校時代の2014年、第28回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の三重県選抜チームに選出された経歴を持つ[3]。高校進学に当たっては東海地区のバレーボール強豪校である愛知県星城高等学校などから誘いを受けたが、「地元がいい」と、海星高等学校への進学を選んだ[1]

海星高等学校時代は三重県立松阪工業高等学校の壁が厚く、全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)への出場は一度もなく、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)は2017年度の一度だけの出場であった[4]。その高校時代には第11回アジアユース男子選手権大会(U-19)ミャンマーネーピードー)に出場するU-19日本代表に選出され[5]、大会では優勝を果たした。

2017年、高校3年の時にVプレミアリーグ男子のジェイテクトSTINGSに高卒内定選手として入団[6]。西田がSTINGSを選んだのは「実兄がジェイテクトで働いていて、『バレーボール部もあるんやで』と教えてくれたから」だったと云う[1]。海星高等学校は2018年1月の春高バレーに出場出来なかったため、西田は2018年1月6日の対堺ブレイザーズ広島県立総合体育館)戦で高校生選手としてVプレミアリーグの公式戦に初出場を果たしスパイク決定率70%を記録し[7]、その翌日のJTサンダース戦では早くもスターティング・ラインアップに名を連ねてチーム最多の26得点を叩き出すなど鮮烈なデビューを飾った[8]

2018年4月、海星高等学校を卒業して、正式にジェイテクトSTINGSに入団。時を同じくして中垣内祐一監督率いる日本男子代表に大抜擢を受けた[9]。 なお、ジェイテクト入団2年目からは正社員選手からプロ契約選手(社内での扱いは厳密には嘱託社員契約選手)に会社と相談して切り替えた。本人はその理由を「世界のトップ選手と本気で対戦してみて、このレベルで自分が渡り合っていくためには、バレーボールだけに専念する環境がないといけないと感じた」と述べている[10][11]

2019年10月、バレーボールワールドカップでは、ベストサーバー賞を獲得。なお、カナダとの最終戦・最終セットでは、9-9から5度のサービスエースを含む6連続ブレークを記録してチームを勝利に導いた[12]

2020年2月、所属チームであるジェイテクトSTINGSのV1初優勝に貢献し、自身も最高殊勲選手賞(MVP)、得点王、サーブ賞、ベスト6を受賞した[13]

同年12月に行われた天皇杯ではエースとしてチームを牽引。パナソニックパンサーズとの決勝戦では両チームトップの37得点を記録し、チームを初優勝へ導いた[14][15]

2021年5月、ファン向けに有観客で行われた紅白戦(配信有り)で右足首を負傷[16]。状態が心配される中リハビリを続けながらネーションズリーグに帯同。

6月、東京オリンピック代表に内定し、東京オリンピックに出場した[17]。8月9日、所属チームを通じて記者会見を行い、イタリアセリエA、ヴィボ・ヴァレンツィアイタリア語版への移籍を発表した[18][19][20][21]。負傷欠場がありながらも多くの試合に出場[22]。しかし、チームはセリエA2(2部)に降格となってしまった[23]

2022年6月1日、ジェイテクトへの復帰が発表された。同時に、関田誠大スロベニア代表OHのティネ・ウルナウトの入団も発表された[24]

球歴

所属チーム

受賞歴

脚注

  1. ^ a b c 本人に聞く、バレー界期待の「高校生Vリーガー」西田有志とは何者か Sportiva 2018.02.17
  2. ^ 「月刊バレーボール」2017年12月号臨時増刊 39ページ
  3. ^ 第28回全国都道府県対抗中学バレーボール大会 三重県選抜 (PDF) 三重県バレーボール協会
  4. ^ インハイで輝いた、全日本の“卵”たち バレー世代別代表に選出される注目株 スポーツナビ 2017年8月16日
  5. ^ 海星高の西田君、日本代表に 男子バレーアジアユース大会 - 伊勢新聞” (2017年3月14日). 2019年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月14日閲覧。
  6. ^ ジェイテクト、郡浩也、中根聡太、西田有志の内定を発表 バレーボールマガジン 2017年10月15日
  7. ^ バレーボール界の新星・西田有志選手のオフに密着!シャンプーしながら語ったコト - フジテレビュー!!、2019年10月1日
  8. ^ バレー界に現れたスーパーな18歳。西田有志「大学は遠回りというか」 Bunshun Number 2018/02/25
  9. ^ 期待の18歳サウスポー西田有志が日本代表初選出 内定選手としてプレミアリーグ席巻 産経新聞 2018年4月7日
  10. ^ “西田有志が18歳で選んだイバラの道。世界と戦うため「迷いはなかった」”. (2020年7月3日). オリジナルの2020年7月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200720032322/https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2020/07/03/18___split/ 2020年7月3日閲覧。 
  11. ^ バレーボールヒーローズ Vol.2 8ページ目 より
  12. ^ 19歳西田有志、驚異の6連続ブレーク!“世界レベル”の能力を実証 バレーボールW杯”. zakzak. 2019年10月24日閲覧。
  13. ^ Vリーグ所属男子バレーボール部ジェイテクトSTINGS|2020最終報告|”. www.jtekt-stings.jp. 2021年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月31日閲覧。
  14. ^ 男子ジェイテクト、女子JT共に初優勝 天皇杯・皇后杯決勝”. 日本バレーボール協会. 2021年8月10日閲覧。
  15. ^ パナソニックV逃す「西田がいるといないとで違う」 - バレーボール : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月9日閲覧。
  16. ^ 龍神NIPPONに暗雲!? 若手エースの西田有志が紅白戦で右足関節ねん挫のアクシデント!自力で歩行できず病院へ…”. THE DIGEST. 2021年8月9日閲覧。
  17. ^ 第32回オリンピック競技大会(2020/東京) バレーボール男子日本代表チーム・龍神NIPPON 出場内定選手コメント”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2021年8月9日閲覧。
  18. ^ 移籍選手のお知らせ”. ジェイテクトSTINGS (2021年8月10日). 2021年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月12日閲覧。
  19. ^ A Vibo sbarca la star giapponese Yuji Nishiida: “Voglio stare al passo con gli spiriti combattivi””. Tonno Callipo Calabria Vibo Valentia (2021年8月9日). 2021年8月12日閲覧。
  20. ^ 代表エース西田有志がイタリア1部VIBOバレンティア移籍を発表「石川祐希選手と日本人対決して勝ちたい」”. バレーボールマガジン. 2021年8月9日閲覧。
  21. ^ 【男子バレー】西田有志、イタリア移籍を発表。「東京五輪のおかげで“挑戦したい”とより明確になった」(田中夕子) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2021年8月9日閲覧。
  22. ^ Nishida Yuji”. Lega Pallavolo Serie A. 2022年6月2日閲覧。
  23. ^ Regular Season SuperLega Credem Banca”. Lega Pallavolo Serie A. 2022年6月2日閲覧。
  24. ^ ウルナウト選手・関田選手・西田選手(復帰)の入部決定のお知らせ”. ジェイテクトSTINGS (2022年6月1日). 2022年10月23日閲覧。

外部リンク