忍者じゃじゃ丸くん
ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | ジャレコ |
発売元 | ジャレコ |
人数 | 1〜2人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1985年11月15日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(Everyone) |
『忍者じゃじゃ丸くん』(にんじゃ じゃじゃまるくん)は、ジャレコより1985年11月15日に発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲーム。
また、2006年12月26日にWiiのバーチャルコンソールとして配信を開始した。
概要
『忍者くん 魔城の冒険』 (UPL、以下「前作」) のスピンオフ作品で、忍者くんの弟じゃじゃ丸くんが手裏剣などで敵を倒していく。忍法で呼び出す巨大カエルのガマパックンはプレイヤーの度肝を抜いた。最初に「○○登場」と縦書きで敵の名前を示すのも目新しかった。全21シーン(ステージ)で構成されている。
ゲームストーリー
裏切り者のなまず太夫にさくら姫がさらわれた!兄の忍者くんは修行の最中のため、弟のじゃじゃ丸が彼女を救出すべく一人立ちあがる。果たしてじゃじゃ丸は妖怪軍団を倒し、さくら姫を救うことができるだろうか…!?
ゲームシステム
ステージ内にいる8体の敵をすべて倒せばクリアとなる。単発の手裏剣と、ジャンプによる体当たりで敵を気絶させる攻撃方法は前作を踏襲しており、各シーンに激しく攻撃してくるボス格の敵が1体いる点も同じ。
前作とは異なりステージは横スクロールで、全長に亘って4階構造になっている。独自要素として、ジャンプによる頭突きで床の一部が破壊できるようになっており、その中に透明薬やトロッコといったアイテムが隠されている。なお、前作と異なり床はすり抜けることができず、階層の移動はこの穴からしか行うことができない。このため本作では十字キーを入れずにジャンプすることで垂直ジャンプもできるようになっている。
一定条件を満たせば最強の忍法ガマパックンが登場。ガマパックンに乗り、その面の敵すべてを金縛りにして食べてしまうことができる。さくら姫が落とす桜の花びらを3枚集めると、ボーナスステージに行ける。またファミコン版では7面でさくら姫の下でジャンプすると、25万7000点という大ボーナスがもらえる。
アイテム
この節の加筆が望まれています。 |
- トロッコ
- 一定時間トロッコに乗り込み、敵を触れただけで轢き殺せるようになる。
- 薬ビン
- フラスコのような瓶に入っている薬。一定時間透明になり、無敵状態となる。ただし体当たりで敵を気絶させる事も出来なくなる。
- スーパー手裏剣
- 赤い手裏剣。手裏剣の射程距離が伸び、画面の半分ほどの距離を飛ぶようになる。「じゃじゃ丸の大冒険」と違い、敵を貫通はしない。
- 赤玉
- 赤い玉。一定時間じゃじゃ丸くんの移動速度が劇的に速くなる。
- 小丸くん
- 小さな忍者の人形のようなアイテム。じゃじゃ丸くんが一人追加される。
- 金小判
- 得点ボーナス(大)。
- 銀小判
- 得点ボーナス(小)。
- バクダン
- 罠アイテム。取ると爆発してミスになる。
敵キャラクター
- おゆき
- 氷剣を撃ってくる雪女。最初に登場する敵。続編である「じゃじゃ丸の大冒険」や「じゃじゃ丸忍法帳」にも登場する。
- クロベエ
- 鎌型手裏剣を撃ってくるカラス天狗。武器の発射間隔がおゆきより短い。「じゃじゃ丸忍法帳」にも登場する。
- カラカッサ
- 下駄を撃ってくる唐傘お化け。頻繁に跳ね回りじゃじゃ丸を気絶させようとする。続編である「じゃじゃ丸の大冒険」にも登場する。
- ヘドボン
- 骨を撃ってくる黒装束を着た骸骨。武器スピードが速い。続編である「じゃじゃ丸の大冒険」にも登場する
- ピン坊
- 目玉を撃ってくる一つ目小僧。気絶させないと倒せない。
- カクタン
- 壁を撃ってくる塗壁。ピン坊と同じく、気絶させないと倒せない。
- 皿女
- 皿を頭に被った女幽霊。武器は皿。AC版とWindowsPC版でおゆきの代わりに登場する。
- 百目
- 続編「じゃじゃ丸の大冒険」に登場したものと同一デザイン。AC版とWindowsPCでピン坊の代わりに登場する。「じゃじゃ丸忍法帳」にも登場する。
- 火の玉
- 同じ段に長時間いるかタイマーが0になると出現する。倒せないうえしつこく追いかけてくる。やり過ごしても何度でも出現する。
- なまず太夫
- 妖怪軍団の親玉。通常ステージではさくら姫とともに画面上部にいる。タイマーが少なくなると爆弾を落として邪魔してくるが、倒すことはできない。ボーナスステージではじゃじゃ丸がいる地面に向かって火の玉を降らせてくるが、このときは手裏剣で倒すことができる。ステージを追う毎に最大4人まで人数が増える。
シリーズ & 移植作
- 忍者じゃじゃ丸くん(1985年、ファミリーコンピュータ/任天堂VS.システム/1986年、MSX)
- じゃじゃ丸の大冒険(1986年、ファミリーコンピュータ)
- じゃじゃ丸忍法帳(1989年、ファミリーコンピュータ)
- じゃじゃ丸撃魔伝(1990年、ファミリーコンピュータ)
- おいらじゃじゃ丸!〜世界大冒険〜(1990年、ゲームボーイ)
- 忍者じゃじゃ丸〜銀河大作戦〜(1991年、ファミリーコンピュータ)
- 忍者じゃじゃ丸くん〜鬼斬忍法帖〜(1997年、セガサターン/プレイステーション)
- 元祖じゃじゃ丸くん(1999年、ワンダースワン)
- 忍者じゃじゃ丸くんDX(2003年、携帯電話用アプリ)
- 忍者じゃじゃ丸くん(2003年、Windows 98/98SE/Me/2000/XP、メディアカイト)
- 任天堂VS.システム版の移植。そのためパッケージには「名作アーケード完全復活!」とある。難易度が若干下がり、おゆきが「皿女」に変更になり(グラフィックが異なる)、7面のボーナスが無いなど、ファミコン版との細かな相違点がある。2004年には価格改訂版も発売。
- じゃじゃ丸Jr.伝承記〜ジャレコレもあり候〜(2004年、ゲームボーイアドバンス)
- 忍者じゃじゃ丸くん(2011年8月~12月、携帯電話用ソーシャルアプリゲーム、アイフリーク)