国鉄タキ24100形貨車

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国鉄タキ24100形貨車
タキ24100形タキ24100 1994年8月4日 茶志内駅
タキ24100形タキ24100
1994年8月4日 茶志内駅
基本情報
製造所 日本車輛製造
製造年 1973年(昭和48年)
製造数 16
消滅 2001年(平成13年)
常備駅 本輪西駅
主要諸元
車体色
専用種別 軽質ナフサ
化成品分類番号 32
軌間 1,067
全長 14,330
全幅 2,720
全高 3,859
タンク材質 耐候性高張力鋼
荷重 35
実容積 54.6
自重 18.8
換算両数 積車 5.5
換算両数 空車 1.8
台車 TR41E
軸距 10,130
最高速度 75
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国鉄タキ24100形貨車(こくてつタキ24100がたかしゃ)は、1973年(昭和48年)に製作された、軽質ナフサ専用の 35 t貨車タンク車)である。

私有貨車として製作され、日本国有鉄道(国鉄)に車籍編入された。1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に車籍を承継された。

概要

タキ24100形は、1973年(昭和48年)1月7日に、日本車輛製造にて全車16両(タキ24100 - タキ24115)が製作された。

落成当時の所有者は、日本石油の1社のみであった。

1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号32」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合1(大))が標記された。

1981年(昭和56年)11月9日に全車16両が日本石油輸送へ名義変更した。

常備駅は落成時より一貫して本輪西駅であった。晩年には、本籍は変わらず本州で運用された車も存在した。

タキ17000形の派生形式であり、1ロットの製造のみのため形態の変化のない形式である。キセ(外板)付き、ドーム無しタンク車であり、荷役方式はマンホールより上入れ、吐出管による下出し式である。

積荷の軽質ナフサは、低比重 (0.64) のため本形式のタンク容積 (54.6m³) は、日本のキセ(外板)付きタンク貨車の中で最大容積であった。

塗色は、であり、全長は14,330mm、全幅は2,720mm、全高は3,859mm、軸距は10,130mm、自重は18.8t、換算両数は積車5.5、空車1.8、最高運転速度は75km/h、台車は12t車軸を使用したTR41Eである。

最後まで在籍した15両が2001年平成13年)度に廃車になり形式消滅した。

参考文献

  • 鉄道公報
  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目