小寒

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小寒(しょうかん)は、二十四節気の第23。十二月節(旧暦12月1日前後約半月)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が285のときで1月5日ごろ。ではそれが起こるだが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/24(約15.22日)後で1月6日ごろである。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大寒前日までである。

季節

寒さが最も厳しくなる時期の前半。『暦便覧』では「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説明している。

この日から節分立春の前日)までを「(かん。寒中・寒の内とも)」と言い、この日を「寒の入り」とも言う。冬の寒さが一番厳しい時期となる。この日から寒中見舞いを出し始める。

日付

日時 (UT) 日本 中国
2002年 1月5日12:43 1月5日 1月5日
2003年 1月5日18:27 1月6日 1月6日
2004年 1月6日00:18 1月6日 1月6日
2005年 1月5日06:03 1月5日 1月5日
2006年 1月5日11:46 1月5日 1月5日
2007年 1月5日17:40 1月6日 1月6日
2008年 1月5日23:24 1月6日 1月6日
2009年 1月5日05:14 1月5日 1月5日
2010年 1月5日11:08 1月5日 1月5日
2011年 1月5日16:54 1月6日 1月6日

小寒の瞬間の日時 (UT) と、日本中国での日付は表のとおり。

七十二候

小寒の期間の七十二候は以下の通り。

初候
芹乃栄(せり すなわち さかう) : がよく生育する(日本)
雁北郷(かり きたにむかう) : が北に渡り始める(中国)
次候
水泉動(すいせん うごく) : 地中で凍った泉が動き始める(日本)
鵲始巣(かささぎ はじめて すくう) : が巣を作り始める(中国)
末候
雉始雊(きじ はじめて なく) : 雄のが鳴き始める(日本)雊は{句隹}
野鶏始雊(やけい はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める(中国)

前後の節気

冬至小寒大寒