ミステリーボニータ

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ミステリーボニータ
ジャンル 漫画雑誌
刊行頻度 月刊(毎月6日発売)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 600円
出版社 秋田書店
編集長 齋藤功衛[1]
雑誌名コード 18439
刊行期間 1988年5月 -
ウェブサイト http://www.akitashoten.co.jp/bonita
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ミステリーボニータ』は、秋田書店が発行している月刊少女漫画雑誌。発売日は前月6日だが、都合により5日(或いは4日)に発売されることもある。

概要

1988年5月、『ボニータ』の派生誌として創刊された。主にホラーミステリーアクションファンタジー歴史時代物SFなどの長編作品を掲載。1996年に『ボニータ』が休刊となった際に同誌の連載作品を引き継いだため、本来の雑誌のカラーだったホラーミステリーに加えて多彩なジャンルの作品が連載されることとなった。

2013年4月号よりリニューアルを敢行し、『九 neuntote』、『パレードはどこへ行くの?』、『クジラの子らは砂上に歌う』、『アンの世界地図〜It’s a small world〜』など新連載を順次開始。この他、ロゴの変更やページ増など誌面改革を実施しており、他社の少女誌で活躍する結賀さとる、奈々巻かなこ、吟鳥子、白井弓子などの起用も増えている。 宝島社の漫画紹介ムックこのマンガがすごい!』2015年版オンナ編において、『クジラの子らは砂上に歌う』が第10位、『パレードはどこへ行くの?』が第47位にランクインした。

2016年、長岡良子と九条タカオミのこれまでの作品は絶版になったため、HPのデータからコミックスの情報が削除された。

2018年、「プリンセスGOLD」の電子書籍専売に伴い、『ケルン市警オド』が6月特大号、『白妖(びゃくよう)の娘』が7月特大号より移籍。

2019年、「Unlimited」「群青のアンサンブル」「写楽心中」を10月号よりコミックスと同じタイトルに改題した。

2020年1月号より再びリニューアルが行われた。誌名のロゴと表紙デザインを一新し、よりミステリー作品に特化した誌面を展開する。希望賞品の画像が掲載された折りたたみのページが無くなり、アンケートのページに賞品の名称だけが記載されている。また、2号連続で『9番目のムサシ』が表紙を飾る1月号・2月号を並べると1枚の絵となり、新連載開始記念企画の2月号の特別付録として創刊以来初の卓上「ムサシ名場面」カレンダーの表紙絵となっている。

『プリンセスGOLD』が2020年1月16日配信の2月号で休刊となったため、2020年4月号より『やじきた学園道中記F(ファイナル)』の移籍新連載がスタートした。

2020年9月特大号よりコバルト文庫炎の蜃気楼(ミラージュ)』原作第2巻「緋(あか)の残影」のコミカライズ連載『炎の蜃気楼R(リブート)』が開始された[2]

2021年、2月特大号で『後宮香妃物語』を終了し『月刊プリンセス』に移籍連載することになった。また、「西荻窪 三ツ星洋酒堂」がTVドラマ化され、MBS「ドラマ特区」枠で放送された。

作品により連載間隔が異なっており、毎号に全ての連載作品が掲載される訳ではない。

現在連載中の作品

休載中の作品

過去の掲載作品

以下のリストは作者別の五十音順による記載。

  • 高瀬理恵 - ヴィエンナ・コネクション
  • 高階良子 - 新マジシャン、幻想夜話シリーズ、-クロノス- 漆黒の神話、デスハウス–死の家–、モンスター殺人事件、よろず幻夜館[31]、妖(あや)しの森の幻夜館[32]、眠れる荊棘の… ネムレルイバラノ
  • 高橋美由紀 - 9番目のムサシ(※『きらら16』より移籍)、9番目のムサシ ミッション・ブルー、9番目のムサシ レッドスクランブル、9番目のムサシ サイレントブラック
  • 橘ミズキ - 後宮香妃物語[33][34](原作:伊藤たつき、キャラクター原案:カスカベアキラ)
  • 手代木史織 - キーリ
  • D・キッサン - 告別にはまだ早い
  • 遠野由来子 - 群青のアンサンブル → 群青のアンサンブル ~2年3組の生徒たち~
  • 東山むつき - 炎人、炎人 UNDERWORLD[35]
  • マキノマキ - 大家不動産の優良事故物件[42]
  • 松永江莉子 - オレは篠崎ハルカが嫌いだ、盗賊王子とアラビアの姫君
  • 幹本ヤエ - 十十虫は夢を見る
  • 室長サオリ - ひとっこひとり百鬼の里
  • 森山真臣乳 → 森山まみち - 銀のノルタルヂア-イーハトーブ幻想童話集-

