復讐もほどほどに
『復讐もほどほどに』(ふくしゅう - 、原題:The Framed Cat、1950年10月21日公開)はトムとジェリーの短編作品のひとつ。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
作品内容
ある家の台所。テーブルには焼きたてのローストチキンが置かれていた。その家の飼い猫トムが密かにテーブルに忍び寄り、腿肉を一本引き抜いて逃げようとしたが、その弾みでマグカップを落として割り、物音で手伝いさんに気づかれてしまう。焦ったトムはジェリーを呼び出し、腿肉を押し付けて盗み食いの濡れ衣を着せた挙句「トム!この泥棒鼠を追い出しておくれ!」と怯えるお手伝いさんに言われるがままにジェリーを追い出し、まんまとローストチキンの盗み食いに成功する。
しかしあらぬ罪を被せられたジェリーにとっては不愉快で仕方なかった。そんなジェリーの目に飛び込んだのは大きな骨を美味そうにしゃぶるブルドッグのスパイク。ジェリーは「トムめ、この恨み思い知れ」と言わんばかりに報復を企てる決意をした。ジェリーはその骨をトムの手元に寄せつける報復行為を実行、その度スパイクは骨泥棒に仕立てられてしまったトムをしばき上げようとする。
更にジェリーは骨にボルトを埋め、昼寝中のトムの口にU字磁石をくわえさせた。すると磁力により骨がトムの口へ。スパイクが腕ずくで離そうとしても骨はトムの体に引きつけられてしまう。堪忍袋の緒が切れたスパイクは骨共々トムを何処までも追い掛け回すことに。ジェリーはその様子を空き缶の中から楽しげに傍観。報復は大成功…に思えたが、その空き缶も磁力によって引きつけられ、ジェリーもトムvsスパイクの追いかけっこの巻き添えに…。
日本でのテレビ放映
TBS系および他系列で1964年~1990年頃まで時折放映された。DVDにも収録されている。