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大人は判ってくれない

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大人は判ってくれない
Les Quatre Cents Coups
監督 フランソワ・トリュフォー
脚本 フランソワ・トリュフォー
マルセル・ムーシー
製作 フランソワ・トリュフォー
出演者 ジャン=ピエール・レオ
音楽 ジャン・コンスタンタン
撮影 アンリ・ドカエ
編集 マリー=ジョセフ・ヨヨット
公開 1959年6月3日 フランスの旗
上映時間 99分
製作国 フランス
言語 フランス語
次作 アントワーヌとコレット
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大人は判ってくれない』(おとなはわかってくれない、原題:LES QUATRE CENTS COUPS、直訳すると『400回の殴打』)は、フランソワ・トリュフォー監督の最初の長編映画。

『ある訪問者』、『あこがれ』などの短編映画を手がけた後、1959年に発表したトリュフォー自身の幼少時代の自伝とも言うべき作品。 全編モノクロ。

これを見たジャン・コクトーは「わがフランソワ君、君の映画は傑作である。奇跡のようなものだ。親愛のキスを送る」という賛辞を彼に送った。

同年、当時の文化大臣 アンドレ・マルローの推薦を受けてカンヌ国際映画祭に出品し、監督賞を受賞。一躍「ヌーヴェルヴァーグ」の旗手として知られるようになる。

そしてこの作品の成功に続き、いわゆる「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズを次々と発表する。

あらすじ

12歳のアントワーヌ・ドワネルにとって、毎日は苦痛の連続であった。学校では成績も悪く、いたずら好きで先生に叱責される。家では厳しい母親と、稼ぎも少なくうだつの上がらない父親に囲まれた息の詰まる生活。寝袋にくるまって両親のケンカを聞かされる日々。

そんな彼の楽しみは映画を観ることだけだ。しかしある日、授業の作文で「バルザックの盗作だ」と叱られ、学校を停学になる。居場所がなくなった彼は、家を飛び出してしまう……。

キャスト

解説