李栄直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Jumping Frog Man (会話 | 投稿記録) による 2022年11月4日 (金) 07:35個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

李 栄直
名前
カタカナ リ・ヨンジ
ラテン文字 LEE Yon-Jick
ハングル 리영직
基本情報
国籍 朝鮮
生年月日 (1991-02-08) 1991年2月8日(33歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府
身長 187cm
体重 75kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 FC琉球
ポジション DF / MF
背番号 9
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2013-2014 日本の旗 徳島ヴォルティス 6 (1)
2015-2016 日本の旗 V・ファーレン長崎 47 (4)
2017 日本の旗 カマタマーレ讃岐 23 (2)
2018-2019 日本の旗 東京ヴェルディ 51 (8)
2020- 日本の旗FC琉球 65 (1)
代表歴2
2015- 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 20 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2021年12月30日現在。
2. 2019年11月19日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

李 栄直(リ・ヨンジ、朝鮮語: 리영직、1991年2月8日 - )は、大阪府出身(在日朝鮮人4世[1])のプロサッカー選手JリーグFC琉球所属。朝鮮民主主義人民共和国代表。ポジションはディフェンダー(DF)、ミッドフィールダー(MF)。

来歴

クラブ

小学校の時にサッカーを始め、FCルイ・ラモスヴェジットでは杉本健勇、大阪セントラルFCでは双子の松田陸松田力大森晃太郎らとプレーした[2]大阪商業大学に進学後は1年時からレギュラーを獲得。4年時には副キャプテンを務めた[3]

2013年より、徳島ヴォルティスへ入団[4]。同年3月24日の第5節FC岐阜戦で、後半のアディショナルタイムに途中出場でJリーグ初出場を果たした。しかしその後はケガで離脱していた選手の復帰などもあり、サブメンバーからも外れる試合が続いた[2]2014年4月26日の第9節アルビレックス新潟戦でJリーグ初得点を記録した。

2015年V・ファーレン長崎へ完全移籍[5]

2017年、カマタマーレ讃岐へ完全移籍[6]

2018年より東京ヴェルディに加入[7]

2020年、FC琉球へ完全移籍[8]

代表

2014年6月、北朝鮮代表合宿に参加するメンバーに初招集[9]。同年9月、アジア競技大会U-23朝鮮代表に選出され[1]、全6試合に出場して準優勝に貢献した。

2015年、AFCアジアカップ2015のメンバー入りを果たし、初戦のウズベキスタン戦でA代表デビュー。アンカーとして守備に奮闘したが、第2戦のサウジアラビア戦ではPKをハンドで献上して退場になるなど2失点に絡み、チームは連敗でグループリーグ敗退が決まった[10]

2017年9月5日、平壌で行われたAFCアジアカップ2019・3次予選レバノン戦で代表初得点を決めた。12月、EAFF E-1サッカー選手権2017の北朝鮮代表にも選ばれ3試合に出場した。

2019年10月、2022 FIFAワールドカップカタール大会予選の韓国戦へ出場[11]。試合は平壌で無観客で行われた。

人物

井林章と並んでサッカー界きってのアニメオタクとして知られ、井林からは「アニメオタクとしてはアクティブ」と評される。きっかけは「中学時代に『新世紀エヴァンゲリオン』が再ブレイクしたため見始めた」ことで、大学時代にはアルバイト先の同僚にアニメ好きが多かったため、どっぷりはまることになったという[12]。声優オタクでもあるため、アニメ選びについては「各クールのラインナップが出揃ったところでまず声優をチェックする」という[12]

東京ヴェルディ在籍時の応援歌は自身がファンだと公言しているアニメ「デュラララ!!×2 結」のオープニング曲。

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2013 徳島 28 J2 1 0 - 0 0 1 0
2014 J1 5 1 3 0 1 0 9 1
2015 長崎 7 J2 27 3 - 1 1 28 4
2016 20 1 - 1 0 21 1
2017 讃岐 17 23 2 - 1 0 24 2
2018 東京V 26 4 - 3 2 29 6
2019 25 4 - 0 0 25 4
2020 琉球 9 38 0 - 0 0 38 0
2021 27 1 - 0 0 27 1
2022 -
通算 日本 J1 5 1 3 0 1 0 9 1
日本 J2 187 15 - 6 3 193 18
総通算 192 16 3 0 7 3 202 19

その他の公式戦

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 20試合 1得点 (2015年 - )


北朝鮮代表国際Aマッチ
出場得点
2015 2 0
2016 0 0
2017 7 1
2018 0 0
2019 11 0
通算 20 0
開催年月日 開催地 スタジアム 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2017年9月5日 朝鮮民主主義人民共和国の旗平壌 金日成競技場 レバノンの旗 レバノン △2-2 AFCアジアカップ2019・3次予選

脚注

  1. ^ a b ヴォルティスMF・李栄直 アジア大会北朝鮮代表徳島新聞社、2014年9月7日
  2. ^ a b VOICE Vol.55 李 栄直徳島ヴォルティス オフィシャルサイト、2013年
  3. ^ 【サッカー部】李栄直(公営4年)、J2徳島ヴォルティスへ入団決定!!大阪商業大学 スポーツセンター、2013年1月23日
  4. ^ 李 栄直選手 新加入決定のお知らせ徳島ヴォルティス オフィシャルサイト、2012年12月29日
  5. ^ イ ヨンジ(李 栄直)選手 完全移籍加入のお知らせV・ファーレン長崎、2014年12月24日
  6. ^ 李 栄直選手 V・ファーレン長崎より完全移籍加入内定のお知らせカマタマーレ讃岐、2016年12月30日
  7. ^ E-1選手権の日本戦にも出場、讃岐の北朝鮮代表DF李栄直が東京Vに完全移籍ゲキサカ(2017年12月16日)
  8. ^ 李 栄直 選手 2020シーズン完全移籍加入のお知らせFC琉球、2020年1月7日
  9. ^ 李 栄直選手 朝鮮民主主義人民共和国代表合宿参加のお知らせ徳島ヴォルティス オフィシャルサイト、2014年6月19日
  10. ^ PK献上&退場… 大敗を真しに受け止める北朝鮮の2人のJリーガーGoal.com、2015年1月14日
  11. ^ 北幸多 (2019年11月29日). “平壌での韓国との無観客試合に出場した在日朝鮮人Jリーガー李栄直”. コリアワールドタイムズ. 2020年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月11日閲覧。
  12. ^ a b 東京Vのアニオタ二人が語り尽くす!今年のベスト作品は「僕のヒーローアカデミア」「ヲタクに恋は難しい」【ピッチでは見せない別の顔:井林 章・李 栄直編】 - Jリーグ・2018年11月15日

関連項目

外部リンク