脚注

  1. ^ “恋愛マンガからダークファンタジーまで、26人の編集者が回答”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月31日). https://natalie.mu/comic/column/462518 2022年2月1日閲覧。 
  2. ^ 原作者は桑原水菜、作画は前回「セリエミステリー」(白泉社)で連載された時と同じ浜田翔子
  3. ^ 不定期連載作品。旧シリーズで天界の強制送還を固辞し、愛する人間の青年・麻宮洋と共に地上で生きることを選んだ堕天使・本條聖(セイ)のその後を描く。
  4. ^ 6月特大号より移籍新連載を開始し、偶数月号に掲載する隔月連載。
  5. ^ TVドラマ化が決定した。
  6. ^ P.A.(プライベート・アクトレス)の次世代編。
  7. ^ ミステリーボニータ2022年4月特大号より連載開始。
  8. ^ ミステリーボニータ2022年11月特大号より連載開始。
  9. ^ ミステリーボニータ2022年12月特大号より連載開始。奴隷リタと地理学者イブン・バットゥータの食レポ漫画作品。
  10. ^ 富士見L文庫「ぼんくら陰陽師の鬼嫁」のコミカライズ
  11. ^ ミステリーボニータ2020年2月号より連載開始。不定期連載。
  12. ^ 様々な生き物を擬人化して描く読みきり連作、不定期。
  13. ^ 「闇都市伝説」シリーズのコミックス第3巻に収録されている「見エナイフリ」「見エナイフリ2」が好評を博し、不定期連載になったスピンオフ作品。
  14. ^ ミステリーボニータ2016年8月号 - 2017年10月号、ミステリーボニータ2019年4月号~。
  15. ^ ミステリーボニータ2018年1月号 - 4月号、2019年10月号 - 12月号
  16. ^ ミステリーボニータ2012年12月号掲載の作品で、『クジラの子らは砂上に歌う』で100年以上前に帝国に滅ぼされた王国が存在していた頃の物語。『クジラの子らは砂上に歌う』のコミックス第7巻に収録された。
  17. ^ 梅田阿比の実妹
  18. ^ ミステリーボニータ2018年5月号より連載開始。「クジラの子らは砂上に歌う」を元にした学園コメディ。
  19. ^ 『きみを死なせないための物語(ストーリア)』本編に繋がる前日譚。
  20. ^ コミックスのタイトルは「かみがたり〜女陰陽師と房総の青鬼〜」である。
  21. ^ 当初は偶数月の飛び石連載だったが、その後、不定期連載になった。
  22. ^ 雑誌掲載の上では完結したが、売り上げが芳しくなかったことでコミックスは第1巻だけである。
  23. ^ プリンセスGOLD 2015年9月号の「少女漫画ギャグ&コメディ祭」で掲載された『ぶきっちょ係』(原作:一條マサヒデ 作画:サブ)が元であり、作品のタイトルと作画担当者の名前を改名して連載に移行した。当時の読み切りの再録(画像)と新連載の1話目の2本掲載の二部構成になっている。
  24. ^ 「KEY JACK」シリーズのスピンオフ。御厨秋の協力者である二ノ宮警部が主人公であり、心に傷を負った女性刑事・雫和沙とコンビを組んで事件解決に奔走する。10月号の予告ページでは「雨の檻のサイレン」だったが、改題された。
  25. ^ ※これ以前のシリーズは『ボニータ』掲載、これ以後のシリーズは『プリンセスGOLD』掲載。
  26. ^ プリンセスGOLDの休刊により、ミステリーボニータ2020年4月号より移籍新連載を開始。「用心棒編・又又」。ミステリーボニータからプリンセスGOLDに移籍したが、再び戻って来た。
  27. ^ ルウム復活暦1000年で終幕となった作者のデビュー作「辺境警備」より2年後の東方諸国を舞台にした物語。
  28. ^ デビュー作「辺境警備」最終章より5年後、「逃げる少女〜ルウム復活暦1002年〜」より3年後の北方辺境国のエアドロム王国で武人の家に育ったフィアンナを主人公とする物語。予告では「虚妄の王女〜辺境警備外伝〜」だった
  29. ^ 「神話」と「科学」が織り成す読み切り連作は、第5弾にて完結。
  30. ^ 判読性の悪さから改題された。
  31. ^ 『幻想夜話』(全2話)の第1話の主人公と物理的に分離した3人の副人格のその後を描いた作品。
  32. ^ 『よろず幻夜館』の続編。
  33. ^ 角川ビーンズ文庫「後宮香妃物語」より
  34. ^ ミステリーボニータでの連載は終了し、月刊プリンセスに移籍した。
  35. ^ 最終回直前まで掲載されたが、編集部とのトラブルが原因で事実上終了して未完。
  36. ^ 『咲良の居酒屋歳時奇』の連載終了後、ホラー系web雑誌「ホラーシルキー」(白泉社)に移籍した。
  37. ^ 2017年7月号 - 2019年4月号まで連載。
  38. ^ 時折描かれていた「専門学校編」のシリーズ化作品。
  39. ^ 「パズルゲーム☆プレステージ」の最終話で脳梗塞で倒れた店長に代わり、輿水氏の提案で香月が店長代理を務めることになったミステール編。
  40. ^ 2020年5月2日正午頃、作者が虚血性心疾患により59歳で逝去。そのため、未完。追悼企画と共に第1話を『ミステリーボニータ』2020年8月号の付録に収録される。
  41. ^ 『ダークハンター 〜放課後のふたり〜』の続編。主役の2人が大学生になってからの物語。
  42. ^ ミステリーボニータ2020年1月号よりスタート。不定期連載。
  43. ^ 作者死亡により、未完。

関連項目

外部リンク