日照権

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日照を阻害するマンション建設に対する反対運動

日照権(にっしょうけん)とは、建築物の日当たりを確保する権利のこと。近隣に、マンションなど高層の建築物が立てられ、日当たりが阻害されることが予想される場合に、仮処分申請や損害賠償訴訟を起こす根拠となる。日本では法政大学法学部五十嵐敬喜教授が提唱し定着させた。

日照権の基準[編集]

日影図と市町村の条例等(いわゆる日影規制)を照査し、基準を上回っている場合、下回っていたとしても周囲の環境などから受認レベルを超えている場合には、裁判等を通じて日照権の確保(高さ制限や建物の形状変更等)、損害賠償などが認められる可能性がある。なお、後者については、受忍の範囲が個別の具体的な事案毎に異なっており、建築主側の紛争回避に向けた努力や住民側の歩み寄りの姿勢如何で、判決内容に大きな差が出る。

落語の演目[編集]

5代目春風亭柳昇作の新作落語

高層マンション建設の計画が浮上し町内会が開かれる。町会長が「日照権が侵害されます。」と説明して意見を尋ねるが、「どうせ私は夜勤なので、昼暗いほうがありがたい。」と自分勝手な事を言う者、「太陽が南から照るから日照権が起るのでしょ。どうです。太陽を北から照らせては。」と馬鹿馬鹿しい意見を言う者。「そんなら、こっちもマンション建てりゃあいいんですよ。丁度100万円あるんだから。」と無責任な者ばかりで話がまとまらない。魚屋が地主に抗議に行っても逆に丸め込まれ入居してしまい、弁が立つと見えた者は憲法民事訴訟法など振りかざすがチンプンカンプンの意見でみんな呆れてしまう。

1970~80年代にさかんに言われだした環境権をテーマとしている。古典落語の『五人廻し』『近日息子』『抜け裏』などの演目の影響が見られる。

関連項目[編集]