世志凡太

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世志 凡太(せし ぼんた、1934年1月4日 - )は、日本の作曲家作詞家俳優コメディアン。演出家。本名は市橋健司(いちはし・けんじ)。東京都豊島区出身。芸名は、フランス語の「C'est si Bon.」(セシボン・とってもいいの意)から来ている。 女優の浅香光代と35年間生活を共にする。浅草喜劇人協会会長。 

来歴・人物

1957年に「原信夫とシャープス&フラッツ」にベース奏者として参加[1]。渡邊プロに所属しバンドマンとして活躍した他、同時期にコメディアンとして「てなもんや三度笠」などのテレビ番組や、クレージーキャッツ主演の映画、東宝・松竹の喜劇映画、NHKの音楽番組等に出演する[1]

1972年、株式会社市橋プロモーションを設立。音楽プロデューサーとしてフィンガー5を世に送り出した他、せんだみつおなど、タレントの育成にも力を注ぐ[1]。作詞・作曲家としても100曲を超える作品を制作、田端義夫など多数の歌手に提供している。この他、自治体や学校の校歌の作曲、トークショーや舞台、ライブハウス、ラジオ、テレビ等でコメディアンとして活躍している。

2005年1月、妻・浅香とのデュエット曲「あんたがストレス」をバップよりリリース。執筆活動も、PHP研究所発行「歴史街道」に2002年1月号〜2004年4月号まで「昭和たまさか芸能人生」などを手がけている。

2006年、(株)ファインズインターナショナルと共同企画でラジオ番組「世志凡太の半分ジョーダン」を制作、茨城放送で、毎週月〜金曜日12:20から放送を開始した。

子どもたちの活字離れ、文学離れを憂いて2007年、森繁久弥が担当したNHKラジオ「日曜名作座」的な番組をCD発売している。

銀座博品館劇場にて「世志凡太と仲間たちコンサート」を定期的に開催している[1]。また常打ち小屋「浅草雷ゴロゴロ会館」では、2020年正月公演まで連続公演、2021年は新型コロナウイルスの影響により連続公演を中止した。2020年は、TV朝日系「徹子の部屋」、NHKBS「阿部定事件」などに出演している。

2020年、浅香光代逝去により、長年愛されてきた浅草の自社ビルを売却。

2021年、浅香の18番だった長谷川伸原作「一本刀土俵入り」の利根川にほど近い取手の宿の安孫子屋。の物語に因み、長年のスポンサー(株)ファインズインターナショナルの協力を得て(株)市橋プロモーション茨城県龍ケ崎市に、また、自宅を取手市に移し、舞台、執筆、講演を行っている。

主な出演作品

テレビドラマ

映画

脚注

  1. ^ a b c d 「Pickup Interview 世志凡太」『別冊映画秘宝 円谷プロSFドラマ大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年、97頁。ISBN 978-4-8003-0209-0 

外部リンク