コンテンツにスキップ

大和田駅 (北海道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Nisanyongo (会話 | 投稿記録) による 2012年6月3日 (日) 11:23個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎歴史)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

大和田駅
大和田駅舎(2004年6月)
おおわだ
Ōwada
藤山 (4.2 km)
(5.9 km) 留萌
所在地 北海道留萌市大和田3丁目
北緯43度54分49.20秒 東経141度41分50.58秒 / 北緯43.9136667度 東経141.6973833度 / 43.9136667; 141.6973833
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 留萌本線
キロ程 44.2 km(深川起点)
電報略号 ワタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1910年明治43年)11月23日
備考 無人駅
テンプレートを表示

大和田駅(おおわだえき)は、北海道留萌市大和田3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線電報略号ワタ

駅構造

単式1面1線のホームを持つ地上駅。車掌車改造の駅舎がある。駅員無配置駅。自動改札機設置なし。

ホーム(2004年6月)

駅周辺

大和田の集落がある。国道が駅裏に切り替えられたため道路が細い砂利道となり、駅が街外れの人気のない場所になってしまっている。

歴史

1977年の大和田駅と周囲約500m範囲。右上が留萌方面。島式1面2線、木造駅舎は健在でホーム上には待合室もある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

当駅は大和田炭砿の所有者大和田荘七の寄付により、運炭を目的として開設された。

  • 1907年(明治40年) - 近隣の大和田炭砿及び斎藤炭山から留萌港へ馬車鉄道敷設[1]
  • 1910年(明治43年)11月23日 - 開業。一般駅。
  • 1918年(大正7年)- 1924年(大正13年)の間 - 北海炭業大和田炭砿が当駅に積込場を設置。留萌港への馬車軌道を廃止し、当駅積込場までに切り替え[2]
  • 1925年(大正14年) - 大和田炭砿閉山。
  • 1938年(昭和13年)? - 寿炭砿大和田鉱業所が積込場設置及び専用線敷設[3]
  • 1957年(昭和32年)以前 - 寿炭砿専用線廃止[3]
  • 1960年(昭和35年)9月15日 - 貨物扱い廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物扱い廃止。出改札業務廃止(連査閉塞運転要員はそのまま配置) 。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 閉塞合理化により無人化。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。

脚注

  1. ^ 北海道鉱業概要 大正7年発行 大和田炭砿より。1915年(大正4年)留萌市街地図に「大和田炭砿軽便軌道」が記載。大和田方面より留萌市街中心を通る現・国道231号線上を、留萌港に向けて敷かれている。新留萌市史によれば、斎藤炭山も大和田炭砿に並行して馬車鉄道を設けたため、両者で取り決めを交わして複線運用を行なっていた。後に斎藤炭山は大和田炭砿に吸収合併された。
  2. ^ 北海道鉱業誌 大正13年発行 北海炭業より。
  3. ^ a b 昭和26年版 全国専用線一覧 作業距離0.4km。なお昭和32年版からは登録されていない。

隣の駅

北海道旅客鉄道
留萌本線
藤山駅 - 大和田駅 - 留萌駅

関連項目

外部リンク