宮城教育大学附属中学校
宮城教育大学附属中学校 | |
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国公私立 | 国立学校 |
設置者 | 国立大学法人宮城教育大学 |
設立年月日 | 1947年 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 2学期制 |
所在地 | 〒980-0011 |
宮城県仙台市青葉区上杉六丁目4番1号 北緯38度16分38.2秒 東経140度52分33.2秒 / 北緯38.277278度 東経140.875889度座標: 北緯38度16分38.2秒 東経140度52分33.2秒 / 北緯38.277278度 東経140.875889度 | |
外部リンク | 公式サイト |
プロジェクト:学校/中学校テンプレート |
宮城教育大学附属中学校(みやぎきょういくだいがくふぞくちゅうがっこう)は、宮城県仙台市青葉区上杉六丁目にある、宮城教育大学附属の中学校。宮城教育大学には附属高等学校がないため、エスカレーター式で進学することは出来ない。
概要
同一敷地に宮城教育大学附属小学校、同附属幼稚園があり、東北大学「明善寮」を挟んで北側には仙台市立上杉山中学校がある。また、道路を挟んで西隣には東北大学農学部、附属幼稚園及び小学校グラウンドの東隣には宮城県立視覚支援学校、宮城県視覚障害者情報センター(旧宮城県立点字図書館)があり、本校がある地域は複数の教育機関からなる文教地区である。
古くから2学期制を導入しており、かつては全国でも珍しい「秋休み」がある学校として注目された。しかし2002年より仙台市内の公立小中学校が全て2学期制に移行したため、「2学期制の学校」としての注目度は現在では無いに等しい。
制服はブレザーであり、男子はネクタイ、女子はリボンが指定されている。色はグレー(俗に「ゴマ」と呼ばれる)・金(俗に「金ネク」と呼ばれる)の2つから1つを選ぶ形式になり、入学式や卒業式などの学校行事の際には金が指定される。しかし、金ネクタイを忘れないために、常時金ネクタイをつけている生徒がほとんどである。
校内で実技教科があるときは、濃い青色の体育ジャージを着用する。 ちなみにジャージの中には「長袖トレーナー」なるものがあり、これは特に定められてはいないが、冬の着用が一般的になっている。
本校の所在地である上杉六丁目南部は宮城教育大学附属3校園及び宮城県立視覚支援学校の日照権を確保するため、建築制限が他の地域より厳しくなっている。このため、本校南に林立するマンション群は総て最高7~8階程度の低・中層マンション(4階建てのマンションもある)となっている。
沿革
- 1947年(昭和22年) - 宮城師範学校男子部附属中学校、同女子部附属中学校として創設
- 1950年(昭和25年) - 東北大学宮城師範学校附属中学校として統合
- 1951年(昭和26年) - 東北大学教育学部附属中学校
- 1967年(昭和42年) - 宮城教育大学教育学部附属中学校
入学
宮城教育大学附属中学校は、生徒のほとんどが附属小学校の生徒で外部からの入学は少ない
サークル活動
本校には「部活動」というものがなく、代わりに「サークル活動」というものがある。
平成15年度夏より部活動が廃止され、サークル活動に引き継がれたが、この際、部活動廃止に反対して部活動のある公立の中学校へ転校してしまった生徒もいた。部活動廃止以前は各部で県内の中学総合体育大会で強豪校の位置にいたのだが、廃止以後は生徒の体力・資本的負担が大きくなってしまった。そのため、廃止直後の主力部員が公立の中学校へ転校してしまうか、退部してしまう部員も多く、弱体化が進んでしまった。しかし、現在では一部サークルが県内屈指の強豪校として恐れられている。(例えば、平成17年にはサッカーサークルが東北大会出場、陸上サークルでは3年連続東北大会出場者を出しており、水泳サークルでは平成21年に全国大会優勝者を出している。) サークル活動は、一週間に2、3回の活動があり(活動がない週もある)、運動サークルと文化サークルがある。
生徒の加入は自由であるが、ほとんどの生徒が加入する。 なお、複数のサークルに所属することはできない。
サークル活動の理念として、「生徒による運営」が掲げられているが、実際は様々な面で行動に制限が設けられるため、生徒による運営はほとんどできないのが実情となっている。
生徒がサークル全体の運営をする機関として、「サークル検討委員会」というものがある。 これは、生徒会総務と、運動サークル長(運動サークルの部長たちの代表)、文化サークル長(文化サークルの部長たちの代表)で構成される。
委員会活動
委員会は生徒会総務を中心に活動している 学級委員が務める学年委員会、 保健委員会、 図書委員会、 整美委員会、 放送委員会、 生活規律委員会、 編集委員会、 全活委員会、 福祉委員会、 応援団幹部、 の全10委員会がある。
特別委員会は スポ大実行委員会、 合唱祭実行委員会、 附中祭実行委員会、 送別会実行委員会、 選挙管理委員会 に加えて、総合の委員会(各学年ごと)がある。
進学実績
県内トップ校である仙台二高、宮城一高(旧・宮城一女)に進学する者が多く、県内で最も偏差値が高い進学校である。 特に仙台二高への進学率は県下で最も高い年も度々ある。しかし、今後H20年度から仙台市立仙台青陵中等教育学校の開校や、H21年度から募集を開始する宮城県仙台二華高等学校の附属中学校の開校がどの程度影響するのか、また宮城県の公立高校全県一学区制の導入で、今後同校への志望者の動向がどうなるか戦々恐々である。
一方で、外部進学者をあまり多く受け入れたくない方針のため、例年100人前後の受験生が入学試験を受けるが、実際に合格するのは約10~20人ほどであり、倍率は10倍以上になる年も多々ある。二次試験は抽選のため高い学力が備わっていても不合格になるケースが少なくない。
その他開成高等学校、東京学芸大学附属高等学校、函館ラ・サール高等学校など、県外の有名私立高校への進学者も毎年現れる。
主な出身者
- 角谷正彦 - 元国税庁長官
- 梅原克彦 - 前仙台市市長
- 小野次郎 - 政治家(参議院議員)
- とよたかずひこ - 絵本作家
- 名護ひと美 - Date fmアナウンサー
- 岩田華怜 - AKB48※途中で転校
交通アクセス
附属小学校・中学校では自家用車での送迎を禁止しており、児童・生徒はほぼ全員バス、地下鉄、JR仙山線を利用して通学している。送迎が禁止されている理由は、池田小学校児童殺傷事件の影響で自動車の校内道路への入構を制限していること、周辺道路(北七番丁通り、中杉山通り)は狭い道に歩道を整備しているため送迎による駐停車を行うと近隣住民に迷惑がかかるからである。
系列校
普通学校 | 特別支援学校 | |
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高等学校 | - | 宮城教育大学附属特別支援学校高等部(北緯38度15分38.2秒 東経140度50分3.8秒) |
中学校 | 宮城教育大学附属中学校(北緯38度16分38.2秒 東経140度52分33.2秒) | 宮城教育大学附属特別支援学校中学部 |
小学校 | 宮城教育大学附属小学校(北緯38度16分41秒 東経140度52分32.6秒) | 宮城教育大学附属特別支援学校小学部 |
幼稚園 | 宮城教育大学附属幼稚園(北緯38度16分39秒 東経140度52分37.4秒) | - |
キャンパス | 上杉キャンパス | 青葉山キャンパス |