悲しい悲しい物語

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悲しい悲しい物語』(かなしいかなしいものがたり、原題:Blue Cat Blues, 1956年11月17日)は『トムとジェリー』の作品のひとつ。本作は普段の『トムとジェリー』のようなコメディーとは違い、悲劇である。また、この話はブッチの最終登場話である。


スタッフ[編集]

作品内容[編集]

鉄橋の上にて、トムは鉄道自殺しようとしていた。それを信号機の上から見ていたジェリーは、死に逝く親友を可哀想に思いつつも諦めていた。

ジェリーはトムが自殺をしようと思った経緯を徐に語りだす。それは恋人を金持ちのブッチに奪われた失恋のショックによるものだった。トムが全財産を賭けて宝石付きの指輪を買いプレゼントしても、アルバイトを重ねてやっとの思いで自動車を買ってみせても、ブッチは金の力でそれらを遥かに凌駕する同種のプレゼントを恋人に与え、最終的にブッチと恋人は結婚。親友のジェリーの制止にも耳を傾けず、自分の一生と財産をかけて演じた恋の鞘当てに敗れ、愛にやぶれたトムは生きる希望を失い、死を選んだのだった。

すべてを語り終えたジェリーは「トムと違って自分には愛する彼女がいる」と恋人の写真を眺めて物思いに耽っていた。だがその彼女もまた、別の男と既に結婚していたのだった…。

恋に敗れたみじめなケモノが二匹、仲良く並んで列車を、そして死を待つ姿がそこにあった。

登場キャラクター[編集]

括弧内は日本語吹き替え(TBS版、DVD・VHS版)。

トム
不明(八代駿肝付兼太
この話で彼女を失い自殺をしようとする。
ジェリー
チマ藤田淑子堀絢子
この話では彼がナレーターを演じて、話が進められている。
ブッチ
普段は野良猫として登場することの多いブッチだったが、今作では金持ちである。
トムの恋人
白い雌猫。彼女との出会いがトムを変えてしまった。
ジェリーの恋人
白い雌ネズミ。ジェリーのガールフレンドであるが・・・
別のネズミ
ジェリーの彼女と結婚してしまった。帽子を被っている以外はニブルスに似ている。

日本でのテレビ放映[編集]

TBS系列及び他系列で、1964年1990年頃まで時折放映された。DVDにも収録。

映像との比較[編集]

関連事項[編集]