多良間島
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多良間島 | |
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多良間島(手前)と水納島(奥) | |
所在地 | 日本(沖縄県宮古郡多良間村) |
所在海域 | 東シナ海 |
座標 | 北緯24度39分28秒 東経124度42分01秒 / 北緯24.65778度 東経124.70028度座標: 北緯24度39分28秒 東経124度42分01秒 / 北緯24.65778度 東経124.70028度 |
面積 | 19.75 km² |
海岸線長 | 19.0 km |
最高標高 | 34.2 m |
プロジェクト 地形 |
多良間島(たらまじま)は、宮古島と石垣島の中間に位置する島である。行政区分としては、全島が沖縄県宮古郡多良間村に属する。
地理
宮古列島の南西端に位置し、東方にある宮古島との距離は約67km、西方にある石垣島との距離は約35kmである。また、多良間島の北方8kmには水納島がある。
東西約6km・南北約4.3kmのほぼ楕円形をした島で、面積は約19.75km²[1]で沖縄県の島で11番目の大きさである。隆起サンゴ礁からなるため、島全体が平坦で山や河川はない。最高点は北部にある八重山遠見台の34.2m。島の周囲は砂浜に囲まれ、サンゴ礁が発達している。
気候
熱帯雨林気候(Af)に属する。
- 最寒月平均気温 18.4°C(1・2月)
- 乾燥限界 616mm<年平均降水量 2036.1mm
- 最少雨月降水量 112.7mm(7月)
産業
島のほとんどが耕作地で、サトウキビ栽培や肉用牛の飼育が行われており、特に黒糖では単位面積あたりの収穫量が沖縄県内で最多となっている[2]。一方で漁業はあまり盛んではなく[3]、近年まで漁港整備も進んでいなかった。なお、リゾート開発が行われていない等、観光産業は発達しておらず、島を訪れる観光客は少ない[4]。
島の名産品には黒糖やヤギ料理、ぱなぱんびん・うーやきがーす・たらまんぼーなどの菓子がある。また、近年は島で昔から作られてきたササゲ(島では黒アズキ、黒豆などと呼ばれている)の栽培が盛んになってきており、「たらま黒豆」として販売されている。
交通
道路
国道・主要地方道はなし。一般県道は村役場と前泊港を結ぶ沖縄県道205号多良間多良間港線のみ。かつてほかに沖縄県道233号塩川仲筋線があったが、県道としては2013年3月に廃止された。
港湾
- 普天間港:島の南東部にある。多良間海運が運航する宮古島(平良港) - 多良間島間のフェリーが発着する。所要時間2時間。
- 前泊港:島の北部にある。かつての宮古島平良港行きフェリー発着港で、水納島へのチャーター船が発着するほか、小型船の利用が中心。2015年4月27日に浮桟橋の供用が開始された[5]。
- 多良間漁港:島の南部にある第1種漁港。
空港
- 多良間空港:琉球エアーコミューターが宮古空港との間で運航する。所要時間20分、1日2便。
島内交通
名所・旧跡・観光スポット・祭事
- たらまゆがぷうランド
- 先島諸島火番盛(宮古遠見、八重山遠見、水納遠見) - 国の史跡
- ふるさと海浜公園
- 多良間の豊年祭(八月踊り) - 国の重要無形民俗文化財
- たらま島一周マラソン(毎年11月に開催)
脚注
- ^ 多良間島の基礎データ(沖縄県企画部地域・離島課)
- ^ 『日本の島ガイド SHIMADAS』(財)日本離島センター、2004年、1263頁
- ^ 2000年度の国勢調査における、全就業者中の漁業従事者の割合は1%(『日本の島ガイド SHIMADAS』(財)日本離島センター、2004年、1263頁)
- ^ 2002年3月~2003年2月の来島者は9,900人(『日本の島ガイド SHIMADAS』(財)日本離島センター、2004年、1263頁)
- ^ 前泊港浮き桟橋が完成/多良間 宮古毎日新聞、2015年5月1日
- ^ 沖縄総合事務局陸運事務所『平成26年版業務概況 (PDF) 』、p.34、「自家用自動車有償運送登録一覧表」を参照